第2話 俺は部員に嫌われている
「うっわ、八神先輩。また会いましたね」
「こ、木葉ちゃん。おはよう……」
朝練に向かう途中、部活の後輩の女の子に出会った。
スレンダーで黒髪美人な彼女の名は木葉、なぜかよくここの曲がり角で出会う。
睨みつけるような表情で俺を見ると、ため息を吐いた。
朝から俺みたいな冴えない奴に会うのは嫌なんだろうなぁ……。
すると、電柱の影からもう一人女の子がひょっこりと出てきた。
「あっ! 八神先輩! おはようございます!」
「若葉ちゃんもそんな所にいたんだ? おはよう、今日は姉妹揃って登校?」
この子は木葉ちゃんの妹の若葉ちゃんだ。
木葉ちゃんとは違って豊満な胸を持ち、人当たりのいい性格をしている。
元気いっぱい系の美少女だ。
俺の質問を聞くと、若葉ちゃんは得意げに指を振って説明を始める。
「実は、いつもお姉ちゃんが先輩と一緒に朝練に来ていると噂を聞いていたので、先に行ったフリをしてお姉ちゃんの後をつけていたんです。そうしたら案の定、ここの曲がり角で先輩が来るまで何十分も待ち伏せをしていて――むぐっ!?」
「あら、若葉? 口元に朝ごはんの海苔が付いてたわよ? 取ってあげる」
木葉は若葉の口を抑えつけて眉間にシワを寄せた。
ごめんなさい、第2話は改稿中です!
ヒロインたちの奪い合いがあまりにも過激だったため、最初だけ残して後半は削除して書き直しています!
(とはいえ、R15に収まる程度でしたが……)
しばらくお待ち下さい!




