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転生したけど世界は無慈悲だった  作者: 無価値
第1章 穏やかな日常
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第0話 転生の産声

 ──ぁ!



「(……?)」



 ──ぁあ!



「(なんだ……?)」



 ──ゃぁあ!



「(意識が遠い、感覚が鈍い、身体が重い)」



 ──おぎゃぁあ!



「(これは、赤ん坊の鳴き声……?)」



 ──おぎゃあああ! 



「(なんだ? なにがどうなっている? 思考が溢れて纏まらない……目も見えない──と言うか開かない。耳は辛うじて聞こえるが水の中にいるかのようで、鼻には何かが詰まっていて窒息してしまいそう。だから溺れてしまわないように手足を使って踠いて、泣き喚きながら必死に口呼吸をしていて……それで、なんだか口の中が血生臭い)」



 ──おぎゃあああ! おぎゃあああ!



「(……ああ、そうか、なるほど。漸く理解した)」



 ──おぎゃあああ! おぎゃあああ! おぎゃあああ!



「(僕は産まれたのか)」



「おぎゃあああ! おぎゃあああ! おぎゃあああ──!」

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