南東部のダンジョン
2つ目のダンジョン攻略。
22時におかわり有ります。
俺達は今日の予定を話し合った。
そんな中、リンが自信無さげに言い出した。
「私も確実とは言えないのですが、まだ制覇されていないダンジョンが有ると聞いたことが有ります。」
「ダンジョンか!しかも未だ制覇無しの!」
「はい。私の記憶違いでは無ければですが、難易度が高いダンジョンの筈です。」
「皆、どうかな?」
「「「「「「賛成。」」」」なのじゃ。」さ。」
こうして、俺達はダンジョンに行く為に冒険者ギルドで、情報を受付嬢さんから聞いた。
「確かに未だに制覇はされていません。」
「何処に有りますか?」
「場所は、………………になります。
しかし、ダンジョン・コアの破壊は禁止になっておりますので、ご注意下さい。もし、破って破壊しますと、ダンジョンに入ったパーティー1人に付き、白金貨50枚を罰金が御座います。」
「信じられない金額ですね。」
「それだけ、重要だという事です。」
「分かりました。他に何か情報は有りますか?」
「そうですね。3日前にダンジョンに行ったパーティーがまだ帰ったという報告を受けておりません。気に留めて頂けたらと思います。」
「そのパーティーの構成は?」
「前衛が男性2人、後衛が女性2人の構成ですね。」
「もし、出会えば、伝えておきます。」
「ありがとうございます。」
「良し。皆、行こう。」
「はい。」×7
俺達はダンジョンに向かう途中、最近は見掛け無かったトロールを討伐しながら、ダンジョンを目指した。
途中、上からフォレストスネークが大量に落ちて来て、リン達がパニックになり、収まった時には辺り一面が「氷に覆われた能面のリン」と「涎を垂らすラン」と「岩に囲まれたセレン」と「延焼の言い訳をするミヤ」と「彫像の様なリーナ」と「悲哀顔のシャオ」と「無言で生き残りを惨殺するレイカ」が、足元に色々な状態のフォレストスネークの亡骸が四散している中、立っている。
俺は何も言わず、足元のフォレストスネークを全てを風系魔法で集めて焼却処理して、水系魔法でリン達と周辺に雨の様に降らせ周りの延焼を鎮火した。その後、リン達に「洗浄」を1人に付き3回使って、一言。
「皆。休憩は終了だよ。ダンジョンに向かおう。」
「……そうですね。」
「ランのオヤツがー。」
「さあ、行きますぞ。」
「そうやな。」
「行くわよ。」
「憐れなのじゃ。」
「行くべ。」
リン達は俺の声で我に返り、先を急いだ。
南東部ダンジョンに到着して、見ると出入口の外観は普通の洞窟型だ。
冒険者ギルドに聞くと中の内観も普通の洞窟型らしい。
ただ、ダンジョン内の魔物の強さが普通では無いらしい。
ダンジョンの魔物の強さによっては、それなりに入り浸るかもしれないな。
「南東部のダンジョンに到着した。皆。気を引き締めて行こう。此処のダンジョンの魔物は強いらしいから。」
「はい。」×7
冒険者ギルドに因ると、地下30階層以上は有るらしい。
一応は食料は、万が一に備えて5ヶ月分は有るから、当分は大丈夫だろう。
出て来る魔物は、トロールやオークやボア系に魔鳥系。とりあえずは蛇系が出なくて平和です。出たらどうなるか分からないからな。
それに、ウルフ系。そして、スライム!
