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次元龍屋  作者: -Sare-
忘れられた世界の追憶
53/140

凸□。」「

 如何も今日は、戻って来ましたよ!

 ちゃんと約束通りですね。フフ、凄く嬉しいです。

 約束を守れたの、初めてなんですよ。

 ・・・別に何時も約束を破っているって訳じゃあないですよ。

 ほら前、約束をするのも初めてだって言ったじゃあないですか。

 フフッ、逆転の発想って言う奴ですね!此も初めて言えました。

 ・・・あ、えと、若しかして意味、違いますか?

 いえあの、何だか貴方が静かな気がして、気の所為ですか?

 X・X、あ、最近、忙しかったので、中々会える時間が取れなかったんですよ。だから時間が手に入って直ぐ来たんです。

 ・・・?矢っ張り何か・・・変?

 何時もの〉i〈とは・・・えと、貴方とは何か違う気がします・・・。

 あ、待ってください、此こそ逆転の発想ですよ!

 ・・・っ!然う、つまりは私が変と言う事です!

 あれ、や、矢っ張り待ってください、其はおかしくないですか?

 ―T―・・・01→、あ、独り言です。

 成程、新しい発見だって、其方での意味になると思います。

 でも初めて知りました。何でも逆転したら良い訳ではないのですね。

 じゃあ此の違和感は一体・・・?

 新しい発見は良いとして、此の(ママ)なのは何か納得行きません。

 ・・・っ!も、若しかして又忘れましたか《i》の事!

 わ、私の事、です!忘れてしまったんですか⁉

 そんな、長い事留守にした覚えは、あ、いえ世界が違うのだから本当に・・・、

 嫌です!そんな、私貴方との約束を守りたくて此処に来たのに、其の約束を守る可き相手がいなくなるなんて。

 貴方にとっては其の程度の事だったかも知れませんが、私は本当に・・・っ、

 お、懐い出してください!無理にでも、私を独りにしないでください!

 ほら私です、(●)、颱風の話とか、前はえっと・・・存在について、とか小難しい話をしたじゃあないですか!

 ・・・?若しかして懐い出しました?此処迄拒絶せずにいてくれると言う事は、

 ・・・良かったです、凸LΛに。ん、本当に。

 私本当に恐かったんです。・・・忘れられるのは、大嫌いなので。

 ・・・()の方は私の事、もう(チッ)とも憶えていませんから。悲しいですが。

 あ、今は別に悲しくないですよ!嬉しいんです。()うして又貴方に逢えた事が。

 矢っ張り来て良かったです、こんな逢えた丈で嬉しくなるなんて、特別みたいじゃあないですか。

 貴方も然う思ってくれれば光栄ですが・・・そんな多くは望みません。

 っ!気付けばこんな他愛のない事をべらべらと、そろそろ本題に入りましょうか。

 ・・・?何時も他愛のない話をしている、ですか?フフ、違うんですよ。ちゃんと私は話に筋道を立てるタイプなんです。

 ()う言うのを直情径行って言うんですよね、私だって勉強・・・、

 え、違いますか?折角難しい言葉を覚えたのに・・・。

 いえ、何でもありません。少し待ってくださいね、正しい意味を調べますね!

 ・・・成程、《i》<―>、〇i〇・・・―T―、

 X→Vy、えと済みません、少し時間を頂きました。

 如何やら正しい意味は、自分の思った通りに動く事、ですね。他者の意思で曲げずに。

 ほ、本当に違う意味じゃあないですか、私はもう一寸(チョット)柔軟ですよ。

 ・・・えと、本題ですよね。えぇ忘れていません。

 私、()う見えて物覚えは良い方なんですよ。ほらだってもうこんなに上手に貴方と話せるんですよ!

 まぁ(ソモソモ)見えないんですけれどね私・・・フフ、声、いや文字丈の関係って不思議ですね。

 えぇ、えぇ然うです。今回話したいのは最近ある大きな変化が此方にありまして、其について貴方と話したいな、なんて思ったんです。

 変化と言うのは・・・然うですね、音がしたんですよ。大きな何かが崩れる音。

 若しかして御存知ですか?いえ、何だか納得している風に見えたので。

 フフッ、そんな訳ないですね、考えたら有り得ない事でした。全く違う世界に住んでいる者同士なのに、私は何を言っているんでしょう。

 でも、不思議なんです、確かに私が其の音を聞いている時、貴方が隣に居た気がしたんですよ。

 何だか変わった経験です、若しかして私が知らない丈で貴方も何か特別な力を持っていたりするのでしょうか?

 ほら、良く考えたら私とこんなに話せるの貴方丈ですし、若しかして・・・凸LΛに・・・?

