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君に虹色の花束を。  作者: 赤い天使
1/1

Prologue

人間と魔物が対立している世界。


その世界では日々魔物によって被害が出ていた。


そんな中一人の者が立ち上がった。


その者の名前はコウ=ライトニング。


光魔法を得意とする男である。


光魔法は魔物や魔人、

魔王に大ダメージを与えることができる唯一の魔法である。



しかし、光魔法は扱うのが難しく

使える人は世界でも指で数えるくらいだった。



その中でも光の上級魔法を使えるのはコウのみ。


そんなコウに勇者の称号があたえられた。


コウは魔物による被害を食い止めるため魔王城に向かった。


「俺が魔王を倒してやる!」



あれ。でも、、、、、、。


「そういえば、、、昔遊んでいた、魔族の女の子、、、、


あの子も、、、、殺さなきゃいけない、、のかな、、、?」






「名前は、、、確か」









「リリス、だっけ」














in魔王城



「はあ!?勇者が攻めてくる!?なんで!?



え?人間を………攻撃した…………?何をやってるんじゃ!


妾は手を出すなと言ってあったであろう!



しかし……勇者がここにくるのか。



………………………………迎え撃つしかないのかのぉ…………」



妾の名前はリリス。リリス=ナーヴァス。


妾は王の血筋であり、先代が亡くなったため魔王になったのである。

魔王であるが故に、人間を敵対視している、と思われがちだが

妾には人間を殺したいとか、滅ぼしたいとかいうものはない。


むしろ、良き友として友好関係を築きたいとも思っていた。


だからまずは先代がやっていた、人間を殺す習慣を禁止した。

生きるため、食べるのでもなんでもなく、ただ殺していたからじゃ。


もし、魔族が人間を食べないと生きていけないのであれば

妾とて人間と仲良くしようなんて思わんわ。


仲良くするより、奴隷や家畜にするのが目に見えておる。



しかし………まさか魔族が人間を攻撃するなんてのぉ。

先ほども言ったとおり、人間には手を出さないように、と

定期的にある魔族会議で言ったはずなんじゃが………


やはり、最近魔王の座についたばかりの

妾には従いたくないんじゃろうな。


「………とりあえずは勇者を迎え撃つ準備をしなくてはのぉ」




流石に魔族を守るためには戦わなくてはいけない。


それが、、、魔王になった際に結んだ契約。、、、違反したら死ぬ。


契約の証は首に刻まれている。


その証をなぞりながらこう思う、。


「やはり、魔族と人間が共存するのは無理なのかのぉ、、、。」








昔、よく遊んでいた人間………否、友の名前を呼ぶ。






「妾はどうしたら良いのかのぉ、、、コウ、、、、、、」

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