龍古来見聞録
ファンタジーしてますかぁー!フー!ケモケモしてますかぁー!フー!ドラゴン萌えますよねぇー!フォォオオォオ!!
と言う事でようこそ、龍古来見聞録、龍族の紹介書です。
作中の愛らしき龍達をどんどん載せたいと思っているのですが、此方は実際の龍古来見聞録とは一応様式が違います。敢えて設定集みたいな物にしました。分かり易さ重視です。
現物の方は昔話だとかも入っているんですが、其処迄書くと此処、あっと言う間にカンストする事が分かったので又の機会にしようかと。
只此処に居る子達は飽く迄、平均的な龍達なので作中のと違くね?と言う子も居ると思いますが、其は個性だと思って下さい。
一応グラフィックも載せたのですが・・・何かポケ●ンやデジ●ンやモン●ットみたくなっていて動物っぽくないんですよね・・・(何て大物達と比較しているんだ・・・)。まぁイメージが掴みやすくなったとは思いますので、ふーんって位で見て下さい。画力が些ともなくても誠意丈は!分かり易くしようとした意志丈でも汲んでくれれば!
ささ、前置きも此の位で。どうぞおかしくも面白い彼等の一面を堪能して下さい。
※此処に載っている情報は95次元迄の内容です。其以降は物語全体のネタバレになってしまう為、追記はしません。ご了承ください。
月冠龍(ゲッカンリュウ)
飛属性、能力は氷鏡の光を浴びる事で浮かぶ様に飛ぶ事。
全長凡そ50㎝。鈍色の瞳で背には小さな鰭が無数にある。
首周りにはふさふさな鬛。
氷鏡の形を象った首輪の様な物をしている。丁度氷鏡の欠けた所に水玉の様な物が浮かんでいる。
鳴き声「クルルル・・・。」
幻霧龍 ハルスリー・ション(ハリー)
三大伝説龍の一頭。唯一の幻属性。能力は幻を作り、其を現にする。千年間幻影の塔で石を護っていた。次元の者の永遠の幻を望む願いから生まれたとされている。
全長10m以上で身体は半透明。所々蒼皓い色が混ざり、まるで幻影の様に様々な模様に変わって行く。
瞳は潤み色をし、其の瞳を美しき縹色をした焔の様な物が包んでいる。手足にも同じ物が灯っている。
背には水精の様な物が棚引く様に揺れている。
幻を真実にしている内は本体も真実になる。逆も又然り。
幻を有にする
鳴き声「グォォオォォオ!!」
75次元にて真の力を解放した。新たな属性は現。
姿が少し変化し、頸周りに水精が鬣の様に一巡する様に生えて其の間を鰭の様な膜が生じている。
現の姿
トレイスグル
冰属性で能力は自身の翼や尾を凍らせる。
5m程の純皓、銀の大鷲で蒼色の瞳を有す。冰の様な嘴と節榑立った足。蒼い爪。
特徴は異様に長い鎖の様な冰の尾。
人に良く慣れた温厚で情に厚い龍。
鳴き声「ヒィヨ!ヒィヨョョ!」
ドルウェル
浪属性。能力は渦を無数に作る事が出来る。
全長3m程の海豚の様な体躯。
紺碧の瞳で鰭が多い。
目下後ろに鰓の様な物が左右二つずつあるが、戦闘時には其処から二枚ずつ鰭が出て来て、浪魔力を帯びた渦を巻く水の竜巻が顕現する。
輪を描き乍ら鰭を打ち付けても渦を生み出せる。
最大の特徴は頭に備わった冰で出来た様な歪な其でいて何処か美しい角。
鳴き声「キュル!キュルルルッ!!キッ!」
巌遊兎(モウラー)
嵒属性。溶解力の高い液を吐く事で、地面を少しずつ軟らかくして進む事が出来る。其の為地中でも俊敏な動きが出来る。
全長1m弱。兎の頭と魚の尾がくっ付いたかの様な姿で腹が少し膨らんでいる。
全体的に淡紅色でツルツルしている。腹に物を溜められる。
古獣
龍族の中でも特異な者で、全属性耐性がある。其々の属性に対応した能力を扱う事が出来る。
四つ足の狗か狐の様な体躯を除くと身体的特徴は一頭一頭異なる。
輝石に願いを掛けて生まれたと言う伝説があり、輝石に転じる術を有す。
古獣の帝国と呼ばれる地に棲息しており、其処には王の様な者が居たりと、社会性を築いている。
己の国の中で閉鎖して生きている為、目撃例が極めて少ない。
テレパシーを使う温厚で知的な一族。
又、王は別名神獣とも呼ばれ、特異な能力故に別種と扱われてしまう事も屡々。
生まれは他の古獣と同じく、古獣の帝国にて神殿に集まった曦が卵と化すのだが、其の中で最も勁い力を受けた卵が神獣として扱われる。
神獣は王の鎧と言う別の姿を有しており、十二法全てを扱える他、古獣の帝国の陽を司る力があると言う。
シルザー狼
涼属性。三丈程の巨大な銀の狼。
絳色の瞳を有し、大きく長い尾は吹雪の様に激しく揺れている。
牙が冰で出来ている。
鳴き声「ワゥ、ワッ!!」
ガキイーパラ
嵒属性。全長45m程の巨大な灰黔色の甲虫。
2m以上のクルスの様な角であり、鍬形虫等の大顎の様な二つの刃を有する。
縦に割れた牙が多く並ぶ口は人一人丸呑み出来るほど大きい。
大きな皓の瞳で根の様な無数の足があり、地中に潜ってエネルギーを摂取している。
鳴き声「キャキャキャキャキャ!!キキキ、ギャキー!」
エンダン鹿
灯属性。橙色の鹿の様な体躯をしている。首回りを一巡し、所々に紅の瓊が施された二本の透ける様な薄水色の角を有し、角の中には焔が絶えず走ってる。
性格は大人しいが、怒り時には焔を食べて其を纏って突進する事もある。
習性も粗鹿。良く群れる。火や熱を含む物を食す。
鳴き声「ニー、ヒュー。」
バーニラス
灯属性。火の鳥、フェニックスと間違われやすい龍族。
全長1m程で燃え盛る鳥の様な体躯。全体的に焔の様な絳から橙色をし、頭は丁度火の玉の様な形をしている。そして首元には一回りして嵒で出来た様な幾つもの筒の様な物が付いている。背には背鰭の様な舵であろう物があり、其処から棚引く尾に掛けて焔の鬣が灯り、小さな翼を沢山背負っている様。尾先は黔く、長い尾羽と化している。口からは常に勢い良く焔を吐いており、まるで嘴の様に細長い其は燃え続けている。
首元の筒より空気を取り入れる事で常に炎を吐いている事が出来る。炎を最大限迄吐き、飛ぶと其の炎を纏う事も出来、高速で飛び回れる様になる。
火を常食する。
陽気な性格でテレパシーを使う。
焔漿獣(ラバアカ)
灯属性。地の核に棲まう龍。極稀にマグマに乗って地表へ出る為焔の精として崇められる事もある。
全長凡そ500m。焔から躯を出し入れする為正確な数値が出せない。
上体は人型の様であり、橙の毛皮の下は焦げた様に黔い肌が覗いている。腰辺りには又大きな所々葉が散った様に黔く燃える朱の焔が燃え盛っている。焔から上体が出ている具合。
大きな角を持った顎門の二つある少し蜥蜴に似た面をしている。盧色の瞳に朱から橙色の毛皮をし、首元、背の方から鳥の羽根の様な絳の毛が棚引いている。其が焔を纏って揺蕩う様は絳い蛍が舞っている様で美しい。
人語を解する事が出来、見た目にそぐわず大声を発する。
鳴き声「オォオォォオ!!」
カルム・カム
全長1m半程。宙属性。
兎の様な頭に小さな角。そして蠼螋の様な大きな顎門を持ち合わせている。二足歩行をしているが足は迚も大きな装飾がしてあり、足先がちょこんと食み出して見える程度。尾は其の両の足具から紐の様に無数に揺らめいている。
其の丈夫な上顎で物を持ち上げたり、足具の御蔭でどんな足場でも大抵は安定するのだと言う。基本無口。
コナカトル
全長5m程の四足の、翠属性で比較的大人しい龍族。
全体的に稍黄緑掛かっていて、蜥蜴に似た面に、二又の舌をし、兜の様な甲皮をしている。鱗に覆われた躯は頸の所で逆立っている。四本の足が碧樹になっており、華葉の茂った其はアーチ状になって彼の背に掛かっている。其の碧樹には絳やら橙の実が幾つか実っている。
物は食さないが、陽光浴と水が必要。つまりは可也植物寄り。
セレ談、ツルツルしている然うです。
鳴き声は「コカカ!カカン、カカ。」
テレパシー等は基本使わない。
倭命名、厨棒(ズシン)。
月ノ猫
巨大な黔猫に似た龍族。全長8m程の闇属性。
銀色の時に金に輝く瞳と、長い尾に髭。後ろ脚に特殊な形の爪を有している。背には正に鴉の濡羽色と言った黔翼の翼が、首元には豊かな髭があり、躯中に刺青が施されているので気品のある上品な猫の様。
皓月明かりや猫草を好み、其等がある所ではずっと眠り続けている。無くても基本寝ている。
極度の面倒臭がり屋で黔日夢の次元の際も此の龍族の大半は眠っていたそう。
でも喋るのは其処迄面倒ではないらしく、付き合い程度にはコミュニケーションが取れる。
迚も良い毛並をしている。
彪瀬(トラコ)
浪属性。
石竹色のウーパールーパーに鰓と鳥の嘴を付けた様な少し笑った様な顔。
首元が膜の様な物で覆われていて、足の無い蛇腹の様な物。尾には角の様な飾りが付いている位で、蛇腹を伸び縮みされて移動する。
物を食すと水袋である首元の膜が膨らむ。
鳴き声は「ハプル!ハプハプ。」
テレパシー等は基本使わない。
倭命名、瑪灑(バシャ)。
フローイグイ
浪属性で全長10㎝程。
木の葉型で、蹼なのか舵なのか半円形の物が前に付いている。側面は襞の様な物に覆われている。全体的に薄蒼の体躯だが背の突起にある涙型の輝石は紺碧で、其処から水滴だか雫が瓊タマになって散っている。
主に湖等の水面に生息し、背から熱が籠った雫を放出て、水温が上がる事で発生する特異な微生物を食らう然う。
倭命名、翠渭(スイイ)。
無口。
毬蘚虫(マリゴケムシ)
60cm程の翠属性。
こんもりとした薄翠の宿木の様な、嫩草か毛の瓊の様な外見。中心に毛に埋もれる形で一つ眼丈が覗いている。
先に瓊の様な物を付けた細く黔い触手を何十本も生やし、背に当たる所には蜂の下腹部の様な縞と幾本の棘が付いた物がある。其処が細かく振動してテレパシーの様な物を送る。
触手を纏めて二本の足にして立ち上がり、移動する。
極小の胞子を撒き、辺りを数日もしない内に蘚に覆われた土地へと変える。
倭命名、毛荼(モジャ)。
金釵龍(キンサリュウ)
