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「『書く』ということ」、「私の宝物」 ミーナ

さて、今回はエッセイです。

2本、書かせていただきました。

行くよー。

--- ここから1本目だよー。---


Part1.『書く』ということ


1.エッセイについて考えてみよう


小説よりはエッセイのほうが書きやすいね。

大変なわけよ、小説って。

頭の中で世界を作り上げて、それを文章にして読み手に伝わるようにしなきゃだからさ。

先立って必要なものは、想像力。じゃない?


さらに覆面小説イベだったりすると、どうせなら目指してみよう完覆面。欺瞞も必要なのよさ。

エッセイは、考えたことを書いていけばいいから、だいぶ楽なわけ。作者名もオープンだしね。まんま書けばいいわけよ。


それでも起承転結つけなきゃいけない。

オチがないとね。オチが。

関西人の血が騒ぐわけよ。って、1ミリも関西人の血は入ってへんけどな!



2.「書く」という行為の好き具合について考えてみよう


たぶん私は文章を書くことが割と好き。

とは言え「自分の好きな行動ランキング」を作ったら、書くことは間違いなくトップ10圏外だし、トップ30にランクインするかも微妙。

「食べる」「寝る」には言うまでもなく負ける

。「お片付けをする」「掃除をする」には勝てるね。うん、そこは楽勝。


しかし「泳ぐ」には負けちゃうかな、それでも「泳ぐ」の事前準備や後処理を考えると「書く」のほうがいいかな。インフラいらないしね。いつでもどこでもできるしね。


だが。仮に生業にできるほどの書く能力を神様が授けてくれるとしても。一日中、文章を書いていられるほど好きじゃないわけよ。根気ないしね。

その程度の好き具合。



3. 過去の「書く」という行為について考えてみよう


女子ってそもそも、文章を書くことが好きだよね。

小中高、その時々の友達とそれぞれ交換日記をやっていた。

(たしか)かわいいノートでさ。カラフルなペンを駆使してさ。時々絵も入れたりしてさ。


あれって、なんだろうね。

毎日学校で会ってるんだから、直接話せばいいじゃんね。

話せないことを書いてたのかな。何を書いたか全然憶えてないけど。

ノートは1冊を使い切ることなく終わってたのかな。2冊目とか3冊目に突入することもあったのかな。


あのノートって、結局、誰が持ってるんだろう。今、手元にあったら見たいわけよ。見てもいみふかもしれないけど。



4. 過去の「書く」という行為について考えてみよう2


そういえば、気が向いた時だけ、手帳に日記をつけていた。

小学生の頃から。大人になってからも。

本当に気が向いた時だけ書いていたから、書かない時期が何年も続くこともあれば、書きはじめると何日も連チャンで書いたり。


その日記を書いた手帳、全部捨てちゃった。

「自分が死んだ後にこんなの誰かに見られたら恥ずかしい」と思って。

見られても死んでるんだから、別に恥ずかしくないじゃんね。

そもそも、友達からリクエストされると、普通に見せてたのにね。

捨てなきゃよかったなあ。



5. 現在の「書く」という行為について考えてみよう


書くことって大事。


私はよく何かを書いてるよ。

何かやる時に順番が大事になることってあるから、手順を書き出したり。

ムカついたことがあった時、何が原因で、どうしたら解決するか、書いて考えてみたり。

それから、何かお話をしなきゃいけない時は、内容を書き出したり。

気持ちが整理できるし、推敲できるし、誰かに伝えやすくなるし。

すごいね、書くことって!


…って、どれもこれも、仕事に関してじゃんね。

そして明日は新入社員の皆様に対して何かいいことをお話する、という滅相もないお役目を仰せつかっている。

(もちろんそれも内容を書き出している)


神様、想像力と根気のない哀れな社畜にどうか武運を。


オチって難しくて、つけられなかったよー。


以上



‐‐‐ ここから全然別の内容だよー。---



Part2.私の宝物


私には大切な大切なわんこがいます。

赤ちゃんの時にうちの子になってくれて、もうすぐ17歳。



1.出会い

おうちの中でわんこと一緒に暮らすのは幼い頃からの夢で、当時の彼氏(今の主人)と共に住むことになった時にわんこを迎え入れられるのはとてもうれしかった。


「『コジマ』でわんこを買う」と思っていた私に主人が『保護犬』について教えてくれた。

まだ保護犬が浸透していなくて、保護犬という言葉すら知らなかった私は感銘を受けた。

そして主人が後押しした。

「どんな子でも、うちの子が一番かわいい、でしょ?」

確かに。私は、どの子だって愛せる自信がある。


そうして、たった生後1ヶ月半のプリップリの赤ちゃんわんこがうちの子になってくれた。

名前は小太郎(主人が命名)。愛称はこーちゃん(当時、近所に住んでいた雑貨屋さんのマダムが命名)



