幻雪の惑星
恒星ダウンズの光は、第三惑星の赤茶けた大地を血のように染めていた。
アーマッド・L・ラッシードは、ウォーカーマシンの操縦席で深く息を吐いた。
八本脚の機体が、火山の斜面を慎重に登っていく。外界は、窒素とアルゴンの薄い大気に満ち、生命の気配はない。
「雪どころか……雨も降りそうもないな」
アーマッドは、モニターに映る気象データを見つめた。暗く赤い空は、晴れ渡っていた。
この第三惑星の軌道周期は、火星と、ほぼ同じだが、恒星ダウンズの光量が多いので、平均気温は地球並みだ。しかし、現在では、水は、極地かもっと高い山にしか存在しない。雪が降るなど、ありえないはずだった。
だが、軌道上の母船が捉えた微弱な反射光は、赤道直下に近い、この仮称オリンポス山に、雪原か氷床があると示していた。しかも、それは通常の水の氷ではない──未知の結晶構造を持つ、何か、だった。
そう、おそらく、それは〈先住者〉と呼ばれる異星人の遺跡の一部に違いなかった。
「ようやく、見つけられそうだ、な」
アーマッドは、唇を湿らせた。
〈先住者〉は、事象の記憶を物質に刻み込む、という未知の技術を持っていた。雪が降るという現象は、その技術の残滓なのかもしれない。
アーマッドは、探検家兼研究者として、〈先住者〉の研究をしていた。ようやく、その謎の技術の手がかりになりそうな遺跡に行き当たったのだ。
しかし、ウォーカーマシンが急斜面を越えた瞬間、センサーが警告音を発した。
「接近物体、距離三百メートル──有人、識別コード不明」
「……何だと?」
アーマッドは、視線を上げた。
赤い地平線の向こうに、もう一台のウォーカーマシンが姿を現した。白銀の装甲が、夕陽にきらめく。その機体は、彼がよく知るものだった。
音声通信回線が、開いた。
「アーマッド、お久しぶりね。あなたなら、来てくれると思っていたわ」
その声を聞いた瞬間、アーマッドの胸の奥に痛みが走ったように思った。
「……ナルディア」
彼は、呟いた。彼女は、かつて同じ未来を夢見た女だった──。
***
赤い大地に、二台のウォーカーマシンが向かい合った。
恒星ダウンズの光が、二人の影を長く引き伸ばしていた。
「……あれは、君からのデータだったのか?」
「そうよ、あなたも、この星を探しているのを知っていたわ」
この星の座標と、特殊な重力異常のデータだけが記載された星間ショートメッセージが、アーマッドに何故か送られて来たので、彼は、この惑星を訪問したのだ。
「顔を見せてはくれないのか?」
「今は、音声以外の回線を開くつもりはないわ」
ナルディアのウォーカーマシンは、ゆっくりと斜面を降りてきた。白銀の装甲は、赤い砂の風景を反射して、まるで鏡のように輝いていた。
──五年前、二人は、同じ惑星調査の専門会社にいた。彼女は、〈先住者〉の痕跡を求めて、遠い星々を渡り歩いた仲間だった。
だが、ある事件をキッカケとして、彼女は、会社を去った。
「……まだ、理想を追いかけているのか?」
アーマッドは、問いかけた。
「理想じゃないわ、使命よ! アーマッド、〈先住者〉の遺跡は、あんたのものじゃないし、人類のものでもないわ!」
ナルディアの声が、鋭くなった。
「〈先住者〉は、惑星の再生を願って、記憶を雪に刻んだの。未来を託したのよ。あんたたち企業連合の連中みたいに、遺跡を切り売りするためじゃない!」
その声に宿る熱は、かつてと変わらないと思った。
アーマッドは、歯を食いしばった。確かに、彼のスポンサーは、企業連合だ。しかし、彼自身の目的は違う──人類の未来を守るために、〈先住者〉の技術を手に入れるのが、彼の信念だった。
「ナルディア、俺は……」
それを説明しようとした瞬間、またセンサーが警告を発した。