全長40m程。嵒属性。
全身金色の蛇で、眦や背に鬣状の棘の様な鱗を持ち、頭にそりたつ形で平べったい角を有している。胴の周りが少し膨らみ、両側に二本の釼の様な鱗が変化した物が付いており、其を翼の様に上げ下げして地中を移動する。
気性が荒いが頭にある光っている角を折ると其処に怒りの成分が集まっている為、大人しくなる。
鳴き声は「シャア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛!!」
金として良く狙われた過去がある事から人嫌いな傾向が強い。
コルトル
全長30㎝程。翠属性。
薄翠の甲殻に覆われ、石竹色の鋭い針を頭部に備え、飾羽の様な装飾のある大きな瞳を有す。背には複数の翅があり、短い足が何本もある。鳥の尾羽に良く似た大きな尾が特徴的な虫。たどたどしくも甲高い声で人語を解する事が出来る。
碧樹に集団で棲んで、碧樹を護る性質を持つ。
風陣龍(フウジンリュウ)
全長4m程で、翡翠色の毛並に馬と蜥蜴を足したかの様な体躯。瑠璃の双眸をしており、尾は付け根の部分が花弁の様に開き、其処から長い尾が出て居る。手足には装飾が施されている。
谺属性であり、薫風を司り、微風を操るとされている。他にも薫風自体に化ける事も出来る。
温厚な龍だが、静寂を好む為余り人前に姿を現さない。話す事が出来る。
煌輝と一緒にカララとクルルが住んでいる。クルルの方が一回り小さく、体毛の色が薄い。
鳴き声「クル、クルル。」
陰風龍(インプウリュウ)
全長5m程で風陣龍と似ており、甲殻や耳の形等、細部が異なる亜種、と言った方が近い姿。大きな違いは体躯が藍色で瞳が葡萄色である事。
又扱う凱風も風陣龍より激しい。性格は只々大人しい。話す事が出来る。
カララ達と共にキリリが住んでおり、幼い時に人に襲われて躯中に疵跡がある。そして迚もかっこいい渋面をする。(クルル談)
鳴き声「キリリリッ。」
フリューレンス
全長30mを超える。龍の面持に特徴的で複雑な形の角、長い髯に、全てを反射する鏡の様な大きな瞳。体躯で言えば蛇の様ではあるが、中心に淡く光る1m程の瓊があり、其から放たれた曦が絡まり幾何学的模様を伴った尾を形成している。実に説明のし難い捉え所のない姿。
心を司る、心の化身とされる龍。常に誰かの心に寄り添い、其の心を満たす力を持つ。其は時に心を操る事にも繋がり、世界の歴史の節目に彼の名が屡上がると言う。又其の鏡の様な瞳に魅入られた者は心を奪われるとも、見られるとも言われている。元始のクリエータの力を多く得た最上級の龍の一種。
相当な長生きで、創世記の時から生きている。実際クリエーターとも邂逅している。彼女が大好きだったが、クリエーターが亡くなった事により心が死んで仕舞ったそう。
だがセレに会った事に因り最近は生き生きとしているらしい。好き過ぎる余り、彼女に会うと色々とおかしくなってしまう。珍しくセレが苦手な龍。
鋒鋩龍(ホウボウリュウ)
全長5m程で蜥蜴の様な皓い体躯に手足と背、尾、頭に絳い甲があり、額に大きな角がある。其の甲の裏は鋭く尖った蒼い甲が幾つもある。其の甲を飛ばす事で攻撃をする。属性は嵒。
代赭色の瞳で、牙は小さい。話す事が出来る。
カット・・・人懐こく、悪戯を良くする少し子供っぽい所がある。其の為リュウに嫌われていると思い、距離を取っていたが最近和解をした様で良く彼の家に立ち寄っている。
フレーイルノム
全長60m程で、毒々しい色合いの蝦の様な、鰐の骨格に毛が生えたかの様な姿。目はなく、面は堅そうな甲殻で背骨の様な甲殻の下は長い毛で覆われている。腹部には砲台の様な筒が二つ備わり、猛毒の霧を吐く。常に紫の雫が垂れている。
そして其の毛から細長い手が四本生え、尾の様な平べったい二本の足で上体を起こしている。
宙属性で気難しがり屋。只知能は余りない。言語は持たない為話す事もテレパシーも使わない。
瞿玉鳥(クギョクチョウ)
飛属性で、直径30㎝位の絳の毛玉に嘴や翼の生えた様な姿。
沢山の尾羽根や飾り羽根を持ち、迚もモフモフしている。目は無く、黔く四方に分かれている嘴の先に彼等の目である黔の縦縞が入っている紫の瓊を銜えている。
宝石の様でもあるので割と重宝されている。だが目玉よりモフモフの方が重要だと思う。(勿論セレ談)
大人しくて懐こい。無口であり、鳴いたりテレパシーを使う事も無い。
モンターヴ
全長20㎝位の鏡餅に垂れ耳が付いた様な姿。先の割れた細長い尾と、頭の頂点に撮みの様な不思議な触覚がある。頭と耳に翠属性の甲を持つが、素晴しいのは其の薄い翡翠の体躯が全てモフモフで形成されていると言う事。(セレ談)
足が無いのでピョンピョンと跳ねて移動する。キューキュー鳴いたり、拙いテレパシーを使ったり、頭の触角の先をピカピカ発光させたりとコミュニケーションを取る事に余念がない。何とも小聡明く可愛い甘えん坊さん。
セルバ=フォデランス
聖属性。水精を護り、其の水精に聖なる加護を与える龍。上位種。
全長100m以上の細長い長身の龍で、筒状の口に嫋やかな翡翠の瞳。嫩葉色の体躯の所々に水精が生え、尾は其が巨大化した物である。背には頭からスカーフかマントの様に、金色で何らかの模様が描かれた淡黄の皮膚が変化した布状の物が広がっている。
脚は無いが手は四本あり、細長い手の肘から巨大で鋭い水精がまるで翼の様に生えている。
扱うテレパシーは迚も穏やかな正女の物。
ザッキングルス
聖属性で、全長2m程の群青色。淡水色の瞳で、大蜥蜴の頭や肩に当て物が、背と尾に玻璃の様な物が備わっている。
前足は細く棘が多い。肩の当て物は一枚の大きな金属板を折り曲げたかの様な作りで、背の玻璃はまるで棘か翼の様。
余り人前には姿を現さないが、良く人に慣れると言われている。元々王族等に仕える龍で、彼等の側近として傍に控える事が多い。自分が認めた主人にはとことん懐くタイプ。
甘える時の鳴き声が迚も可愛いそう。(セレ談。ええ、勿論彼女ですとも。)
鳴き声「グーキュルキュル。」
「キュルキュルルル・・・。」
バラド龍
闇属性。全長1m程で牛の頭を持った狗みたいな姿。紫と盧の体躯で、少し長い後ろ脚の所為で何時も前屈みになっている。尾は二本の短い角の様な物で、左脚丈大きな翼の様な形をした飾りがある。
目が無いが、代りに硬質化して二本の牙の様になった触角を地面に付けて辺りを見ている
地獄の番兵とも言われ、真暗闇を好み、其処で触覚で辺りを探って獲物を探す。
ロロープニア
宙属性。全長1m程で二足で立ち、何処となく鳥類を思わせる顔付きに、大きな一つ目で頭に大きく細長い鰭が垂れている。顎からは何十本もの触手が生え、尾は丸く大きい。
枝分かれした舌を有し、其を触角の代わりにする事がある。
好奇心が強い。だがのんびりとした動作、表情に変化の無い顔、無口の為何を考えているのか分からない付き合い難い龍でもある。彼との正しい付き合い方は彼の好きにさせる事である。
箴鏤龍(トケイ)
飛属性で、全長40m程の蛇の様に長身の龍。頭は楕円型の甲に覆われ、其処から鰓と黔い長毛がまるで髪の様に生えている。蒼の体躯の所々に黄色の刺青が彫られ、尾は針の様な物が不規則に生えている様な形。
不幸を暗示している刺青であり、其が見た者に刻まれてしまう為、彼が飛ぶ姿を見ると不吉な事が起こると言われている。
迚も気難しい龍であり、気に食わない事だとかがあると暴れてしまう。良く出会った人々が騒ぐので人嫌いで、煩いのは好まない。
>XIR<(ザリア)
霊界を創ると言う特異な能力を有した宙属性の龍。
全長10m程で重力等無いかの様に宙に浮いて移動をする。霄色の魚の様な体躯で、特徴的な鰭や角をし、其の躯は薄いベールの様な鰭が躯を一巡する様に垂らされ、中心からは細長い角なのか装飾が施された物が伸ばされている。
言ってしまうと傘の様な姿をしており、陰霖から護るのでなく、寧ろ中で作り上げた霊界を外の世界へ展開させてしまう。
物理法則や次元のルールを破ってでも絶対の霊界を作り上げ、彷徨う霊の様々な想いを喰らっている。斯うして書くと恐ろし気な龍に見えるが、言わば誰も居ない所で畑を作り、決して其処から出ずに出来た作物丈で生きている様な物なのだから害が無いと言うか、謙虚で質素倹約な龍である。
テレパシーでコンタクトを取る事が出来、稀に一部の霊に心酔して次元から離れられなくなってしまう事がある。
アイカムロエア
霊を司る事が出来る闇属性の龍。
全長4m程の人型の蜥蜴の様で、三つに重なった頤をし、目は無く、布の様に棚引く鬣には翡翠の瓊が結われている。尾も布の様に翻って手足に巻き付いている。
嗄れ声で、迷っている霊を見付けては自身に取り込んで霊界に導いてあげる面倒見の良い龍。陽気な龍でもあり、霊を喰らうが決まって喰うのは悪霊であり、其の方が霊の為になると判断した時しか口にしない。
様々な霊界の存在する次元を流離っていたが、同族であり、霊界を創る事が出来る>XIR<と出会って共生出来るのではと考えている様だ。
狐火
灯と闇、二種の属性を司る陰の龍族。藍の輝石が埋め込まれている事と、蒼い焔が灯っている事丈が共通し、狐の種類自体様々な者がいる。
勘違いされ勝ちだが龍族なのは蒼い焔のみで、狐は永年生きて霊力が高まった者が己の操る狐火が強力になり過ぎて意思を持ち、反対に支配されてしまって狐火と言う龍に生まれ変わるった者。要は操られている状態である。
其の為狐が死んでしまっても焔が灯っていれば別の肉体を見付けて甦る事も出来る。折角狐火を退治したと思ったのに又復活している、まるで狐に摘まれた様だ。と言うのは彼等に良くある話。まんまと騙してやったと彼等は影の中からほくそ笑んでいるのだ。
抑九尾等の狐はそんなに霊力が高くはない。其なのに身に余る狐火を得てしまったが為に己を滅ぼす事になったので驕慢の象徴とも、罪の焔だとも言われている。