雫型では無いが、淀んでいない綺麗な青系の半透明だ。
すかさず、リン達に討伐を止めさせて、俺は「ティム」を開始した。
この日の為に用意した「おやつ」をアイテムボックスから出して挑戦する。
………………、「おやつ」が4つ目でなんと「ティム」に成功した。
リンとランは、3人の時に話していたので呆れ顔。他の4人は引いていた。
俺の冒険者としての夢の1つと熱く語った結果、セレン達は何とか、女として男を立ててやるかと諦めて、承諾して貰った。
早速、アイテムボックスやマジックバックから、多種様々な魔物を1匹ずつを上げた。勿論、ヒュドラの首も1つ上げた。
因みに名前は「スーラ」だ。安直?名前付けは安直な方が良いんだよ。
後、採取したが不良在庫状態の薬草も上げた。
スーラは、食事中はずっとリズミカルに身体を動かし、食べ終わると俺の身体を這いながら登り、頭の上が落ち着くのか、そこから動かなくなった。
俺達は新しい仲間のスーラに時々は気にしながら、ダンジョンの攻略を進めた。
階層が進むに連れて、魔物の強さも上がって行く。これなら、暫くは入り浸るのも良いかもな。
こうして、俺達は途中のエリア・ボスを倒しながら先を進めた。
最初のエリア・ボスは、オーク・キングにハイ・オーク5匹。
次はトロールが10匹。これが意外とキツかった。トロールはそこそこの回復スキル持ちだから、計算外の場面が何回か有った。
このダンジョンは15階層にエリア・ボスを1つ設置しているみたいだ。
俺達は今、35階層に居る。この階層に入ってからは上位ウルフ系が群れで出現する。必ず「火」の息か「氷」の息を吐く。しかも、この2種は外見の違いが少ない。
苦戦はしないが油断は出来ない。
36階層の入り口に誰か倒れていた。
念の為に警戒しながら近付くと、女性と言うよりは俺達と同じ位の外見だった。
「おい!大丈夫か?俺達は冒険者だ。何が有った?」
「……。」
反応が薄い為、マジックバックから、ポーションを3本出して2本は身体に掛けて、残りの1本は口に含ませた。
彼女は何とかポーションを飲み干して、回復した様だ。
「俺達はCランク冒険者のパーティーだ。」
「助けてくれてありがとう。回復に掛かった費用は後で悪いが必ず払う。」
「その話は後で構わない。それよりも何が有った?」
「ボク達はこの南東部を縄張りにしているDランク冒険者パーティーで、何時もの様にこのダンジョンに潜ったんだ。今回はダンジョンの中を2泊の予定で始めた。今回は何時もより速く進めた事から予定に無い、37階層を目指す事になった。」
「それで?」
「37階層の半ば辺りで、この階層に居ない筈のヤツが居た。」
「その魔物は?」
「その魔物は、『バジリスク』だ!」
「バジリスク?」
「ああ、そうさ!だから、ボク達は逃げる事にしたんだけど、追い掛けられて、次々と捕まった。ボクが最後の1人になり、皆の分も生きる為に逃げていたら、気がつくとこの状態だよ。」
「この後はどうするんだ?」
「ボク達は、南東部で力を蓄えて世界中を冒険する夢が有ったけど、もう無理だよ。故郷に帰って仲間を弔うよ。」
「俺達の名前は、パーティーリーダーのセツナだ。後ろは仲間のリン。ラン。セレン。ミヤ。リーナ。シャオ。レイカだ。」
「女だらけのパーティーだね。」
「だから、今更の1人や2人は問題無いんだ。それなら、俺達の夢も世界中を廻る事なんだ。君も夢を諦めたく無いならどうだい?」
「面白い勧誘だね。なら、バジリスクを討伐出来るなら考えるよ。それと、ボクの名前は『イリス』よ。」
「分かったよ、イリス。俺達がバジリスクを討伐する所を見ていてくれ。」
「皆、いいか?」
「聞くまではありません。」
「そうだよー。」
「行きましょう。」
「アチシも行くで。」
「行こうよ。」
「しょうがないヤツなのじゃ。」
「アタイ、バジリスクは初めてだ。」
「どうやら、皆はヤル気満々みたいだな。」
「バジリスクは、ボクを追って近い所に居るかもしれないから、気を引き締めて。ボクは離れた所から、見ている。」
「分かった。それで良いよ。
皆。行こう!」
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