『気象変動検知──温度低下、微粒子濃度上昇』
アーマッドはモニターを見て、息を呑んだ。
赤い空に、白い光が舞っていた。最初は砂嵐の反射かと思ったが、それは確かに「雪」だった──だが、地球の雪とは違う、と思った。
「本当に……雪が? 分析してみてくれ」
彼は、コンピュータに向かって告げた。
『はい、分かりました。拡大します』
ウォーカーマシンの外部カメラが、最大倍率に切り替えられた。
結晶の一片が、モニターの画面に映った。結晶は、六角形ではなく、複雑なフラクタル構造を持ち、淡い青い光を放っていた。
そして、一つ一つに微細な回路のような模様が走っていた。
「なんだ、これは?」
アーマッドが言葉を続けようとした瞬間、コンピュータが、警告音を発した。
『重力異常検知──局所的な時空歪曲』
彼は、モニターを見て息を呑んだ。斜面が、わずかに波打っていた。
岩が、液体のように揺れ、遠くの地平線が歪んでいた。
雪が降り積もる場所を中心に、現実が揺らいでいるようだった。
すると、回線からナルディアの声が聞こえた。
「伝説の『幻雪の領域』にある純粋な情報粒子の雪を、〈先住者〉が模倣した──不完全に再現したものよ」
アーマッドは、息を呑んだ。
「……情報粒子?」
アーマッドは、眉をひそめた。『幻雪の領域』──それは、既に知られた古代異星人の神話のような長編に記された場所だった。そこでは、時空の因果律が揺らぎ、意志により情報そのものが物質化し、死者を甦らせることさえできる、と書かれていた。
「本当の情報粒子じゃないわ。ナノマシンにエキゾチック物質の塊を付加して、擬似的に再現しようとしたものよ」
回線越しに伝わってくるナルディアの声が、少し震えていた。
アーマッドは、低く呟いた。
「……不完全な模倣……それは、危険すぎる」
「そうね」
「ナルディア、君は、先に、これを分析していたのか?」
「……」
その問いに、回線は沈黙した。つまり、そうだということだろう。
「不完全だとしても、情報粒子と同じ働きがあるなら、現実の事象を改変する力があるはずだ。触れれば、局所的な因果律が崩壊するな?」
「でも、それが〈先住者〉の目的だったのよ!」
ナルディアの声に、熱がこもった。
「この惑星は、どうやら〈先住者〉の聖地の一つだったらしいわ。彼らは、この惑星を再生させるために、因果を揺らげようとしたの。この雪は、記憶と未来を繋ぐ鍵よ。実際に、この雪を製造する装置――遺跡は、この山の先の雪原にあることが分かっているわ」
ナルディアは、一瞬、沈黙してから、告げた。
「お願い、アーマッド、協力して。もう、この惑星は、保たないかもしれない……」
***
幻の雪が、平らな山の頂を覆い尽くしていた。
青白い光を放つ結晶が、赤い台地に降り積もり、時空の歪みが強まっていた。
ウォーカーマシンの計器は、異常値を示し続けていた──重力の揺らぎ、局所的な時間遅延、そして因果律の不安定化の兆候があった。
アーマッドは、遺跡の門の前に立っていた。高さ十数メートルの黒い石柱が、雪に埋もれながらも不気味な光を放っていた。
表面には、複雑な幾何学模様が刻まれていた。ナルディアによると、それは、ただの装飾ではない──不完全な疑似情報粒子の共鳴パターンだとのことだった。
「……これが、〈先住者〉の鍵か」
アーマッドは、低く呟いた。
門の中央には、二つの円形の凹部があり、そこに手を置くよう指示する古代の記号が浮かんでいた。
ナルディアは、隣に立ち、ヘルメット越しに彼を見た。
「遺跡の門を開けるには、二人分の記憶が必要なの。〈先住者〉は、知的生物の絆を鍵にしたのよ」
アーマッドは、一瞬、言葉を失った。二人の記憶──過去を共にした者だけが、門を開けられるということか?