涛漾浹龍
全長80mもの巨大な水龍。天上と地下の水を司り、濛雨の化身として様々な次元で伝承が伝えられている。
全身を透ける様な蒼の鱗で覆われ、細く尖る口端からは牙が覗く。瞳は穏やかで後頭部で漂う鰭ヒレは藍の瓊で留められている。背からも複数の鰭が生え、水中で泳ぐ様に宙に浮く。
清流を彷彿させるテレパシーでコンタクトを取る。
美しい水龍だが、其の幼体の生態は余りにも特異である。
幼体は10㎝位の御玉杓子に大きな背鰭が生えた姿で、両鰭を手の様に広げて泳ぐ。躯の99.9%以上を水で構成する、正に水に膜が張った丈の姿だが、一度全身が水に浸かると分裂する能力を有している。然うして分裂する事で水の魔力を蓄え、終には其の魔力を幼体の一体へ集中させる事で成体へと成長する。
其の為一体の成体に成るまで数多の幼体が必要になり、又幼体は膜の性質上水に浮かんでしまって己の力では分裂出来ない。結果成体に成るには環境による偶然が重なって初めて可能性が見える物であり、其の姿を目にする事は稀である。水の流れを漂い、流されて終には水を司る龍となる、其が彼等の在り方である。
アンレイナー
全長6m程の灰蒼色の体躯をし、全身硬い甲に包まれた蜥蜴の様な龍。頭には大きな角が一本あり、腕は四本。尾はなく、ずんぐりとした胴には鉤爪の様な物が生え、地を引き摺っている。背には二本のスカーフの様に棚引く鰭がある。
大きな群れを作る龍族で、巣を次元の迫間に作って、巨大なコロニーを形成する。そして何千何万頭と色んな次元へ食料等を探しに行く蟻の様な習性を持つ。好戦的な龍族。
皓亜の城(フィリアーナ)
全長20m程の狼の様な姿。全身真皓で鋭い牙の並ぶ大顎は左右に二つある。硬質化した毛が棚引き、特徴的に酷く大きく曲がった巨大な爪が両前足に一本ずつ生えている。鬚が凱風も無く揺れ、金の瞳が火花を散らす様に輝いている。
骨を集めて巨大な棲処を造る龍。一頭一頭に拘りがあるらしく、己の望む唯一の城を造り、近付く者を襲って其の骨で又城を作って行く。
カンゴー=グレン
全長3m程の巨鳥。羊の様な立派な巻き角を有した面、鋭い金の眼光、鋼で出来たかの様な蒼銀の翼、頸の下には水精で出来た様な甲があり、尾は柔らかそうな純皓ジュンパクのカールした長毛を束ねた様で、至高のモフモフである。其の尾でセレを誘惑した。
両足の裏には目の様な模様が描かれている。其の模様で彼等の餌である思念を見る事が出来る。
飛ぶ事を止めれば開かれない眼なので、生まれてから死ぬ迄、一生飛び続け、世界を見続ける宿命を宿した龍。
縄張り意識が強いので気に入った思念があれば其処に居座り、近付く者を襲う為、守護神として祀られる事もある。
セレ曰く、もうモフモフでモフモフであるモフモフのモフモフ以上のモフモフらしく、うっかり理性を手放してしまう。とか言ってるが、完全に手放していましたよセレさん。
ナゲキリュウ
宵闇色に実体も儚く揺れる為正確な姿を捉え難いが、概ね黔い蛇の様な姿をしている。
霄に幽風の様な声で高く遠く詠い、憑り付く者の代わりに嘆き、悲しみを和らげる。
悲しみを知った龍が似た悲しみを見付け、寄り添う内に成る事がある龍であり、決して傷付けたりはせず、相手を懐い遣る余り自分の姿すら捨てた、そんな心優しい龍達の成れの果てである。
同じ懐いを食べたナゲキリュウは融合し易く、より実態が掴み難くなって行く。
―君ノ悲シミヲ詠ッテアゲル。―
そんな声が聞こえたらナゲキリュウが傍に居るだろう。
融合した姿
ナキリュウ
宵闇色に実体も儚く揺れる為正確な姿を捉え難いが、概ね黔い木の葉の様な姿をし、常に色取り取りの涙を流している龍。
深い悲しみに包まれた者に寄り、共に涕いていた龍が変化する事があると言う、憑り付いた者の代わりに涕き、悲しみを減らしてくれる。
只静かに寄り添い、涕く丈で、相手を懐い遣る余り自分の姿すら捨てた、そんな心優しい龍達の成れの果てである。
―君ノ代ワリニ涕ナイテアゲル。―
そんな声が聞こえたらナキリュウが代わりに涕いているのかも知れない。
満たされていない心を探すフリューレンスと目的が似通っている為良く彼に付いて行っている事がある。
翼妖異(ハルピュイア)
全長1m程の飛属性。半人半鳥で鳥の躯に人の頭を合わせた様な姿をしている。
羽根や翼は蒼と翠のグラデーションが掛かり美しいが、人面が何処か不気味だと恐れられる事が多い。
伝承によっては汚い物を好み、悪戯を良くする様だが其の性格は人間に丈向けられる特殊な物の様だ。
~▶◀~(カーネリオス)
空間と凱風を司る、最上級の龍族。
懐い合う鳥と龍が一つになった際に稀に生まれる。其の合わさった鳥類と龍種に因って姿が変わる為同じ種でも姿が全く異なる。
参考迄に25次元で現れた~▶◀~は翼妖異と大鷲が合わさっており、其の姿は特徴的な装飾の付いた嘴、翠玉の瞳に透明で透ける様な何翼もの華葉の様な翼、胸元に藍の瓊は輝き、リボンの様に其処から翼も生えている。
前足の様に付いた紋の入った足は大きく頑丈で、宛ら恐龍の手の様に鋭い鉤爪を宿してる。尾は鳥の翼を反対に付けた様な形状をしている。
話す事は出来ないが、常に薫風に乗せて互いの首で話している様だ。
ニフレイ
全長1m程の宙属性の龍。
上半身は色皓で短い毛に覆われ、対する下半身は黔っぽく柔らかで滑る様な肌質の四足の魔物の姿をしている。
爬虫類を思わせる目に髭を生やし、特徴的な形の大きな耳の先は大きく揺れる尾と繋がっている。
人懐っこく、話す事でコミュニケーションを取る。面倒見も良いが、基本的には群れる事はなく自由気儘に暮らしている事が多い。
キサキレイ
鳥の様な飛属性の龍。
全長5cm程度で異様に翼は小さく、全体的に薄い石竹色をしている。垂れた尾の先は丸く、双葉の様に二本の角の様な物が生え、胸元から腹に掛けて目の様な模様があり、其の瞳孔部分が開いたり閉じたりしている。
基本的に大きな群れを作り、小さな翼を一所懸命に羽搏いてホバリングする様に移動する。
テレパシーで良く話す為、次元に因っては妖精の一種として信仰されている所もある。
老儡(ロウライ)
碧樹の瘤に擬態した翠属性の龍。
数10㎝程の大きさで、二本の根の様な足を有し、枝の様な口を器用に使って清浄な気を吸う。付く碧樹に因って頭に咲く華の色や形が変わる為、其の地域の自然状態等を知る手掛かりになる。
基本的に一度碧樹に付いたらもう移動する事はない。龍自体の寿命は比較的長命なのだが、碧樹が枯れる事で共に命を終える者が殆ど。
気難しい性格の者が多い為、碧樹には可也の拘りがあるらしく近々枯れると分かっていても其の碧樹を宿主に選ぶ事も多々ある。
枯れる際には元の宿主である碧樹の種を栄養を多く含んだ状態で蓄えた老儡の幼体が多く生まれ、新たな宿主を探す際に其の種を撒く事で蕭森を豊かな状態に保つ力がある。
羅魔蛇(ヒュドラ)
頭の九つある巨大な蛇の姿をした龍族。闇と浪二つの属性を持つ。
全身が黔く、燃え上がる様な髭と絳い瞳、尾の先の鱗が針の様に鋭く尖っている。
ありとあらゆる毒を扱う事が出来、鱗から毒性のある粘液を出して毒の沼を作ったり、毒の霧を吐いて空気を侵したり、毒弾を吐き出したりする事で辺りの環境を一気に変えてしまう。
又斬り落とした頭は直ぐ様毒沼に変わり、新たな首が生える為退治は容易ではない。
毒の王とも呼ばれ、自然発生が稀で他の種族との争い、交流等で生まれる事が殆どなので良く神話や伝説に其の名を連ねる事が多い。
多くの種は其の出生から他の種を憎む傾向があり、ひっそりと蕭森の奥等で毒の住処を作り、近付く者には必要以上の攻撃を加える事が多い。
羅魔蛇の毒は彼等の感情によって毒性や量、質が変わるので条件を満たすと又別の龍族へと変異する事がある珍しい龍族。
テレパシーをする事は可能だが、然う言ったコミュニケーションを取るのは基本的に同族のみで、他の者へは威嚇の吼え声を上げて追い払ってしまう。
Hi!猫
猫の姿をした宙属性の龍族。
全身灰色で模様は絵の具をぶちまけた様にぐちゃぐちゃで、常に灰に塗れている。
実際灰が好きで、常に身に纏っていないと不安になる様だ。
家屋等の暖炉や台所に入り込み、灰を躯に擦り付けて過ごす以外は基本的な猫との違いは余り見られない。
只死者をも蘇らせる聖灰や、全ての物を死に至らしめる死の灰等様々な種類の灰を撒く事が出来、又灰を被る事で化物に変身する事も可能。
化物に変化した際は其の時に被った灰の種類や量で大きさ等は自由に変える事が出来る。共通しているのは全身が灰色で節榑立った細長い頸の先にひし形の頭、大きな目が一つある頭。胴は背が泡立つ様に膨らんでは棘が何本も生え、対する腹は粘性のある液体の様に滴っている。尾は伸ばされた手の様で蠢く様に何本も揺れている。と言った特徴位で、頭や足の数等は自由に変更出来る様だ。
化物に変身したとしても戦闘能力が高い訳ではなく、傷付けられると容易に灰に戻ってしまう。只化物状態のHi!猫は本体にダメージが一切通らず、Hi!猫自身より小型の化物に変化する事も出来る。
話す事が出来、街に住み着いてちゃっかり野良猫として暮らしている者が多い。気さくな者が多く、恩がある者の為に化物に変身をして護ったりする逸話が様々な次元で残されている。
猫の姿
化物の姿
水鏡ノ鯨(ルフノーム・イスルム)
飛属性の超大型龍族。月食時にのみ現れる。水鏡が回転し乍ら大地に迫り、水鏡ノ鯨に変化する様は恐ろし気でもあり、何とも不可思議な現象に映るだろう。
滑らかで撓やかな金属に似た表皮に覆われ、其は異星の金属と例えられる程強靭。レーザーを全身から放ったり、其の巨体と硬度を活かして突進を繰り出す事が出来る。