 凄い事なんですよ!少なくとも私にとっては。運命って()う言う物なのでしょうか?一寸(チョット)信じてしまいそうです。

 ・・・行けませんね、又脱線してしまいました。私、如何も貴方と話していたら舞い上がっちゃって、

 」「、然う音です。

 私、知っているんです。貴方の様に生きている者は音、と言うより声でコミュニケーションを取るんですよね。

 声帯を使い、空気を震わせて意思を伝えるなんて不思議です。迚も興味深い生態です。

 そんな一々外部と接しなくても、テレパシーだとかで内々に伝えれば良いじゃないですか。私とX○→V―。している時みたいえっと、話して、くれている時みたいに。

 ・・・?出来ないんですか?テレパシーが?噫然う言えば魔力の無い世界なんでしたか、其方は。

 成程だから)》が、声が必要と・・・―T―。

 迚も興味深い事を聞きました。あ、では続けますね。

 其の声、其を扱う物は死ぬ時断末魔を上げると聞きまして、

 最期に、世界に少しでも存在を残そうと言う試みなのでしょうか。不思議です。

 では、私の聞いた()の崩れる音は、其も又一つの断末魔なのかと思ったんです。

 声亡き者の、せめてもの足掻き、

 そんな風に・・・私には思えました。

 だからつい最後迄聞き入っていました。一つの終わりを自覚してしまって、聞き流せなかったんです。

 如何でしょう、終わりと言うのは貴方にとって一体何ですか?

 恐怖?信仰?畏怖?安心?救い?悲しみ?無?安らぎ?・・・色々あると思います。

 私も複雑ですから。強いて言えば安らぎと・・・恐怖でしょうか。

 対極の物の筈なのに、面白いですね。

 屹度考え方次第なのでしょう、自分が終わると思ったら、世界が終わると思ったら、然う言うので答えは変わって来ると思います。

 ・・・貴方と話していて、私も色々と、考える様になりましたから。少しは貴方達に近付けているでしょうか?

 感情とは理解出来ない不思議な物です。

 私、貴方と触れて最近良く然う思うんですよ。昔より鮮烈に。

 貴方と話していると、不思議な事だらけで、答えが出来る迄に何百年も経っちゃいそうです。

 ・・・答えが出る事が必ずしも良い事とは限りませんけれどね。

 ・X□//X<i・・・▼▲V○//X§i、

 おや、又私ったら(クラ)い話を・・・。此の話題なら大丈夫だと思ったのに。

 (ソモソモ)断末魔と言うのがいけませんでしたね、未来が無い話は避ける可きでした。

 其じゃあ・・・其じゃあえっと・・・、

 然うだ!好きな音の話をしましょう!逆転、ですよ。

 と言っても別に崩れる音が嫌いって訳ではなかったんですけれどね。先も言った通り、私には一種の安らぎにも聞こえたので。

 さてでは好きな音、ん・・・自分から振って置いてその・・・難ですが、具体的に如何言った物でしょうか。

 貴方にはありますか?然う言った」「が。

 ・・・・・。

 成程!分かって来ましたよ。

 生活音とか、自然の音とか・・・曲とかも入りますね!

 じゃあ声とかも・・・フフッ、じゃあ私にとっての好きな音は貴方の声ですね。

 私に向けられた其は、私にとって価値のある物です。フフッ、何だか楽しくなって来ました。

 然う言えば滄江(カワ)の音、(セセラギ)は聞いていて癒されると何処かで聞きました!

 貴方の世界では如何ですか?同じ感性だと何だか嬉しいです。

 他には・・・鳥の鳴き声だとか、(ソラ)の上を流れる薫風(カゼ)の音なんかも、零星(ホシ)が瞬く音なんかも好きです!

 フフフッ、良いですね。此なら貴方と話せそうです。私の世界と共通する物があって嬉しいです!

 でも自分も知りませんでした、貴方に話す迄、自分が其等を好んでいると言う自覚が無かったんです。

 話して初めて認識したと言いますか・・・少しずつ、私が(カタド)られて行く様で嬉しいんです、本当に。

 此で貴方に対する私の印象も、又増えたと言う事ですね。何度も話し合った成果と言えますか。

 ・・・でも然うなんですよね、私が自覚して初めて滄江(カワ)の音だとかを認識したと言う事は、

 其迄私にとっての世界に其の音は存在しなかったと言う事です。

 嫌な言い方をすれば・・・存在してもしなくても一緒と言いますか。

 悲しい話ですね、忘れる事は、消える事は私の大嫌いな行為なのに、私自身が其に知らずに加担してしまっている。

 ・・・残酷ですね、此の世界は。貴方は如何思いますか?

 最早当たり前ですか?其とも然う言う物ですか?

 此処迄執着しているのは私位の物でしょうか?

 ・・・其でも・・・《i》は・・・、

 ・・・・・。

 あ、いけませんね、又(クラ)くなってしまって、

 私、何時も反省しているんです。貴方とは明るい話で終えたいって。

 こんな(クラ)い話(バカ)りしちゃあ余計な気を使わせてしまって、

 私は・・・貴方の優しさを利用している、其は酷い事です。いけない事です。

 私だってこんな自分が・・・っ!いけない、否定したら其こそ、

 と、兎に角、もっと明るくいたいです。私ずっと・・・(クラ)い所に居たから、染み付いてしまっているのですね。

 何時か貴方と話していたら・・・私も明るくなれるでしょうか。

 出来れば・・・其の時迄一緒に・・・、

 ・・・、一寸(チョット)早いですが、今回はもう帰りますね。

 折角楽しくなって来ていたのに、私が台無しにしてしまった・・・今回は猛反です。

 大丈夫、ですよ。次リベンジしますから。自分が一寸(チョット)情けなくなった、其丈です。

 今回も付き合って下さり有難う御座いました。

 成る可く又早く来たいですが・・・此(バカ)りは分かりませんね。けれども会える時を心から待っています。

 良ければ次にでも、貴方の好きな音の話、もっと教えてください。フフ、楽しみにしていますよ。

 其では、又・・・何時か。



クズレルオト


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