「……お前、本当にそんな伝説を信じているのか?」
「信じるしかないわ」
ヘルメット越しでも、ナルディアの強い視線を感じた。
「この雪は、ただの物質じゃない。ちゃんと制御できなければ、因果が崩れ、この星が完全に、死ぬわ」
アーマッドは、深く息を吐いた。
見ると、雪が、ウォーカーマシンの装甲に降り積もっていた。
チェレンコフ光のような青い光が、金属を透過し、奇妙な映像を映し出した──幼い頃の記憶、地球の青い海、そして、ナルディアの笑顔が見えた。
「……記憶を、投影しているのか?」
「そうよ、それが、この疑似情報粒子の力だわ」
ナルディアは、頭を振った。
「でも、これはまだ不完全なものよ。長く浴びれ続ければ、現実が壊れるわ」
アーマッドは、決断した。
「……協力するしかないな」
「〈先住者〉は、因果を共有する者だけに道を開いた。二人の記憶を同期させる必要があるわ。脳波を情報粒子に変換し、門の共鳴場に流し込むの」
「そこまで分析し終えていたのか――相変わらず、お前は、優秀だな……」
ナルディアは、同僚として、群を抜いて優秀なパートナーだった。その様子に、思いを寄せていたものの、彼女は、同じく同僚の兄とばかりつるんでいて、入り込む隙間がなかった。
アーマッドは、眉をひそめた。
「しかし、脳波同期なんて、危険すぎる。疑似情報粒子でも、現実を改変する力を持っているんだよな? 失敗すれば、記憶が崩壊するんじゃないか?」
「そのリスクは、確かにあるわ。でも、やるしかない」
ナルディアは、一歩前に出た。
「この雪嵐が続けば、遺跡ごと因果の渦に飲まれるわ。私たちの存在だって保証されないでしょう」
アーマッドは、深く息を吐き、ヘルメットのHUDに表示されたインターフェースを起動した。
「分かった。やろう」
アーマッドは、宇宙服の手を、凹部に置いた。同時に、ナルディアも、手を置く。
すると、脳波同期モジュールが展開し、二人のニューロンパターンを解析し始めた。
画面に、複雑な波形が重なり合う。
『同期率:12%──不安定』
「……記憶の断片が干渉している」
アーマッドは、歯を食いしばった。
「過去の因縁が、ノイズになっているんだろうな」
「なら、思い出すのよ」
ナルディアの声が鋭くなる。
「私たちが、なぜここにいるのか。なぜ、同じ未来を見ていたのか……」
アーマッドは、目を閉じた。ヘルメットの外側で、雪が青い光を放っている。その光が、彼の脳に直接流れ込むような錯覚を覚えた。
記憶が、雪片のように舞い上がった──地球の青い海、初めての外星系への遠征、ナルディアとの笑顔の会話――
『同期率:45%──共鳴開始』
門の石柱が、低い振動音を発した。目を開くと、幾何学模様が青白く輝き、雪の結晶がその光に吸い寄せられているようだった。
「……見えるか?」
アーマッドは呟いた。
「ええ」
ナルディアの声が震えていた。
「私たちの記憶が、疑似情報粒子に変換されている……」
HUDに、二人の記憶がデータ化された映像が映った。
「……脳波パターンが量子化され、疑似情報粒子の共鳴場に流し込まれるのよ」
HUDの過去の映像が、数値の海に溶けていった──しかし、脳波動機モジュールが、アラートを発した。
『警告:因果干渉検出──未来予測データ流入』
アーマッドは息を呑んだ。映像の中に、見たことのない風景が現れた──崩壊する遺跡、雪に包まれた二人の影、そして、何者かが叫んでいた。
「……これは、未来なのか?」
「それが、幻雪の力よ。因果を揺らげ、選択を迫るの」
「なんだって?」
「わたしは、ここで、あなたが来る未来を、選択したわ。扉を開けるために」
ナルディアの声は、なぜか静かだった。
『同期率:92%──門の共鳴場、解放準備完了』
門の中央が、青白い光に満ちた。