又其の巨体の中に数多くの共生している生物が存在し、目の役割を担う蛇型、辺りを索敵する燕型、誘導型ミサイル似の飛魚、警戒を伝える鳥型等数多の種類が存在する。
其等の共生生物は水鏡ノ鯨の中央部にあるコアのエネルギーから無尽蔵に生まれ、彼の免疫機能の一つの様に機能している、厳密には生物と無機物の中間の様な存在。
彼等は水鏡ノ鯨の想像から生み出されるので水鏡ノ鯨毎に纏う生物の種類は変わる。
姿が水鏡に似ており、水流が象られたかの様な鰭と刺青が入っている。其の様な姿から航空母艦や零星の方舟と言う異名がある。
闇夜に発行する姿は美しく、其の鳴き声を聞くと海底に居る様な錯覚に陥ると言う。性格は極めて温厚な為戦う事は基本的に無い。
多くの伝説や伝承を次元に残している。水鏡の代わりに世界を照らす水鏡の化身と呼ばれたり、旻の蓋であった水鏡が無くなる事で下界に降りて来た異界の者、等と伝えられている。
リーシャン
三大伝説龍の一頭であり、唯一晶属性を扱える鳥型の龍族。
全長8m程で全体的に今様色をし、胸毛は緋色、水精の様に透き通る嘴には牙があり、後頭部にも小さな翼を有している。
胆礬色の模様が所々に刻まれ、胸元には力の源である大きな水精がある。根摺色へと先が変わって行く翼には鉤爪を有し、足は獣型。尾は黄櫨色の物と先が霞みの様に棚引く物で構成されており、瞳は鈍色である。
晶属性と言う胸にある水精に写る範囲は自在に操る事が出来る能力を有している。其を利用し、突然ブラックホールを召還したり、相手の魔術を打ち消したりする事も可能。しかし改編出来る事ははっきりと自覚しないといけない為、何を如何するかしっかり指定出来ないと力を発揮する事が出来ない。
勿論水精に罅が入ったり、破壊されると力は使えなくなる。水精は身体の一部なので暫くすれば再生するが、其の間は無防備になってしまう。
極めて温厚な性格の為其の力を戦いに余り利用しない。使っても精々相手を追っ払う程度なので事態を大きくはしたくないそう。
元々テレパシーを使用していたが、ダイヤの教えに因り人語も解する様になった。鸚鵡の様な感覚で会話を楽しんでいる様だ。
75次元にて真の力を解放した。新たな属性は麗。
姿が少し変化し、十二個もの瓊が頸元で回り、元来備わっていた方の瓊に幾らか装飾が付いている。
麗の姿
ソラノノ精
飛と浪属性。全長2m程の全身が透き通る蒼の玻璃で出来たかの様な姿をしている。
具体的容姿は、幾何学的模様で象られた翼に二本の瓊を結わえた尾。目は無く、棚引く鰭はまるで陽に照らされた水流の様に常に色を変える。
水を飛ばし、宙に滄江を作る事が出来、其に乗って素早く飛び回る事も出来る。
本来懐かず、単体で誰も居ない所でひっそりと過ごしては消えて行く種族なので、アーリーに懐いていた零玄は可也特別な子と言う事になる。
アマルノコ
全長10㎝程の浪属性の龍。丸の申し子と言われる程に只々丸い。
全体的に淡い水色の膨らんだ蛙の様な姿で、プカプカと宙に仲間と群れて浮いている姿が良く確認されている。
只手と思しき物は球体になっており、木の葉の様に小さくて平べったい鰭を有している。
只其等の機能は基本的には使われず、体内の特殊な酵素の御蔭で水分から浮力を得て只々浮かび続けている。
背にはまるで風船を引っ付けた様に繋がれた球体があり、縷の様に細長い其の所々に球体を括り付けた様な尾がある。
雫として落ちた水しか摂取せず、其の水から栄養素を取り込んで生きている。
ザナトゥーアス
翠属性の龍。とある華と昆虫が融合した姿。
全長30cm程、碧色の蕾に先には膨らみがあり、黄色の模様が刻まれている二本の蔓が生えた様な姿をしている。
蕾が開かれると内部は絳く、中央は虚になっており、鋭い牙で囲まれ、更に其の中央に昆虫が潜む為光る目が確認出来る。
縄張り意識が強く、伸ばしている蔓に何かが触れると咬み付く習性がある。
行動自体は原始的で攻撃的だが、萼を持ってしまえば対抗手段を無くしてしまう弱点を持つ。
華とは共生の関係の為、獲物を捕らえた際は何方がより好む獲物なのか考えて分け与える行動が良く見られる。
シュルシュナ
全長1m程の蛇に四翼の翼が付いた様な姿をした飛属性の龍。
陽に因って皓や淡い旻色に染まる体毛に覆われ、鳥の嘴に似た口をしている。
翼と胴を繋ぐ様に碧の瓊が光り、尾は巨大な羽根の様で、浮力を調整する役割がある。
ピギュ、ピギュルルと言う独特な鳴き声を上げ、温厚で懐き易い。話す事も出来、旅人等に出会ってはコミュニケーションを取り、親しくなって精霊として奉られるケースが多い。
ウルドナ
全長20cm程で、金属で出来た針鼠の様な面持ち、あるのは上半身のみの様な姿をしている。
胴が筒の様な形をしているので其処から凱風が出る事で宙に浮いている。
リボンの様な鰓を有し、長く先が巻かれた尾を動かす事で凱風を操る事がある。
谺属性で少し丈気難しくて縄張り意識の強い龍。胴から噴き出す凱風に因り外敵を退けたり旻高く飛び去る事がある。
話す事は出来るが片言で、ウルドナ達の間での独特な文化がある様だ。
樊籠ノ龍(カゴノリュウ)
次元を創る能力を有した超巨大な龍族。宙属性で、次元を創る時のみ其の力は使われる。
姿は巨大な六翼もの翼を持った蜥蜴の様で、長い胴の先の尾は弦が張られたハーブの様で、次元に向けて様々な音を送ると言われている。
気に入った次元があれば其の次元を胴で包み、翼で抱いて見護っている事が大概。干渉する事も無く、只々次元を見詰めている。
尾から発する竪琴の様なテレパシーを使うことが出来るが、其が使われるのは可也稀。
永い間次元を見た樊籠ノ龍は其迄の経験を活かして自分の最も好む次元を最期に産み出す習性がある。其の次元の中で同族を産み出し、新たな樊籠ノ龍として世に放つ。
其の後は作った次元と共に滅ぶ迄只其処にあり続ける。屡々創造主、守護神として次元から崇められる。逸話も多いが彼等は別段気にしていない様だ。
魂凱漂えば(タマカゼタダヨエバ)
蒼銀色の鳥の様な姿をした5m程の闇と谺属性の龍。
鮫の様な頭に、攻撃的な巨大な爪を備えた足。
翼の羽根に当たる所は独特で、幾つもの蛇の様な頭が無数に生え、生きている様に動き、恐ろし気な高く伸びる声を上げる。
其等の頭は実は龍が其迄に喰らった魄の残骸であり、頭が多い個体程強力である。
テレパシーを使う。基本一体を好むので話し掛けて来る事は稀。少々喧嘩っ早く、自信過剰の嫌いがある。
ドニム・ザナネイオス
聖と光の希少種で謎が多い上位の龍。
生態も独特で、彷徨う霊を見掛けると、後悔はないか問い掛ける。
霊の全ての存在証明を対価に其の願いを叶える契約を結び、霊に憑りつく。
そして願いが叶えば、其の儘霊を取り込み、存在する龍。
本来の姿は見えず、心に憑くと言われている。只、彼に憑かれた霊は外見的特徴が一致するので見分け易い。
其の特徴は目が生える、黔い鱗が全身に生える、尾が二本に分かれ、金の輪が掛かる。そして腹に穴が開く。
狡猾で願いを叶える手前一番大事なのは己の身であり、願いが叶えられないと分かると霊を手放す事もある。
其の実、気に入った霊は何としても取り込みたくなるらしく、暴走する事も屡々。
サマナス
全長20cm程の飛属性で蝙蝠に似た姿をした龍。全身淡い藍色で、二本の紐の様に細長い足と、平たく丸い大きな尾が特徴。
口が蝦蟇口みたいに大きく、好物の華を丸呑みして残った華弁を吹雪みたいに吹き出す。
友好的で懐こく、言葉を解する事が出来る。
基本は群で過ごし、外敵が現れた時は目眩ましとして、友が現れた時は歓迎の証として華をクラッカーの様に一斉に吹き出す。
群緑(グンリョク)
宙属性の可也独特な生態を持つ龍族。
見えない瀛海の様な空間、現象みたいな存在であり、其の空間の中で特異な生物が生み出される。
生み出された者は海洋生物と植物が融合した様な姿で、空間内を飛び回り、光合成により栄養を得る為捕食等の行動は見られない。
空間内での生物の比率は絶対に一定になり、群緑に因って生まれる生物の種類は異なる。
一応生物達とはテレパシーを用いて会話が可能な為、間接的に群緑とコミュニケーションを取る事が出来る。
群緑の生み出す生物の一例・・・チンアナゴに似た薄翠色で首の下から腹に掛けて、まるで鈴蘭の様に皓い小さな華の様な物が付いた者
鰭が大きくてドレスの様な小魚
木の葉の様な群
葉と根をくっ付けたかの様な三つ目のマンタ
口が華の様に咲いている海豚
鋏が華に成った蟹
単体の姿
群の姿
火鼠
灯属性。色んな次元を行き来して住処を転々としている為、様々な言い伝えが遺されている。
全長5cm程の鼠に似た姿。躯が焔に包まれ、尾が独特の鉤状になっている。
隙間等を好み、隠れる性質があるが、其の躯の為に様々な物を燃やしてしまい、害獣として扱われる事も屡。
好物は甘い物で、其を元にテレパシーによるコミュニケーションが可能。
怒らせると集まって大きな焔の獣に変化する能力を持つ。
触り心地は極上で、絹の様にするりと抜けた後に温かさ丈が残る。(セレ談)
次元龍屋に棲まわせて貰う事になり、暖炉に付けてあるベルを鳴らすと、集まって火になってくれる。
本来此は彼等の威嚇の姿なのだが、モフモフが大きくなった分、セレの御気に入りらしい。
因みに此の姿の時は尾の数を数える事で、何体の火鼠が融合しているかがわかる。
単体の姿
威嚇の姿
シスカマスカ
浪属性の龍。全長40cm位で、碧の鰐の様な細長い口、大きな鰭の尾、爬虫類に似た後ろ足をしている。
前足に見える物は髭であり、彼を地面に当てて獲物を探したり、危険を察知する。
背には独特の形の鰭があり、其を漂わせる事で仲間とコミュニケーションを取る。
泥濘を好み、其処から二本の触手丈を出して辺りの様子をうかがうが、可也人懐こい性格なので何かが近付くと目を輝かせて近付いてくる。
