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おまけ、各々の詳細。


社 仁 ジン・ヤシロ

普通の高校二年生として生活していた普通の高校二年生。近所の気の良い兄ちゃんキャラ。

趣味はガンシュー。ガンシューティングゲームの記録を、自分のハンドルネームで塗り替える事。

反射神経とか動体視力とか音感とか嗅覚とか、五感が鋭かったり変に反射神経が良かったりするが、基本的なところは限りなく一般人。

異世界に間違って召喚され、莫大な魔力を与えられて放逐された。

補正は魔力だけ。

作者も首をかしげる程、何故かツンデレに魅入られる。

趣味はDIY。Do It Yourself. 「自分で作ろう」。


運命を破りし者。Doom Breaker。多くの人間が死に至る、という運命を破り、多くの人間の命を繋ぎとめた“英雄”。

それを異界の女神であるツァリに見入られ、彼女の世界に「生き返るチャンス」として召還される。

彼女の世界で、完全に消滅する筈だった魔王の魂を救い、“消滅する魔王”の運命を破ったことで此処に奇跡が成立。

神様に魅入られ、7柱の精霊に祝福され、二度目の奇跡を起した。

その為、現在神霊に近い霊格を取得。

異世界召還されたのは魂と精神。肉体は女神の複製品。ゆえに帰還した後、自分の身体が二つあるという異常事態に見舞われることに。


夏季休校の前日、行動で行われた終業式。

その最中、行動は銃で武装されたテロリスト達によって占拠された。

彼等の要求は仁には判らなかったが、けれども一定時間ごとに彼等が人質を殺そうとしているのは理解した。それを、目の前で生徒が殺されるのを見て理解させられた。

それは名前も知らない誰か。けれども、すぐにわが身に降りかかるかもしれない災厄。

それは仁に訪れなかった。けれども、仁の妹に訪れてしまった。

故に、仁は行動した。近くのテロリストから拳銃を奪い、それを押し付け静かに射殺。気付いた数人も即座に射殺。気付いても此方を発見出来ていないテロリストには、他の生徒に紛れて影から射殺。