雪嵐が一瞬、静止した。時空の歪みが、門を中心に収束していくように見えた。
「……行くぞ、ナルディア」
「ええ、アーマッド」
光が爆ぜ、雪が舞い上がり、塔が門のように左右に開いていった。
***
門を抜けた瞬間、アーマッドとナルディアは、異質な空間に足を踏み入れた。
外の赤茶けた大地とは対照的に、遺跡内部は青白い光に満ちていた。
壁面には、雪の結晶を思わせる幾何学模様が脈動し、疑似情報粒子が空中に漂っていた。まるで、記憶そのものが物質化した世界だった。
「……ここが、〈先住者〉の記憶領域か」
アーマッドは、低く呟いた。
しかし、ナルディアは応えず、ただ前を見つめていた。
二人が進むと、中央に巨大な結晶体が現れた。高さは五メートルくらいはあるだろうか、雪のように白く輝くその結晶は、脈動する光を放ち、周囲の疑似情報粒子を吸い寄せていた。
「これが……記憶結晶ね。〈先住者〉が因果を刻んだ核よ。兄さんが探していた……」
アーマッドは、息を呑んだ。
ナルディアは、震える声で言った。
「この中に……兄がいる」
アーマッドは彼女を見た。
「どういう意味だ?」
ナルディアは、ヘルメットのバイザーを上げて、素顔を晒した。
雪の光が彼女の頬を照らし、その瞳に涙が浮かんでいた。
「あなたも知っている通り、私達兄妹も、〈先住者〉の研究をしていたわ。あの長編に暗号化されて記録されていた、この惑星を予備チームで調べていたの」
彼女の声は、震えていた。
「五年前、兄は、この遺跡の前で、幻雪の領域を模倣する実験に参加して……疑似情報粒子に取り込まれたの」
「そうだったのか……」
彼女の兄は、会社の公式発表では、探索中の事故で亡くなったことになっていた。その対応に不満があって、ナルディアは会社を辞めたと聞いていた。
「……兄は、因果の渦に呑まれ、存在を失ったの。でも、記憶は、きっと、ここにあると思っている。私は、それを取り戻すためにきたの」
アーマッドは、言葉を失った。
そのとき、突然、結晶が強く輝き、雪が舞い上がった。
疑似情報粒子が二人を包み込み、脳に直接映像を流し込んだ。アーマッドの視界に、知らない記憶が溢れた──若い男の笑顔、門の外に建てられていた研究施設、それらが蜃気楼のように崩壊する様子――
「……兄さん!」
ナルディアは、叫んだ。
映像の中で、男が振り返った。その声が、雪の中から響いた。
『ナルディア……まだ、そこにいるのか……?』
アーマッドは、息を呑んだ。
これは、幻覚ではない──疑似情報粒子が、彼女の兄の記憶を再構築しているのだろう。しかし、その声は歪んでいた。どうも、何かが上手くいっていないようだ。
「兄さん、がんばって! 存在を、取り戻して!」
「待て、ナルディア!」
アーマッドは、彼女の腕を掴む。
「疑似情報粒子に触れれば、お前も因果に呑まれる!」
「それでもいい!」
彼女の声は炎のように熱かった。
「兄を、孤独にしない!」
雪が嵐のように舞い、二人の影を呑み込む。結晶が砕け、青白い光が爆ぜた──。
***
遺跡が崩れ始めていた。
結晶の爆ぜる音が、雷鳴のように響いた。疑似情報粒子の雪が嵐となり、視界を奪った。
アーマッドは必死にナルディアの腕を掴み、崩壊する床を飛び越えた。
「急げ!」
彼の声は、雪に吸い込まれるようにかき消される。
「兄さんの記憶が……!」
ナルディアは振り返った。結晶の残骸が、青白い光を放ちながら因果の渦に沈んでいく。その中に、兄の声が微かに響いた。
『ナルディア……未来を……選べ……』
その声は、雪片に溶けて消えた。彼女の目に涙が浮かんだ。
しかし、立ち止まることはできなかった。壁が液体のように歪んでいた。
アーマッドのHUDには、恐ろしい警告が並んでいた。
『時空安定率:12%──臨界突破』
『因果改変予測:不確定領域拡大中』
「……この星は、もう元には戻らないぞ」
