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初めてデキた彼女に触れられない!

作者: 七瀬





___俺は、生まれて初めて“彼女”ができたんだ!

30年間、俺が生きてきた中で好きな女性ひとはいたのだけど、、、?


彼女を作った事は、一度もないんだよ!





・・・それは、俺が女性ひとに触れると。

蕁麻疹が体中にデキるからなんだ! 



___酷い時は?

発作が起きて、死にかけた事もあるぐらい。





だからといって! 俺は女性が嫌いな訳じゃない!

どちらかというと俺は、“女好き”な方だと思う!



・・・それなのに?

女性と会話すらできない、俺は自分から女性に近づかないように

していたんだ!




いつ? また、蕁麻疹や発作が起きるか分からないしな!





・・・だからと言ってさ!

どこに行っても、女性はいるよね!




世界の人間の半分は、“女性”なんだよ!

俺の、発作が起きないようにするには無理な話だよ!







___俺の名前は、『梅野 渋尾』30歳になったばかりだ!

女性と付き合った事もないし! 女性経験もないよ!



いまどき、俺みたいに女の子と会話も出来ないような男も多いけど?

俺は違うんだ!




俺は、女の子とめちゃめちゃ話したいし!

出来る事なら、そういう関係になりたい!




・・・でも?

俺の体が、いう事を聞かないんだ!






___だけどね?

俺の事を知っくれている女性ひとと巡り会えたんだよ!


彼女の名前は、『杉本 由来』24歳で、看護婦の仕事をしている。

俺は、彼女に気があったんだけど、、、。



俺の体質というか?

彼女と会話すら、まともにした事がなかったんだよ!




・・・随分前から、彼女の事を知っていたのに。

彼女だって! 俺みたいな男は嫌いなんだろうと諦めていたんだ!





___そしたらさ?

彼女の方から、俺に仲のいい男の先生を通して手紙を書いてくれたみたいで。

突然! 俺は彼女から手紙をもらって嬉しかったのと。

驚きのほうが、先だったかもしれないな!




 手紙の内容は、こうだったよ!


『前から、私! 渋尾さんの事が気になってて。 だけど? 渋尾さんは

女性と会話する事も出来ないんだよね? それでも、私は渋尾さんの事が

好きになっちゃって! もし? 渋尾さんさえ良ければ、私と付き合って

ください! 例え、渋尾さんに触れられなくても私は渋尾さんを好きでい

る自信があるから! 少しだけでいいから私の事を考えてくれませんか?

いいお返事待ってます!』




___俺だって! 由来ちゃんと付き合いたいよ!



・・・だけど?

俺じゃ、由来ちゃんを幸せにできないだろうな。








___この事を、俺の親友に話したら?


『いいじゃん! 付き合っちゃえよ! 本当に好きな女の子なら?

蕁麻疹も発作も起きないんじゃない? お前にとっても! これは!

チャンスなんだぞ! お前の事を分かって、付き合ってほしいって!

言ってくれる女の子なんか! そうそういないだろう?』

『・・・・・・まあ、そうだよな! 分かったよ!』





___こうして、俺と由来ちゃんは付き合いだしたのだけど?

俺たちのデートは、病院の中だけだった!



俺がいつ? 発作が起きてもいいように、、、!

由来ちゃんが、そうしてくれたんだ。



会話も、ガラス一枚挟んで話さないと由来ちゃんと会話も出来ない。

それでも、彼女は俺がいいって言ってくれる。







___由来ちゃんとは?

1年以上、付き合っているけど、、、?



俺は、彼女に触れた事すらない!

何もできない俺で、彼女は本当にいいのかな?


___凄く、俺は悩んでいるよ。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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