最後の最後にへまを踏んで、胸の中心を打ち抜かれた。

けれども、人の鼓動と言うのは定期的に止まるのだ。なら、自然に止まる程度の時間はある。

そんなこじ付けを現実に変えた二秒。仁は全力で、残りのテロリスト全員にヘッドショットを極めた。

そうして、本来テロリストの自爆で全滅する筈だった生徒達は、その大半が命を取り留めるという奇跡を授かった。

そうして、仁は奇跡を起したという功績から、異界の女神に目を付けられた。運命を曲げた英雄は、運命の女神に見初められた。





東の魔女 ヒースフィル

森に住む魔女。その界隈では伝説の魔女として有名。

拳銃一本で世界を回り、傷ついた人々を癒してまわったとか言う伝説。

この世界のナイチンゲールっぽい人。

教会からも支持されるという偉人。魔女と言うか賢者。


彼女の毎日は、朝の森の散歩から始まる。

嘗て大陸に名を馳せた彼女だが、既にその力は衰えに向かっていた。

そんなある日。彼女は珍しい拾い物をする。黒い髪に黒い瞳。森で拾ったのは、真っ黒な少年だった。

少年は女神に出会ったと語る異邦人だった。少年は知識を貪欲に吸収する真綿のような子供だった。

魔女と呼ばれた彼女は、久しぶりに得た、多分最後になるであろう弟子に、渾身の知識を伝授したのだった。




星と運命の女神ツァリ

ジン曰く巨大な目玉。女性の神様で、割と慈悲深いといわれている。

実際にはかなり適当なご婦人。

間違っても「ソレが運命だ」で済ませる。鬼畜。


なにせ運命の女神だ。大体の運命は知っている。

だって運命の女神だ。知っているというか、曲げる事もできる。

だから運命の女神だ。変える事は出来ない。そういうものなのだ。運命とは。

けれどもそんな彼女の前に、運命を破った人間が現れた。

運命の女神たる彼女に、その少年に興味を引かれぬ道理無し。

だから、彼女は少年を助けた。そして、彼女は少年を見続けた。

何せ彼女は運命の女神。少年は運命を破った者。

女神はもしかしたら、少年に惹かれていたのかもしれない。そしてソレを女神が自覚するまで、はたしていかほどの年月が掛かるのか。

彼女の友達はニヤニヤと見守っていた。


愛と命の女神 ニース

知と技術の女神 スーキャ

世界を見守る他二柱の女神。彼女達三柱が最もポピュラーな存在だが、他にも神は存在する。

最近面白くなってきた有人を見て、ニヤニヤするのがニース。

そのニースを見て呆れ、けれども一緒になってツァリを見ているのがスーキャ


彼女達は、彼女達の横に並ぶ彼女の変化に驚いていた。

誰よりも世界を達観していた彼女が、何時に無く、まるで人のように心を弾ませているのが、彼女達には何と無く理解できた。

一体何に興味を示したのかと。そうしてみたのは、何の変哲も無いただの人間だ。

けれども、見ている間にその少年がどれだけ普通で、どれだけそれが面白いかという事を理解させられてしまった。

そして、何よりも面白かったのは、ソレを見守る友達の変化。

何せ彼女は頑固だ。自分の気持ちだって認めるのには時間が掛かるだろう。

だから彼女達は、そんな彼女こそを楽しんでみていたのだけれども。






フレックス・コーウェル

ホワイトリンドブルム学園の経営者にして校長。

若くて強い。魔術剣士。


最強の剣士は悩んでいた。結局は数なのか、と。

けれども数に頼った戦いでは、少なからぬ損耗が出る。損耗とはつまり、人の命だ。

ソレが嫌で、学園を作った。それは今のところ成功している。

けれども、最も大切な教師が足りない。

ひょんな理由から訪れた東の森。伝説の魔女に助力を頼んだのだけれども。

彼女に託されたのは、一人の少年。瞳と髪が真っ黒な、珍しい姿の少年だ。

彼はまだ知らない。この少年が、この世界に風を運ぶ存在だと。

世界もまだ知らない。この少年が、大暴れする未来など。




セシリア・ラインハット

ホワイトリンドブルム学園の戦闘技術担当教師。

武器はムチ。


馬車でであった黒い少年。彼女から見た少年は、どうにも初心な感じだ。

水着みたいなこの鎧姿を見て、そう普通に顔を赤らめられると此方が恥ずかしい。

けれども戦闘は別だ。

彼の魔銃捌きは、彼女のムチ捌きに匹敵する。そう感じて、彼女は少年を自分の教室に引っ張り込んだ。

もくろみは上々。そして彼女は、何時か伝説の教師と呼ばれる事に成るのだけれども。

それもまた、遠い話。




エレイン・ノーム・マクシミリアン

通称金髪。侯爵令嬢。金持ちの傍若無人娘。

仁に敗北て以来、仁を意識するように。

サーベルと魔術を使う魔導騎士見習い。


彼女に逆らう存在は珍しくない。貴族といっても最上位と言うわけではない。

彼女に逆らう存在は、権力で駄目な場合、その腕っ節で強制的に黙らされたのだ。

けれども、初めて彼女に正面からぶつかってきた人間がいた。それが、黒い少年だった。

彼は強かった。

初めは卑怯だとも思った。何せ空から魔術の連射なんて、逆らえる筈もない。

けれども、冷静に考えればわかる。空を飛びながら魔術を連射した? それがどれ程の高等技術か。少なくとも自分には出来ないと、彼女は理解できた。それを理解できる程度には、彼女は世界を知っていた。