アーマッドは、歯を食いしばった。
「俺たちが、生き残れる保証もない」
「それでも、進むしかないわ!」
ナルディアの声は震えていたが、しっかりとした口調だった。
「兄が言ったでしょう──未来を選べって」
二人は、門を抜け、外界へ飛び出した。しかし、そこに広がっていたのは、もはや赤茶けた大地ではなかった。
雪が惑星全体を覆い、青白い光が空を満たしていた。
幻雪の領域が、現実に侵食しているのだ、と思った。
「……事象が、書き換わった」
アーマッドは、呟いた。彼の腕に、雪片が触れた。その瞬間、視界に未来の断片が流れ込む──崩壊した星、漂うウォーカーマシン、そして、ナルディアの兄の声が聞こえた。
『選択は終わっていない……』
「アーマッド……」
ナルディアが、彼を見た。その瞳には、恐怖と希望が入り混じっていた。
「私たち、何を選んだの?」
彼は、答えられなかった。ただ、雪の中で彼女の手を握り返した。
冷たい結晶が、二人の指を覆った。因果は崩れ、未来は不確定になったのだろう。しかし、彼らはまだ生きている──それだけが、唯一の確かな事実だった。
遠くで、恒星ダウンズの光が揺らいだ。第三惑星は、幻雪に包まれながら、新しい姿へと変わろうとしていた。
アーマッドは、雪に覆われた空を見上げた。青白い光が、無数の記憶を降らせている。その中に、ナルディアの兄の声が微かに響いた。
『未来は……まだ、選べる……』
彼は、静かに呟いた。
「……なら、進むしかないな」
雪が舞い、因果が揺らぎ、二人の影が幻雪の中に溶けていった──。
***
母船の隔壁が閉じられると、アーマッドは深く息を吐いた。
ヘルメットを外し、冷たい汗を拭う。
眼下に見える第三惑星は、もはや赤茶けた荒野ではなかった。幻雪に覆われ、事象の揺らぎに沈んだ星となった。
「……生きて帰れたな」
彼は、呟いた。
ナルディアは隣に座り、静かに目を閉じていた。彼女の頬には、涙の跡が残っていた。
モニターには、惑星の映像が映っている。降り積もった雪の青白い光は、安定していなかった。時空の歪みが、まだ星を蝕んでいるのだ。
「……あれは、再生なのか?」
アーマッドは、呟いた。
「終焉かもしれないわ」
ナルディアの声は、静かだった。
「でも、兄が言ったでしょう──未来は選べるって」
アーマッドは、彼女を見て、ゆっくりと頷いた。
「……なら、進むしかないな」
彼は、ナルディアに、にっこりと微笑んでみせた。
――疑似情報粒子は、アーマッドとナルディアの神経に痕跡を残したはずだ。
二人の脳波は、〈先住者〉の共鳴場で同期した。その影響が、どんな未来を呼ぶのか──誰にもわからないだろう、と思った。
やがて、母船は軌道を離れ、幻雪に包まれた惑星が遠ざかっていった。
(了)
こちらも、『あらす』『追憶の少女』と同じ二十ン年前に、今はなき、ゆきのまち幻想文学賞に投稿し……そこねた一編を完成させたモノです(『宇宙の幻雪』の関連作)。書きかけたのは『宇宙の幻雪』の翌年ですが、時系列的には、こっちが前で、宇宙の探検家アーマッドとその妻ナルディアのストーリーですね。『追憶の少女』は、実は、こちらの遺跡の祖先的なシステムの話です(最終的に、地球人が、星間ネットを再開通させたという設定です)。
まだ、旧劇場版○ヴァの余韻が残っていた頃に考えていたっぽい話ですね~。でも、この話、よく考えてみると、ちょっと、リメイクシリーズの方のコスモク……リバース・システムを不完全にしたような感じかも。……そういえば、○スカンダルがシャル○ートっぽくなって、実は『シャングリラ』っぽくなって、続編でどうするのかなーと思ったら、王族○ャルバートがでて、王家の谷っぽい戦艦がでてくるあたり、凄い辻褄合わせだなーと、やるねぇ、とニマニマしました(笑)。