彼等が生息する泥濘は一寸した観光地になる事も多く、ちゃっかり観光客から餌を貰ったりして優雅に暮らす個体もいるそうだ。
鳴き声「クイイ、クイイ、キュー。」
弁氾龍(ベンハンリュウ)
嵒属性、全長6m程で、でっぷりとした大きな腹を抱えた石竹色の蛙の様な姿をしている。
幅の広い顔で、頭の角からは立派な触角が翼の様に広がっているのが特徴。
其の触手が発達しており、空気の微妙な変化もキャッチ出来るので、のんびりとしているが逸早く危険に気付く事が出来る。
可也のんびりとした性格でマイペース。安心して眠る事が出来れば基本何をされても怒らない程の心の持ち主。
只のんびりとした性格とは裏腹、尾にある分泌腺から麻痺毒を出す事が出来、外敵が近付いて来た時はそっと尾を近くの沼等に浸ける事で毒を流し、撃退をする。
ナイト=カレア
宙属性の、黔い馬に似た龍族。
表面は金属質で滑らかで冷たく、髭の様な物がピンと生え、後ろ脚には布が巻き付いて棚引いている。
人里離れた平坦な岩場を住処としており、ある龍族と群を良く作る。
大人しくて紳士的なのだが、仲間を護る時等は可也狂暴化してしまう性質を持つ。
テレパシーを使う事が出来る。
ゾアニルス
聖属性、全長20㎝程。
長く大きな胴と尾を引き摺り、其の先に小さな手足が付いている。
手の裏は吸盤になっていて、壁等も自由に這い回る事が出来る。
頭には耳の代わりに細長い風船みたいな触角が四つ生え、其を震わせて音を発したり、反応を吸収して辺りの様子を窺う。
其を利用して喋る事が可能で、天井裏等に張り付いて人間に声を掛けたりする事がある為、屡々姿が見えない妖精と勘違いされる。
堊柳(アルラ)
全長20m程の麒麟の様な姿をした龍族。飛属性。
長い頸に長い耳、前足は蹄の付いた三本指で、後ろ脚は少し鳥の其と似ている。
薄蒼の体躯にはペイントされた様な模様があり、背骨の様な装甲もある。
頭の上には小さな瓊が浮かんでおり、力の源でもある。
瓊から念動力を操り、普段は其で地均し等をして、険しい山岳地帯でも自分で道を作って生息している。
其の為、空山で遭難した旅人が偶然道を見付け、村に繋がっているだろうと辿ると堊柳達の巣に辿り着いた、と言った具合の言い伝えが数多く残っている。
彼等は温厚で、肉食ではない為、快く旅人を村迄送り返す事が多い。其の為、聖獣として崇められている地域もある。
堕龍
全長20m程の巨体の龍。闇属性。
黔と紫紺の細長い胴体、節榑立った手には鋭く長い鉤爪が備わっている。
蝙蝠と鴉のを併せた様な翼を有し、、尾の先から曦の粒の様な物を散らしている。
勁い力を持っているのに加え、一見狂暴そうな龍に見えるが、自堕落な龍って言うのが名前の由来となる程寝る事が大好き。
余りにも自堕落過ぎて堕天した様な龍であり、寝るのを邪魔しなければ先ず襲われる事はない。(邪魔しても大体面倒臭がって逃げてしまうが。)
腹を上にして寝る様は何とも幸せそうである。
鳴き声「グルル・・・グオォオォオッ!」
シャル・ドゥ・ナヴィン
闇と飛属性。全長30m程で、空飛ぶ戦艦に似た姿をしている。
全身金属と樹を併せた様な変わった甲に覆われており、額から長く二本の角が縦に生えている。
首からはまるで髪か旗の様に黔と蒼の毛が棚引いており、並ぶ歯は鋭くギザギザで、絳黔い瞳と相俟って残忍な形相を示す。
前足丈生えた蜥蜴の様でもあり、前足には鋭く長い爪が備わっている。背には小さな火山の様に複雑に絡まって甲が並び、黔い焔の様な物を噴き出している。
悪魔と同義とされる事の多い龍であり、金目の物を好み、傍若無人で悪事を好む傾向にある。良く仲間内でも揉める事から争いが絶えない龍。
テレパシーで話す事もあるが、彼等と正面から対話するのは難しいだろう。
カルデナ=デュライト
闇属性の巨大な鴉に似た龍。上位の龍で闇其の物に同化する事が出来る為、正確なサイズは分かっていないが、30mは優に超える巨鳥。
玻璃で出来たかの様な鳥の頭蓋骨に似た頭で、翼は六翼もあり、長い尾を優雅に棚引かせている。
闇が彼であり、彼こそが闇であるとされる闇の化身であり、様々な次元の闇霄を駆ける翼。
若し霄、声を上げるなら彼に聞かれない様に。
静寂を好む彼は、其を乱す者を赦さない。音が止む迄、息の音すら止まる迄頭を啄まれてしまうと言う童話が数多く残されている。
冬の身を斬る凱風の様な鳴き声を上げる。
「フヒュウゥウウゥウウウウッ!」
テレパシーも駆使するが、応える際は必ず同様のテレパシーにしないとならないので注意が必要だ。
キレンツカイナ
全長3m。宙属性の全身が金属か石で出来た様な四足の龍。
四本の足には刺青が彫られ、生きているかの様に時折曦を放つ。
若干宙に浮いていて、足を動かさずとも移動する事が出来る。
伸ばされた少し長い頸は瓊を数珠繋ぎにする様にして構成されており、瓊は常に回転して曦を反射している。
そして其の瓊からは金属製の翼の様な物が生えている。
縄張意識が非常に強く、其の為に餌である霊魂を得られずに餓死する事が多い。
長命で勁いを持っており、村の近くの神殿等を縄張とする事が多い為守り神として祭られている所も多い。
只其の性質故、村が滅ぶと共に滅び行く性を持った龍でもある。
鳴き声は電子音みたいな独特な声「ルー・・・ルルルー。」
ラフニカ
全長20cm程の熱帯魚、金魚に近い形をした龍。宙属性。
絳い蕾に似た触角を有し、背に棚引くベールが生え、揺らめかす姿は何とも優美。
複雑な形の鰭が幾つも生えており、其々成分が違うので次元に因っていは様々な薬に利用されている。
只薬になる半面毒も複数有しているので、近付くと威嚇として其を振り撒いて来る事がある。
螯蜓(ゴウテイ)
飛属性。全長20cm程の蜻蛉に似た龍。
長く平べったくて波打つ甲に覆われた尾、翅の様に広げられた、一見鋏にも見える甲を有している。
大きな一つ目の側面には髭が生え、旻高くを高速で飛び回る。
次元に因っては高級食材として扱われ、塩茹でにすると大変美味。
基本無害だが、彼等の飛行技術は可也高く、捕らえようとする物なら通り抜け様にその鰭で斬り付けられるだろう。
なぷなす
飛属性。全身30m程で、巨大な魚に似た姿をした龍。
獅子の様に鬣が首周りに生えていて、背は漣の様に波打ち、一際大きい漣は皓い水鏡の様にも見える。
尾の鰭は華の様に複数が絡まり合い、対して手の鰭は薄く広いベールの様に伸ばされている。
水鏡の浮かぶ瀛海を背負っている事から生ける神話等と呼ばれる事もある。
又ある地方では瀧を上り切った鯉であるとも言われ、宙を泳ぐ様は優雅で、大胆さもある。
物事に非常に敏感で、其が転じて噂好き。一部の個体は其の噂好きが高じてテレパシーと泡を組み合わせて話す術を得た者もいる。
L⊝ ▼▲/
三大伝説龍の一頭。唯一の時属性。時を進ませたり、遅らせる力を持つ。
全長30m程の皓銀の巨大な蛇に似た姿をしており、額には長く大きい角、背には鬣の様な物が生え、尾は甲に覆われてか蕾の様に膨らんでいる。
そして長い胴には二本の金の輪が掛けられており、宙に浮いて移動する。(飛属性涙目である。)
紳士的な性格でテレパシーで話す事が出来たが、其の特異な能力を持っている事で狙われる事も多かった為、余り次元に関わらない様に生きていた。
時々彼の落とした鱗等が特殊な力を持った魔法具として重宝されている。
75次元にて真の力を解放した。新たな属性は刻。
姿が少し変化し、角に新たに輪が掛かり、まるで胴に掛かっていた輪同士が見えない空間で繋がっている様に躯の一部が見えなくなっている。
刻の姿
ラークセラー
高山の様に巨大な姿をした龍族。嵒属性。
躯の殆どが土や岩で出来ているので一目で見分けるのは難しい。
抑余り動かない龍なので、高山に擬態されたら右に出る者はいない。
大抵は気に入った場所に蹲り、背に草木が生えたりして完全に同化してしまう。
自身を流れる水等からエネルギーとして魔力を吸収するので、動く事も基本ない。成長する事で稀に存在が発見される龍である。
中には彼を利用して中の空洞に棲み付く物好きもいるらしい・・・。
天馬
皓馬の背に翼が生えた様な姿をした龍族。飛属性。
瞳丈が黔く、翼を象った様な蹄をしている。鳥の様な翼を背負い、更に其の後方に棚引く布の様な翼に似た鰭を持つ。
走るスピードは一般の馬より多少劣るが、飛行能力は凄まじく、旻を蹴る様に飛ぶ事で走る以上のスピードを出す事が出来る。
其の為乗り熟すのは難しく、何丈背に捕まっていられるかを競うレースに似た祭りが行われる次元もある。
性格は温厚で、良く馴れるので街等で人等と共に暮らしている者も多い。
影追翼(ペリュトン)
蒼の鹿が翼を生やした様な姿をした龍族。宙、飛属性。
銀色の雄々しく複雑に曲がった角を備え、碧の翼が生えている。瞳は紫紺色で、蹄は羽根に似た形をしている。
異郷の地にて亡くなった旅人の魂が転じた龍とされていて、影に異常な執着を持つ事で知られている。
本来彼等には影が存在せず、危めた相手の影を奪う力を持つ。
影がある間は大人しいが、影自体は長い間持つ事が出来ないので何れは消滅してしまう。
然うすると途端凶暴性が増し、影を思い求めて得物を探して徘徊する様になる。
影に執着してしまうのは、其の影に生前の姿を重ねてしまうからと言われているが、詳しい事は不明である。
ハイローエン
全長8mの二足歩行の蜥蜴の様な容姿をした銀色に輝く龍族。嵒属性。
全身を堅い銀色の甲に覆われており、前足は小さいが、支える後ろ足が大きく頑丈で、翼に似た甲も同様に輝いているので一見兵器か戦艦の様にも見えるだろう。
只彼等は争いを好まず、傷付かない躯だからこそ他者を傷付けない事で知られている龍で、其の堅牢な巨体を活かした突進を行うのは非常に稀。
