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子どもの成長

作者: 高瀬めぐみ

 上の息子が今年で中学生になりました。


 肺炎球菌で1回、川崎病で1回の入院を経験し、熱性痙攣3回で脳波検査を受け、食物アレルギーにアトピー性皮膚炎にと、なにかと中学生になるまでに病院にはお世話になりましたが、やっとアレルギー性鼻炎以外は目立った病気もなく(川崎病既往は生涯ついて回りますが)元気に育ったものです。


 保育園の頃は喋るのが他の子より遅くて、言葉が出ない分手が出てしまった事も多々ありました。

 照れ屋で運動会で『がんばれー』と手を振ったら恥ずかしくなってかけっこを拒否し、保母さんに抱き上げられてゴールorz

 小学1年生では、日曜参観の校内音楽祭に自分の並び順が違ってる事を間違えてる子に言えず泣いて、結局舞台の端っこに立っていて見に行ったのに我が子が舞台にいない事態orz


 授業中の発表なんてもちろん中々出来るようになるわけもなく、支援学級の先生に相談して支援学級で少人数の前で発表の練習を6年間やってもらって、卒業する頃にはクラスでも何とか発表できるようになってました。


 それでも人との関わりがとてつもなく苦手で、放課後友達と遊ぶなんて難しくて、自分の世界を広げられない難しさがあり、どうしてあげればいいのか親としては悩むところです。


 そんな息子が中学生になって、クラブに入ってきました。

 それも吹奏楽部!!


 親が強制したわけでも、周りが強制したわけでもなく、クラブ見学の時に試しに吹かせて貰って、音が出たのが凄く嬉しかったらしくて、やってみたいと!!


 週6で練習して、2ヶ月後には市内の音楽祭で舞台の上で楽器演奏してました(T ^ T)

 かけっこ拒否して、泣いて舞台の袖にいて、クラスで発表もできなかった我が子が、市民会館の大ホールで楽器演奏したんですよ!


 ああ、この子はこんなに成長したんだ。

 もう、泣いて拒否してた小さい子じゃないんだ。


 もちろんまだまだ知らない事が多い子どもで、体ばっかり大きくなってバカな事を弟とやってはいますが、どんなに周りの同じ年の子より出来ない事が多くても、少しずつ成長はしてくれるものだと実感しました。


 子育てに正解はないと言います。

 子どもは親が思うようには育たないとも言います。

 本当にその通りだなと思います。


 子どもの人生は子どものものなので、子どもが思うように生きていけばいいと思っています。

 ただ、親は子どもが生きやすいように、自分の経験から助言をしてあげるだけ、それでいいと思っています。

 それを子どもがどう受け止めて、どう考えて、どうこうとするか。


 ただ、元気に健康に長生きしてくれたらと思います。

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