そして彼女は知る。彼は白兵でも強いのだ。

そうして、何時しか彼女は彼を目で追うようになっていた。

その感情を彼女が理解できるかは、彼女の努力次第なのだ。


シーファ・マクスウェル

エレインの数少ない有人。

純魔術師スタイルの少女で、杖と魔導書を装備している。

本編で一番目立たなかった、一番腹の黒い子。


少女はソレを信じられなかった。彼女の世界の中心が、その黒に倒されたのだ。

それが信じられず、彼女はその“間違い”を修正しようとした。

けれども、間違いは消えず、徐々に彼女の世界はその姿を変えていった。

いや違う。それは世界が変わったのではなく、彼女の見え方が変わったのだ。

そう気付いたのは、気付かせてくれたのは、あの恐ろしい黒だった。

間違いは無い。本当の真実も無い。ただ事実として、それは其処にある。

ならば知ろう。新しい世界を。自分の真実を。

決めて、少女は歩き出す。自分の世界は自分が中心なのだ、と。


サム・ミズラヒ

騎士志望の青少年。ロングソードと盾を使うデフォ騎士スタイル。

純朴少年。


少年は少女に恋をしていた。けれども勇気が無い。

少年は切に願った。この想いよ届け、と。

馬鹿か。その黒い少年はバッサリと斬って捨てた。

願うなら、動け。届かせたいなら、声高らかに叫べ伝えろよと。

黒い少年は知っていたのだ。神様はいて、この世を見守っている。見守っているだけなのだと。

だから少年は動く事にした。折角の青春を無駄にする心算は無い。

神様見ていてください。僕はやりますよ、と。

ソレを本当に神様が見ていたりするのは、またべつの話。




社 麗火 Reika Yashiro

社家第二子長女。

マルチタスク。才能ありありな少女。剣道が趣味で、有段者。

お兄ちゃん大好きだけど素直になれないツンデレっ娘。

兄とは違って色々な補正が掛かっている。


正義の味方になりたかった。

けれども、正義の味方になれなかった。

お姫様にはなりたくなかった。

けれども、お姫様のように助けられてしまった。

今度こそは。今度こそ、私は誰かを救うんだ。今度こそ、誰も悲しませないんだ。

今度こそ、悲しみたくなんかないんだ。

そんな強迫観念を、正義の味方が打ち砕いてくれた。

大丈夫。お前は沢山の人を助けてるよ、って。お前の背後には、お前が助けた人たちの笑顔があると。

それがどれほど嬉しい言葉だったのか、少女の心を少年は知らない。

だから彼女は少年が好きなのだ。

そう、彼は少女の兄。少女が生まれたときからの、少女のヒーロー。



コーネリア・D・ドッラロード

王国の王女。三女では有るものの、王の寵愛を物凄く受けている。

割と活発な魔術師で、転移でよく城を抜け出し、城下町で遊んでいる。


面白いおもちゃを見つけた。

それは悪魔の如き黒のくせに、まるで御伽噺の勇者の如く。

少し聞けばその正体はすぐ耳に入る。古今東西に走り、民を救って廻っているのだと、噂はその少年を語った。

面白い。面白く思わないはずが無い。

故に少女は少年と言葉を交わした。

そうして少女は成長する。

何時かきっとの、王として。



メイシェン

魔王のホムンクルスを製造する過程で誕生した幼女ホムンクルス。

幼女の癖にホムンクルス故天才。

実は製造過程に仁の血が混ざり、其処に含まれたツァリの加護からツァリが混じっている。

いわば女神の分け身。魔王どころではない、とんでもない物を生み出していたのだけれども、仁は気付いていない。

ツァリはツァリで自分に嫉妬するのも如何かと悩んだり、それでもうらやましく思ったり。冷静に考えてそれが仁と自分の子供に当たると気付いて顔を真っ赤にしたり。魔王? そんなものとっくの昔に消し飛んでます。本当に有難う御座います。

仁に対する呼称は「とうさま」。


気付けば彼女は其処にいた。

気付けば彼女は彼女だった。

彼女は彼女であり、同時に彼女でもあった。

故に彼女は、自らの主が大好きだった。

彼女は彼女であると同時に、彼女ではない。

故に彼女とは違い、素直に好きだと表現できた。

思いっきり甘えて、手伝って、ほめてもらって。

彼女は彼女故に幸せだ。

そんな彼女を見て嫉妬する彼女もいたりして、ソレを見てニヤニヤする彼女達もいた。

けれどもやっぱり、彼女は幸せだったのだ。





装備リスト


魔女の弟子

頭:無し

身体:村人の服

腕:無し

足:革の靴

武器:魔女の魔銃

その他:小道具セット 魔力S 魔術師見習い。


見習い冒険者

頭:無し。

身体:旅人の服

腕:無し

足:川のブーツ

武器:魔女の魔銃・短剣

その他:小道具セット 魔力SS 初心者魔術師


学校修練、旅の準備編。

頭:無し

身体:竜の胸当て 空のコート

腕:竜の腕甲

足:竜の脛当て

武器:竜の砲口・魔女の魔銃・竜骨の剣

その他:小道具セット 魔力SS 中級魔術師



最終装備(前)