住処を作る為に磐を刳り貫く際に見られる行動なので、一部の次元では其の様を鑑賞する風物詩として語られている。
釼龍
宙属性の双釼に似た姿をした龍族。
龍の顎門にも見え、持ち手に牙が刺さり、長く後方に尾か角の様な帯が棚引いている。
絳と蒼の二振りで、元々は一頭の龍の骨を研いで生まれた姿だと言われている。
様々な龍の力を其の刃に宿す事が出来る稀有な能力を持っている。只力を扱うには彼等に認められなければならず、持ち主でなければ手にした途端咬み付かれてしまう。
龍の番神御用達の武器として仕えており、いざと言う時は呼べば何処からでも飛んで来てくれる。
好戦的な性格だが、自分達丈では戦う事も出来ないので、常に相応しい持ち主が現れるのを待っている。
カムアノ樹
飛、翠属性。全長2m程の鳥と樹が融合した様な姿をした龍族。
一本足が樹になった鳥の様な姿をし、翼を広げて飛び立っては、樹の足で踏み付けて攻撃をする。
頭は絳く、翼は飛ぶ以外にも斬り裂く事が出来、鋭い刃に似た構造をしている。
話し好きで、群れる事が多い。枯れ木の蕭森だと思い近付いたら彼等の巣だったりする事がある。
好奇心から通り掛かる者につい声を掛け、驚かせてしまうと言った物語があらゆる次元で伝わっている。
性格は陽気で、挨拶を返してやれば気を良くして色々な情報をくれるだろう。
次元龍
宙属性。存在其の物が次元であり、次元間を揺蕩う太古の龍族。
あらゆる物を己の中にある次元へ取り込む事が出来、次元の一つとして世界を移ろっている。
通常の次元と違う点は、取り込まれる際に世界が歪み、蝶に似た幾何学的模様に覆われてしまう特徴がある。
世界全てが切り取られ、模様に置き換わって行く様は実際目にしても現実感がないだろう。
基本的に彼等が己が次元へ取り込むのは気に入った物の為、取り込み、住まわせる以外に干渉は余りしない。
意思の疎通は取る事が出来、次元其の物からテレパシーに似た魔力を送る為、宛も世界其の物から声が構築される様な特殊な音を発する。
時に壊れ掛けの次元へ訪れ、其の次元にある物を次々と己の中に取り込んで残そうとする行動を取る為、其の姿が壁画等に残されている事がある。
非常に捉え所の無い姿をしている為、其等の壁画は何も抽象的で解読が難しいが、大きな力のうねりの様な物は感じられるだろう。
伝承の姿
ダダリスティ
全長3m程の谺属性の龍族。
全身金属質に似た、一見鉄の船の様な姿をしている。
蜥蜴にも似ているが目は無く、長く伸びた髭が前鰭の様に棚引いている。
躯の左右から尾に沿って鋭い刃が真直ぐ生え、尾が舵を切る様に高々と掲げられている。
自身の周囲の凱風を止める力があり、其を利用して高速で飛び回る事が出来る。
狂暴で、暴食、動く物を見ると直ぐ追い掛けて捕らえてしまう性質があり、テレパシー等のコミュニケーションは取れるが、対話をするのは至難の業。
非常に硬質な甲を備えているので頓に突進をして何処迄も獲物を追い掛けてしまう。
良く災害等にも認定される龍族で、正面から戦うのは可也厳しい相手だろう。
戍幡龍(シュハンリュウ)
全長2m程、灰色の龍の落とし子に似た嵒属性の龍族。
長く尖った口の先は長い帯になっており、仄かに翠に輝いている。
後方に伸ばされた腕は二つに分かれ、先に鋭い鉤爪が備わっている。そして足と言う物は無く、床に吸盤の様にぴったりと引っ付いている。
複数でのコロニーを作り、縄張と決めた所を中心に等間隔に根を張って留まる性質がある。
近付く者には基本的にエネルギー弾を発射して追い払う。反動が大きいので根で支えており、一度コロニーに定めた所を移動する事は基本ない。
其の性質を利用して彼等のコロニーに宝等を隠し、ちゃっかりと警備をさせる者も居る。
離れた所からでも正確に狙う鋭い目を持ち、相手を見付ければ仲間と連携を取って隙の無い弾幕を作る事も出来る。
剴鶻(ガイコツ)
全長2.5m程、二足歩行の恐竜の様な龍族。宙属性。
全体的に紫紺色で、背骨が其の儘表面を覆っている様な甲をしている。
両手は其の甲のみで出来ており、先はまるで刀の様に鋭く長く尖った爪が備わっている。
尾はまるで三叉の槍の様になっており、硬質で実際槍の様に振るって攻撃をする。
頭も又、鋭い甲が兜の様になって覆っており、其の兜の下方から触手が何本か伸ばされ、其に因って辺りの情報を知覚している。
目は其の兜の下方、地面位しか見えないであろう所と、首の後ろに大きいのが一つあり、前方よりも後方に視野が広い特殊な生態を持つ。
切り立った山奥等に隠れ住み、周りの物事に無頓着で、己が全身の甲を研いで鋭くさせるのが常。
只其の刃を振るう事は余りなく、寧ろ争う事で斬れ味が悪くなるのを嫌う傾向にある。
其でも武術の才には長けており、余りにも鋭い甲は凱風や焔を斬り裂く事が出来るとも言われている。
雷霆鳥(サンダーバード)
全長50m。全体的に黄か金色で、翼を広げた巨大な鳥に似た姿をした雷属性の龍族。
細長い嘴に飾りを施された羽根が幾つかあり、全身を雷に覆われている。
翼は飛膜の様になっており、埋め込まれていた瓊から雷を放出する。
縄張意識が非常に強く、侵入者を執拗に襲う狂暴性を持つ。
又現れた丈で其の膨大な魔力から常に四方へ雷を降らせる。意識を向けていない時はランダムに落ちる為、彼が飛び立った後は非常に分かり易い目印が残り易い。
其故普段は眠っている個体も多く、縄張が荒らされると目醒める様にと何らかの術を残している者も居る。
加えて拘りも強く、一部の物を守護するかの様に執着する様が屡々見られる。只彼等が執着する物は飽く迄物であり、興味が尽きれば其の限りではない。
そんな経緯から雷霆鳥を崇める地も多く、伝承等が多く残されている。
多くの力を秘めた龍であり、雷を只降らせる丈ではなく、ブレスの様に放つ事も出来る。
一度目覚めれば辺りに多大な被害と影響を与え、大陸程度なら其の雷で覆い尽くしてしまうだろう。
焔蜥精(サラマンダー)
5cm程の蜥蜴に似た龍族。灯属性。
尾が異様に長い鮮やかな橙色の体躯をし、一見焔の塊にも見える鱗を有している。
熔岩の中に生息し、常に体内が燃えている為温かい。
熱其の物がエネルギー源の為、基本的には熔岩の中で一生を過ごす。
非常に芸達者な龍族でもあり、熔岩上に跳び上がっては焔を散らす様は優美である。
楽観的、物好きな個体が多く、一度気に入られれば様々な取引や手助けをしてくれ、其の様子が伝承として各次元に伝わっている。
レミレスト
全長2.5メートル程の宙属性の龍族。
橙色の蜥蜴に似た面をしているが、金属板の様な装甲が左右に付いている。でも其の金属板は存外滑らかで、長く伸びて後方でリボンの様に揺れている。
手足も黔い似た様な装甲が付いており、背に長く棚引く帯が生えている。
雌雄で姿が異なっており、雄は体色が淡く二足歩行、雌は体色が濃く、四足で活動している。
雌の方が大きく、雌の背に雄が乗って連携を取った行動を取る事がある。
穏やかな性格で、常に群で行動する。
縄張の作り方が特徴的で、縄張の入口には彼等の纏う甲や棚引く様な鬣を括り付けた樹等があるので分かり易い。
非常に仲間思いでもあり、ピンチの際には群が総出で相手を襲い、撃退をする。
雌
雄
漾蛉龍(ヨウレイリュウ)
全長15m程の聖属性の龍族。
全体的に旻色で扇の様な鰭を左右に伸ばして浮かんでおり、棚引く鰭が何重にも重なって飛ぶ姿は優美。
黔く硬質そうな嘴を有し、尾は独特な形状をしており中に魔力を込めた瓊が括り付けられている。
神殿や宝等、護る懐いに惹かれて其の地を護る守護龍であり、相手の戦意等を失わせる曦を放って大人しくさせ、悟らせて帰す能力を持つ。
清浄な地を汚す事を赦さず、争い事を最も嫌う性質を持つ。
地域に因っては神とも同一視され、放たれる曦を崇める所もある。
ソルレイサー
飛属性の龍。全長5m程。
少しマンタに似ており、内側は濃い翠、外側は薄い翠の体色をしている。
冰に似た甲を背負い、尾は葉を付けた木の枝に似ている。
背の水精に力を蓄える事で飛び回る事が出来るが、永く生きた個体は水精が成長し過ぎて支え切れずに墜落し、其の生涯を終える。
大きな群を形成し、次元を跨ぎ乍ら大旻を飛び続けるのだ。
イニオス
全長10cm、浪属性の龍。
水の雫に翼が生えた様な姿をしており、雫の先から長く紐の様に触角が伸びている。
触った感触はひんやり滑らかで、脆いので直ぐに弾けて絶命してしまう。
空気中の水分を栄養として集め触角の先から放出するが、其の際に微細な魔力調整に因り空気が浄化される為彼等が生息するエリアは清浄な気で包まれている。
イリス
全長15cm、宙属性の龍。
石竹色をしており、何処となく兎かハムスターに似ている体型をしている。
垂れ耳の様に伸ばされているのはマントで、首元と尾はまるで雲華の様な形状をしている。
其の為、一見雲華の上に乗っている獣の様に見える。
甘えん坊で悪戯好きでもある。次元に因っては妖精として扱われ、ちゃっかりペットとして飼われている個体も居る様だ。
ロンドラー
嵒属性の全身金属で出来た龍。
全長3m、四足であり、小さ目の胴から細長い四肢と頭、尾を触手の様に垂らした姿をしている。
其の内頭は鋏の様に上下に分かれており、四肢の先も鋭い爪を一つ中心に備えており、其に因って天井等に張り付いている事が多い。
基本温厚で大人しい性格だが、一度怒らせると何処迄も追い続ける執念深さと底無しの体力を持つ。
罠の様にじっとして、通り掛かった獲物を捕食する為、洞窟等の天井のある所を好む。
ツキの獣 ムーンアリア
全長30㎝位の飛と宙属性の龍。
朏に狗が一匹座っている様な姿をしている。
銀に仄かに輝く朏の舟には刺青が彫られ、其に寝転ぶ様に乗る獣は皓く、足が無い代わりに大きな尾が棚引いている。
尾は先が霞みになっていて、様々な色を写しては形を変える。