2.天使部分

体型は柴犬風、大きな目とオレンジがかって白いラインが入っている毛色はコーギー風のこーちゃんは、コミュ障気味の私や主人とは違い、最初から人が大好きで、誰に対してもぶんぶん尻尾を振る、まったく人見知りしない子。

犬版リア充か。


走るのがとても速くて、穴掘りも上手で、よく笑う子。


初めて食べたさつまいもにハマり、その日から今日まで、16年間、毎日欠かさずさつまいもを食べている。

よく飽きないもんだ。


2回、引っ越しをしたけれど「新しいおうちに住むんだよ」と言うとちゃんと理解してくれる。いずれも引っ越し初日のお散歩から「ぼくんち、今日からここなんでしょ」と、帰り道は新しいおうちに先導してくれる。賢い子。


おうちで遊ぶことも大好き。

家の中でよくかくれんぼをした(彼はいつも鬼)。

探しに来た彼を「わっ!」と驚かして私が出てくるのをいつもワクワクドキドキ待っていた。


芸達者で、キラキラした目でいろいろ憶えてくれた。待て・よし・付いて・おすわり・お手・おかわり・ダブル・伏せ・ゴロン・お腹・はーい・タッチ・ごめんね・ちゅー。


自分にメリットのあることしか興味ないけど、私が話していることなんて、たいがい理解している。



3.ちょいワル部分

お散歩中に会った見知らぬおばちゃんはこーちゃんに言った。「あなたの心はお花なの。嘘もつかない、意地悪もしない」。

あー…いや、こーちゃんは嘘もつくし、意地悪もするんだな。


「おいも食べた?」と聞くと「おいも? ぼく、食べてないよ」と答えて、さらにもらおうとするし。


そもそも『取ってきて』は2〜3回やると飽きちゃう。飽きると必ず「あそこにあるから自分で取ってくれば?」と言われるし。


あんなにハマったかくれんぼも、10歳を過ぎた頃から「えっ、かくれんぼ?…俺がそんな子供の遊び、すると思ってんの?」と言うようになるし。


冬はこたつにこもりきりで、足がぶつかってしまうと超絶不機嫌。「はー…ったく!」と溜息をつきながらこたつから出てしまうし。


私のトイレが長いと、扉をドンドン叩くし。


お散歩中にお友達(わんこ)がう○こをしているのを見かけると、走り寄って「ねえねえ、うんこしてるの?」と訊くし。


でも、そんなあれこれもおもしろいよ。



4.現在

あっという間に月日が過ぎ、16歳に。

ハイシニアと呼ばれる年齢をとっくに越え、それでも一万歩/日ぐらいお散歩をするお散歩王で、ずっとそんな日が続くと思っていたのに。


あんなに振っていた尻尾が振れなくなった。

お散歩中に転んでしまうことが出てきた。

お散歩の帰り道は疲れて座り込むことが出てきた。


獣医さんには「手術どころか、検査も難しいよ。お薬を出すことしかできないよ」と言われた。

年齢が年齢だから、手術はもちろん検査にも耐えられないかもしれない、と言う(犬の精密検査は全身麻酔がマスト)


「もしこーちゃんが『もう一度、走れるなら死んでもいい』と思っているのなら、お金がいくらかかるとしても検査も手術もお願いしたいです」、と獣医さんに伝えたけれど、「思ってないでしょう」と一蹴された。


こーちゃんに合うお薬を見つけるぐらいしかできないまま、症状が進んでしまい、支えていても立つことすら難しくなってしまったけれど。

お散歩もずっとカートに乗っているだけで、歩くことも叶わなくなってしまったけれど。

かわいい。会った初日からかわいくて仕方なかったけれど、昨日よりも今日のほうがかわいい。明日はもっとかわいい。


おすわりもお手も、もうできなくなってしまったこーちゃんなのに「ちゅー」だけはしてくれる(主人にはしない。私だけ)

元気な頃は「俺は大人の男だから『ちゅー』なんて赤ちゃんみたいなことはしたくないの」って言ってたのに。

ありがとう。


こんなに誰かを大切に思ったことはないし、こんなに誰かから愛情をもらったことはないと思う。


少しでも長生きしてね。

何があってもあなたのことが大好きだよ。

どっちもオチはないよー。ごめんねー。

でもこんなんでよければ、いくらでも書けるよー。

読んでくださったあなたにも、どうか幸あれ!

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