頭:精霊の加護×6

身体:竜の胸当て改 空のコート

腕:竜の腕甲改

足:竜の脛当て改

武器:竜の砲口改・魔女の魔銃・竜骨の剣改・魔銃ライフル

その他:小道具セット 魔力SSS 大魔導師


※竜装備

魔力の影響によって自己進化。



最終装備(後)

頭:五行の加護+光と闇の加護

身体:竜の胸当て改 空のコート

腕:竜の腕甲改

足:竜の脛当て改

武器:竜の砲口改・魔女の魔銃・竜骨の剣改・魔銃ライフル

その他:小道具セット 魔力EX 大魔導師 運命を破りし者









・魔女の魔銃

嘗て世界に名を馳せた癒しの魔女ヒースフィルの魔銃。

戦いを嫌った彼女が、友を守る為に手に取った唯一の武器。

銃では有るが、三柱の神へ守りを請う加護が施されている。


・小道具セット。

採取用ナイフ、調理用ナイフ、薬剤セット、鍋、寝袋、その他諸々。


・短剣

忘れ去られた哀れな装備。

竜骨の剣を手に入れた辺りから、亜空間で荷の肥しになっていた。


・竜の装備

竜骨の剣、竜の胸当て、竜の腕甲、竜の脛当て、竜の砲口、竜骨の剣。

偶々倒した竜の素材から作り上げた装備の一式。

注文したのは魔銃:竜の砲口のみ。後は工房で完成した商品を購入した。

生体素材であり、仁の魔力に影響されて成長/最適化する。

剣は殆ど使われなかった可哀想な子。


・魔銃ライフル

割と良い素材でくみ上げられたライフル型の魔銃。

単純に銃としての性能が高く、二丁が生産されている。

一つは仁、一つはコーネリア保有。

魔王の森で魔獣相手にかなり活躍した物の描写無し。哀れ。


・空のコート

嘗て、とある亡国の国宝であり、代々の王が身に纏っていたといわれるマント。

哀れにも裁断され、コートに仕立て直された。

各種魔力に対する高い抗力を持ち、素材も頑丈で鈍程度は刃を通さない。

空を飛ぶ為の術式が編みこまれており、これを使えば子供でも空を飛べる。



・術式:移魂イコン

転生の魔術。魂と精神を捕獲し、他の生命体に転写する魔術。

神の領域。扱うにはSS以上の魔力が必要となる。

世界の理に触れる術故に負荷がかなり大きく、術式の行使者はその精神を食い荒らされる。

この世界に現存する唯一の蘇生魔術ではあるものの、実質メガザル。術者の命を犠牲にするような代物。

本来は死者そのものの肉体を触媒にするが、今回肉体は浄化のために消滅。新たな肉体としてクローンのホムンクルスが用意された。

また、仁が生存したのは闇の精霊による祝福のブースト効果で体力と精神力が底上げされた為。



・精霊

世界を運営する現象の象徴。

この世界には木火土金水、五行を司る精霊と、光と闇の計七種の精霊が存在する。

神殿に祭られているのは大精霊。



・精霊の加護

精霊から賜る加護。この世界には七柱の大精霊が確認されている。

五行の精霊の加護を受けることで、大地の愛し子として世界に愛される。

其処に光か闇の精霊の加護を受けることで、対の存在に対するカウンターになる。

然し、五行の精霊の加護に加え、光と闇の精霊の加護を受けると、完全なる調和として安定し、霊格が向上する。

また、おのおのの精霊の加護を受けることで、精神と肉体に若干の影響が現れる(要するにレベルが上がる)。

勇者は闇に対するカウンター。魔王は闇の加護を受け、歪みを背負わされた存在。

勇者に加護を与えるのは六柱の義務。

しかし加護を与える対象は限定されておらず、精霊は自分の属性に近い存在を気に入り、加護を授けたりする。




酷い厨二病を自覚。いや、知ってたけどさ。本当は設定とかを公開するのは主義に反するのですが、まぁ今回は息抜き作品だし、設定でもうpしておかなければイミフ過ぎてどうしようもない。ので、今回は主義をガン無視。未回収フラグとか、面倒なので此処で公開!

細かい修正は追々。


とりあえずこれでこのお話は終了。完結設定って使うの初めてかもです。

この作品にお付き合いいただき、ありがとう御座いました。

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