瞳は真黔に絳の筋が入った、心の底迄見透かす様な目で、実際に彼等は特異な目を持っている。
彼等は彼等丈が見る事の出来る世界があり、物質ではなくイデアを見定める事が出来る。
其から予言めいた事を屡々告げるが、物事の本質を見ているから、純粋な導きを施すとされている。
ラットラー
飛属性の全長15㎝程の鳥型の龍族。
ヒラヒラと揺れる翼を広げ、頭に目印となる飾り羽根が生えている。
首元を一巡する数珠の様になった瓊が特徴。
好奇心が強く、他の者や物を利用する力に長けているので、次元毎に割と繁殖しており、目撃例も多い。
中には街中に現れてちゃっかり次元に住まう鳥達と同じ様に餌付けをされている者も居るのだとか。
ライドゥル
全長8mもの雷属性の龍。
後ろ足と前足の間に胴を一巡して大きな金属の鰭が立っている。
頭の左右には立派な角が生え、尾も堅牢そうな背骨に似た甲に覆われている。
戦闘好きで、縄張を移り棲んでは付近に強者は居ないか探して回り、戦いを挑むのが生き甲斐。
若しも彼等を打ち負かせば、其の後は良き友として何かと手を貸してくれる友好的な面もある。
角や背の甲に雷を纏わせて突進するのが主な戦闘スタイルの様だ。
リンカーネア
全長8mの大型の龍。
魔術に非常に長けており、其の為あって属性は特定出来ない。其々の個体が習得した魔術に因って変わって行く。
其の姿は巨大な龍の様であるが後ろ足はなく、煙の様に先が棚引いている。
全体的に蒼く光る甲は堅牢そうで、存在感が無い様な下半身と比べて上半身は大柄でごつく、其の対比が不思議な現実感を植え付ける。
非常に好奇心、探求心が強く、多くは其の対象を魔術へ向ける。
其の為龍に因って異なる術を習得、或いは生み出す事もあり、個性が強い。其の姿から魔導の龍として名が高い。
又、別で知恵を授ける龍としても名が高く、己が術を他の者に伝授する姿が良く語られている。
だが其の探究心は止め処なく、一度気になれば其の次元の者や物も巻き込んで調べようとする為、災害を起こしてしまう事もある。
エルゾラスト
全長5mの嵒属性の龍で、甲殻類を思わせる外殻をしている。
海老に少し似た二本の鋏の様な手を持つが、片方は筒状の大砲に似た形をしており、もう片方は何か掬える様な椀の形になっている。
そして胴の半分程が大きな扇状の尾の様になっており、菱形の胴と尾の間を一つの水精が繋いでいる。
洞窟等を根城とする性質があり、岩を削っては地中の魔力を吸収して成長する。
基本は大人しい龍だが、摂取した魔力に因って特性が微妙に異なる。
ランドール
4mの二足の龍で、聖属性。
少し兎を思わせる顔付きで、垂れた二本の耳の先には丸い水精体が付いている。
両腕は大きく鋭利な爪を宿し、背には変わった薄い金属板の様な物が浮いており、彼が鰭の様に揺れて辺りの魔力等を感知している。
非常に温厚で、争いを好まない。懐いを汲み取る力に長けている。
そして懐いの籠った地や物を好み、護ろうとする性質を持っている。
其に因って良く城だとかの宝や、或いは城其の物を護るとして、兵達と一緒に居る事もあったりする。
基本護る事以外は無関心であり、護る事自体も本能で行っている側面が強い。
だから共生とかとは少し違った形になるが、互いが干渉しないと言う形で共存するケースがあったりする。
エンロート
飛と谺属性。全長2.5m程の馬に似た龍。
全身滑らかな薄蒼翠の金属に似た体皮をしており、刺青の様に皓っぽい甲が生えている。
足先からまるでジェット噴射の様に凱風を放ち、其に因って宙を駆ける事が出来る。
小規模な群で行動し、色んな所を駆け回り、旅をする様に暮らしているのだ。
又気性は荒いが、統率が取れていてリーダー個体の行動を良く真似する事で知られている。
其の結果、感情もシンクロしているかの様に動く姿も屡々見られる。
鳴き声「フォルルムッ!」
甲飛魚
浪属性。全長20㎝程の丸く沿った朏の様な形をした魚似の龍。
頭部が大きな蒼く滑らかな甲に覆われており、其の甲から黄の紋が入った鰭が生えている。
群や種に固執しないタイプの龍なので、良く色んな種と混群を作っている。
其の為か色んな次元に分布し、他の魚類と同じ様に食用に良くなっている。気紛れに喋ったりするので、物語等に登場する事もある様だ。
波浮魚
飛属性。全長20㎝程の丸く沿った朏の様な形をした魚似の龍。
背鰭と大きく開いたV字形の鰓があり、其処から水を含んだ衝撃波が断続的に出して海面に浮いて移動する。
好奇心が高く、色んな物にちょっかいを出したりする。
其の影響か世界中の瀛海に分布し、身近な龍として良く知られている。
レイ=ソウラ
浪属性。全長5㎝程、鼠に似た面持ちと躯をしている。
手足は無く、代わりに金で出来た扇の様な形をした二股の尾があり、丁度腹這いになる様に水面浮かんでいる。
腹にはまるで水面を叩いた時に出来る水の冠の様な膜が張られ、其で水面に浮かんでいる様に見える。
澄んだ水を好み、水面を泳いで其の境界に生じる魔力を吸収して暮らしている。
可也変化に敏感な龍で、水質が変わると姿を消す事が多い為、余り姿を御目に掛かれないレアな龍でもある。
ソウハロウ
浪属性。全長100m以上、魚に似た体躯をした高位の龍。
背には水精の鬣、尾は蟹の鋏の様な形状をしており、背にまるで突き立てられた釼の様に甲が生えている。
世界中の瀛海を巡り、大波を創り、瀛海の秩序を護る龍であり、瀛海に危険が及ぶと海底から浮上して伝説を残して去って行く。
世界全ての魔力を廻瀾へ還元擦る力を持っており、其で世界全ての瀛海を掌握すると言う。
其の様子から屡々神話に登場したり、神と同一視される事も少なくない。
天狐
宙と光属性。全長1.5m程の狐型の龍。
数多居る狐型の龍族の中で最高位に坐する存在で、世界と同化し、通ずる力を持つ。
其の姿は非常に曖昧で、皓銀の薫風の様な物が狐の姿を辛うじて象っている。
一見尾が無い様だが、其の先は世界に繋がっており、魄から解き放たれ、世界の力の一端を行使出来る様になっている。
妖精や将又神に近い存在で、非常に希少で特別な力を持った龍である。
描戯(ビョーギー)
全長10㎝程の宙属性の龍。
四足の獣に似た姿をし、頭は仮面の様な甲一枚に覆われて、小さな翼が生えている。
だが半身が不確かな様な、片目、翼がまるで絵の様にはっきり縁取り線の様な形をしている。
絵を常食とし、食べた絵に因って一時的に姿や性質が変わる特徴がある。
絵の出来栄えよりも其の絵に込められた感情に左右され易く、善にも悪にも其の姿は変貌する。
悪いドラゴンの絵を食べた時の姿
大神
創世記で語られる初まりの龍。全ての龍族の元である為、彼の因子を皆少なからず受け継いでいる。
クリエーターに近い特異な神である為、属性は無い。
世界全てをクリエーターに代わり見護り続けており、大き過ぎる力は世界の力の流れを動かす事が出来、あらゆる事象を書き換えたり歪める事が出来る。
(当龍はクリエーターが創った世界を歪める事を嫌う為、殆((ホトン)ど行使する事はない。)
姿は全長5m程の四足の群青色の龍であり、馬と蜥蜴を合わせたかの様。
瓊を結わえた銀色の髭が其の儘尾を形成している。
海馬(ヒポカンポス)
全長3m程で馬型の浪属性の龍族。
上半身が蒼い馬で下半身は魚の様に尾鰭を有している。
鰓を有し、全身に鱗が生え、頭には長く鋭い角があり、足元には蹼が生えている事から正に瀛海の馬と言われている。
非常に縄張意識が強く、自身の縄張に変化が無いか見回りを常に怠らない性質を持つ為、其を利用し城や村の護りに充てられる事も少なくない。
容赦なく襲い掛かる姿から、水害の恐ろしさの化身とも言われ、屡々寝物語で語られている。
楓狐
宙属性の狐型の龍。
全長20㎝程の子狐で、全身が鮮やかに紅く、耳や尾の形が楓の葉の様に大きく先が尖っている。
子供の様に見えるが其以上は大きくならず、目立つ体躯の為に見付けやすいが、特定の住処を持たない。
人懐こいが、禍の象徴とされており、彼等が直接禍を運ぶのか、将又禍に集まる性質があるのかは謎だ。
何時の間にか現れ、気付けば去って行くので詳しい生態は不明。
雪狐
聖属性の狐型の龍。
幼少期は姿が大きく異なり、全長20㎝程、全身が皓く、ふっくら丸く尖った耳の先が水色になっている。
同じく膨らんだ尾はまるで発条の様に巻いており、寒い時は其の大きな尾の上に乗って暖を取る様だ。
人懐こく、幸せの象徴と言われている。彼等が幸せを運ぶのか、将又幸せに集まる性質があるのかは謎だ。
蒼瀾蛇(シーサーペント)
全長50m以上の巨大な浪属性の海蛇。
蒼い体躯に全身が鋭い甲に覆われ、鑓の様に鋭く尖る首と尾を有している。
基本外部の者にあまり関心を持たず、常に自身の思う儘に広い瀛海を泳ぎ続けている。
だが一度怒らせると可也好戦的になり、執拗に襲ってくる。
又可也目が良く、何㎞も離れた獲物を見付ける事が出来る為、一度標的にされたら逃げ切るのは至難の業。
廻瀾を荒れさせる力があり、瀛海の中にまるで颱の様な嵐を生み出す事が出来る。
瀛皇龍(リヴァイアサン)
別名瀛海の王と呼ばれる浪属性最上位の海蛇型の龍。
全長100m余り、瀛海色に輝く鱗を全身に生やし、まるで王冠の様な甲に覆われた鎌首を有している。
無数に生える鰭はまるでドレスの様で、尾は鑓の様に鋭く光り、泳ぐ姿は迚も優美。
瀛海を丸毎操る力を持ち、どんなに荒れた瀛海も瞬き一つで鎮め、反対に鳴き声一つで瀛海を割る事も出来る。
強大過ぎる力故瀛海を支配すると同時に統治もしており、瀛皇龍が死ぬと其の次元の瀛海が滅び、世界が終わるともされている。
だが恋心に強く惹かれる所があり、他種族の者を愛し、自らの住処へ住まわして共に添い遂げる事も多い。
