2/3
02 理由。
さて、現在2010年。
ノストラダムスの大予言の時期よりも、10年も経ち、
私は、三十路を目前にしている。
ノストラダムスの大予言に裏切られたことを嘆くべきなのか、
それとも、それを信じ、人生設計をしてこなかった自分を嘆くべきなのか。
私からしてみたら、三十路なんてただの区切りにしか過ぎず、
昔から別に気にしてもいなかった。
お肌の曲がり角。三十路。婚期を逃す。幸薄い女。
などなど、いくつか自虐的な言葉に当てはまると思いつつも、
自分で言わなければいいんだと思ってきたし、言わずに来た。
しかーし、世の中は酷なものである。
こんなに三十路に風当たりは強いのか?なぜ?
最近では、これらの言葉にぶつかり、時に哀しみさえ覚える。
なぜこんなになってしまったのだ?
私は、違うはず!いや、もっと私は幸せになれるはずなのに。
なぜ、こんなことになってしまったのだろうか。
三十路手前に、後悔する部分と、胸を張れる部分をしっかりしておきたいと思う。