其の為、恋した相手に因っては世界を宥める瀛海の王にも、世界を滅ぼす廻瀾を呼ぶ王にもなると言われている。
ライラ・レオ
聖属性の鳥型の龍。
全長50㎝程。全体的に灰色で頭に大きな飾り羽根があるのが特徴。
又飛ぶ時に長く伸びた尾が棚引く姿は優美。
不幸を食べると言う稀有な能力を有しており、羽根から不幸を吸収して各地を飛び回っている。
其の為幸せの兆しとされて歓迎をされる事もあるが、彼等自身は不幸意外に興味を持たない為、其の様に扱われると直ぐに其の場を去ってしまう。
影郎
闇属性の実体無き龍族。
全長1.5m、正し自由に伸び縮みする為幅が大きい。
姿は影の様に真黔な姿に尖った耳を立てた何かで、衣の様なのを纏い、目と思しき物丈が蘭々と光っている。
そして交差させた両手には鎌が常に構えられている。
又足元はまるで影の様に地に縫い付けられており、正に影が立って様な姿。
其の性質は限りなく影に近く、神出鬼没で気配が無く、不意に現れては鎌で斬り掛かって来る。
然うして獲物の血を飲むと姿を消す為、中々発見が難しく調査が進んでいない。
サザンクロー
全長2m程の涼属性の龍。
姿は二足で立ち、人型に近いが全身蒼錆色の金属質な表皮を纏う。
長くまるで背骨の様な尾、両手は大きな鎌と化し、胸元から腹に掛けてまるで大きな口の様に縦に開いている。
目元も甲の奥に隠れる様になっており、伺い知れない。
常に背に生えた四枚の翅を前へ伸ばす事に因り、顔を隠す様にしている。
性格は可也好戦的で残忍。
獲物を捕らえると腹にある口で鑢の様に磨り潰して食すが、其の際は必ず生きた儘捕食する。
しなやかな全身を発条の様に使い生み出される優れた敏捷力で獲物を追い詰める為、遭遇したら逃げ切るのは困難。
譌(オオトリ)
岩属性の龍、全長40m。
姿は四足で、紺碧色の毛皮を有し、頭はまるで頭蓋骨の様な甲に覆われている。
頭は兜の様にも見えるが中は空洞。
特に尾が随分と大きく、大きな鰭か甲の様な物で覆われ、氷柱の様な棘が幾本も真直ぐ後ろへ生えている。
其の下から申し訳程度に魚の尾の様な鰭が生え、其処丈絳く、目を惹かれる。
目が無い代わりに先が蕾の様になった髭を用いて辺りを伺う。
意思の疎通等は殆ど取れず、テリトリーに近付く者に頓攻撃を仕掛ける性質を持つ。
強靭な四肢で戦いつつも、尾の器官からレーザーを放つのが特徴で、目立つ絳い尾で誘って敵を背後に誘導するパターンを持つ。
凶鶏(コカトリス)
嵒属性の小型の龍族。
鶏に似た姿をし、頸が紫紺色の鱗に覆われて、尾羽の代わりに強力な腐敗の毒が染み込んでいる蛇の様な尾を有する。
又翼は蝙蝠の様な被膜が付いている。
目を合わせた者を石化させる力を持っている。
元々合成獣の一種として生み出された経緯から手懐け易く、魔女の使い魔としても活躍している。
全く別の龍族ではあるが冠蛇とは近縁種であり、同じ出自だった龍族が世界や時代を超え、其々の形へ変化したと思われている。
冠蛇(バジリスク)
嵒属性の龍族。
蛇に似た姿をしているが四足があり、頭に鶏の様な鶏冠が生えている。
目を合わせた者を石化させ、口から焔を吐く事も出来る。
少し気難しい性格だが、知性があり争いを好まない為、上手く交渉すれば手を貸してくれる事も。
元々合成獣の一種として生み出されており、其の経歴から全く別の龍族ではあるが凶鶏とは近縁種である。
同じ出自だった龍族が世界や時代を超え、其々の形へ変化したと思われている。
ペンド・ラ・ルージュ
闇属性、全長3m程の翼を下ろした頸長の鵜に似た姿をした龍。
全体的に鴉の濡れ羽色をし、首には大きな仮面をしている。
胴も同じ様な仮面に似た皓い甲に覆われており、無数にある触手に因って簡単に剥す事が出来る。
仮面に魂を宿らせる事が出来、纏う仮面一枚一枚に其迄集めて来た魂のコレクションが封じられていると言う。
又其の仮面を被せる事に因って仮面に宿る魂と入れ替える事も出来、仮面をしたら豹変したと言う物語の多くは此の龍が関わっているらしい。
グラミット
翠属性の全長40㎝程の龍。
全身冥い蒼色で、二足歩行した蛙に似た姿をしている。
両手の先はまるで蕾の様に丸くなっており、頭にはまるで頭蓋骨を被った様に黔い甲が備わっている。
植物の蜜を常食し、気に入った蜜を出す樹を見付けると其処を縄張として護る性質がある。
其の樹と共生する為良く世話をする事も知られており、彼等が棲む蕭森は自然と豊かになる。
性格も気さくで、樹に関しての話には事欠かない。其の為庭師の代わりに彼等を庭に棲まわせる物好きな者も居るそうだ。
フェンロウ
全長170㎝程の谺と翠属性の龍。
人型に似た姿をし、鋭い狐の面みたいな甲を被って、肘からは扇子の様な鰓が突出している。
長い尾を有し、先が筆の様に豊かな毛に覆われている。
別名蕭森の管理者。
蕭森一つを縄張として持ち、其の蕭森と共に生きる彼等は蕭森其の物と例えられる次元も多い。
実際彼等は蕭森と独特の契約を結ぶとされ、其の蕭森の豊かさに因って力が比例する。
蕭森を護り、育てる事を第一とし、常に異常が無いか凱風に乗って回る為、蕭森の中であれば何処へでも瞬時に察知し、駆け付ける。
蕭森に吹く薫風の全てを操っていると言われており、蕭森を荒らす者への容赦ない攻撃から天狗と呼ばれて畏れられている次元もある。
世界樹等特別な蕭森を護る際には其の次元丸毎の環境を操れる程の力を有する事もあるそう。
ドラゴン
粗全ての龍族の祖となる龍種。
全長10m程、蜥蜴に蝙蝠に似た翼が生えた様な姿をしている。
特定の属性を持つ訳では無く、非常に環境の影響を受けて変化をし易い龍族。
非常に丈夫で長命、知性もある事からあらゆる環境に適応する事が出来、結果別の龍族へと派生して龍族と言う一族を繫栄させて来た。
元々は世界が出来て間もない頃に大神が龍族を創ろうとしたのが初まりで、一種ずつ創っていては終わらない為、ドラゴン自身に変化を委ねて放ったのが理由である。
其の為現在では寧ろドラゴンの儘存在している方が珍しく、貴重な存在となりつつある。
只稀に先祖返りと言う特性に因って別種になった筈の龍族がドラゴンへ返る事もあるので、絶滅する事はないとされている。
多くの次元の物語等にも其の存在は残されており、余りの勁さに暴れ者若しくは傍若無人な性格のドラゴンが多かった為、彼等を退治する英雄譚が大半を占めている様だ。
其でも知性は高い為、接し方次第では協力したり、力を貸して貰ったり等共生も可能な龍族である。
レシュティアドラゴン
全長50m程の闇属性上位の龍族。
ドラゴンに似た姿をしているが、コブラの様に胴回りの背甲が広がって翼の様に変化している。
其の全身は皓く輝き、緩やかに旻を舞う姿は美しい。
愛する者を失ったドラゴンが闇の力で魂を留め、共に在ろうと願った時に変化する姿だとされている。
其の為ドラゴンとは異なり、他者を想ったりする共感に優れ、其の地を護る様になる事から護り神と同義される事が良くある。
多くのレシュティアドラゴンは愛する魂を両手で持っている事が多いが、実は手に持たずとも魂は常に離れない様縛られている。
只彼等が然うしているのは一重に愛故であり、慈悲深い一面がある一方、非常に独占欲が強い性質を併せ持つ龍族でもある。
ドロウェル
翠と光属性の龍で、全長8m程、井守に似た体躯をしている。
脚が六本あり、全体的に濃い翠から背に掛けて鮮やかな旻色をしている。
其の背の上部はまるで羽根の様な甲が立ち、其処から淡く光る角が緩く沿って背の両側から生えている。
温厚で臆病寄りな性格で、争い等は好まず、足を付けた所から莽蒼を生やして姿を隠してしまう事が多い。
其の大きさの割に目撃例が少ないのは然うして彼等が隠れてやり過ごしてしまっているからだと考えられる。
又面白いのは彼等は二つの属性を躯の部位で分けて行使する所があり、足元では翠を、背では光を用いる事で、稀に傷付いた者を見付けては背に乗せて傷を癒し、莽蒼を生やして隠してやる事もある。
日ノ狗
全長2m程の光属性の龍族。
其の姿は皓い狗に似ているとされているが狗とは別種である。
複数に分かれる尾を有し、四肢の肩回りから水精が生えている。
紅鏡が力の源であり、紅鏡を浴びる事で水精が大きくなり旻を飛ぶ事も出来る。
普段余り姿を現す事は無いが、群を成して霊峰等に棲んでいる。
其処では其々が役割を持ったコミュニティを形成しており、独自の社会性を築いている。
其の為自身に課された役割には可也忠実で、責任感も強い性質を持つ。
朏朔(ヒサク)
闇属性の龍。全長10m以上。
其の全身は霄に染められたかの様に蒼黔く、光陰を受けて毛先が輝いている。
頭には立派な銀の二本角、其処から頸を巡る様に金色の角も生えている。
そして翼は中心が欠けた朏の形をしており、巨大な鎌の様でもある。
其処から背、尾に掛けて長く棚引く布の様な羽根も備わっている。
節榑立った足は鳥の様だが、其の面は狗に近い。
水鏡と可也密接な種族であり、水鏡の遣いとも言われている。
常に水鏡から現れるとされており、霄にのみ行動をする。
と言うのも光陰でのみ力を得る事が出来、霄でなければ飛ぶ事が出来ないから。
だから昊は基本的に冬眠に近い形となる。
彼等は霄を信奉しており、凱風に似た声を上げて霄を舞っている。
御疲れ様です。さて、御気に入りの子は居ましたか?筆者はファンタジーの子は皆大好きです。此処の子達も物理法則とか生態系とか色々無視している子も居ますけれど、其は次元が違う事で、他のルールで生きる子なんだと思って下さい。
実際此方の世界も未だ分かってない事だらけですからね。クトゥルフ神話の子みたいに其処等で見えない丈で大いなる存在としているのかも知れません。
愛らしきファンタジーの世界の羈旅に敬意を示して、筆者も現実と言うファンタジーで羽搏きたい物ですね。




