表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

94/511

リンの実家での騒動

レイカにいつもの2つを渡して、リン達の説明。


リンとラン、そろそろゲンカイ?


21時におかわり有ります。

 俺はルシムさんの家、つまり、リンの実家に到着した時にレイカに渡す物を思い出した。


「そうそう。レイカ、はい。」

「これは?」

「この2つは、リン達に聞いてね。」


 俺はレイカに、腕輪とポーチを渡して説明をリン達に任すと、レイカは説明を受けて早速、自分の荷物を腕輪に収納していた。

 これで、ランの家の訪問という大事な予定が終了したけど、どうしようか?

 正直、いきなりメインディッシュが無くなった。

 まさか、ヒュドラをいの一番に討伐する事になるとは。俺としては、南東部の魔物を倒しながら、身に付けた力を試すという形で、ヒュドラに挑むつもりだった。

 あ~!?冒険者ギルドで、聞けば良かった!


「どうした?予期せぬ事でも、起こったのか?」

「いいえ。俺達はヒュドラ討伐を終わらして帰って来た所ですよ。」

「何!もう倒して帰って来たのか?」

「ええ、そうです。」

「それは、凄い。以前の記録では、3つのパーティーで3日間掛かったそうだよ。」

「どうして、そんな記録が残っているのですか?」

「当時の冒険者がアピール用に残したらしい。一応はギルドの出した評価は『優秀』らしいぞ。儂が知っていたのは、何かしらの助言が出来ればと思っての事だ。ヒュドラの回復力を見て、引き返した時用に再挑戦で結果が出る為にな。」

「それなら、わざわざ再挑戦で帰って来るのを待たずに、最初の行く時に言って下さいよ。」

「欠片とはいえ、魔王倒したなら要らないと思ってな。」

「お父様、昔からのクセでの後出しを、あれ程しない様にと言ってきたのにまだ繰り返すのですか?」

「ちょっと待て。昔は怖いだけだったのに、何故か寒いのだが?」

「お父様。問答無用!部屋でOHANASHIをしましょうね。」

「リン。謝る。謝るから、寒いのはイヤーーー!」

「さあ。お父様。行きますよ。」

「セツナ様方。ああなると、少し時間が掛かります。」

「そうですか。」

「ですから、お部屋でお寛ぎ下さい。」

「分かりました。後、すみません。1人追加でお願いします。

 新しい仲間の『レイカ』です。」

「レイカです。宜しくお願いしましゅ。」


(かんだな。)(かんだわ。)(かんでたな。)(かんだのじゃ。)

(かんだー。)(かんだで。)(かみましたわ。)


「畏まりました。直ぐに準備致します。」

「お願いします。」


 俺達はリン親子の語らいを邪魔する訳にもいかず、部屋で休憩する事にした。


 夕食の時間になり俺達もご馳走になった。

 ただ、ルシムさんだけは静かだった。


 後は、寝るだけでなので日課の「魔力操作」と「魔力制御」の鍛練をしているとノックがした。


「リンとランです。宜しいでしょうか?」

「どうぞ。」

「大切なお話がございます。」

「どうしたんだ、改まって?」

「セツナ様は何時になったら、私達を『(つがい)』にして頂けるのでしょうか?」

「どうしたの、藪から棒に?」

「私達は最初の同じ宿屋の頃から、覚悟も決めていましたし、シャオやパイリオカアサマの匂いが有ったので、我慢してきましたが、私達のそれぞれの親から許可も貰った以上は……。」

「う~~~ん。ごめんな。リン達をそういう意味で見ていないんだ。それに、匂いがするのなら同じ宿屋に居た時に朝、じっと見ていたけど、俺はリン達にそういう匂い出していたか?」

「いいえ。」

「だから、まだそういう気持ちに成らないんだ。」

「分かりました。」

「駄目なのかー。」

「悪いな。」



 リンとランは肩を落として俺の部屋を出ようとした時に俺は声を掛けた。


「リン、ラン。番は無理だが、一緒に寝るだけなら良いよ。」

「……セツナ様。」

「……セツナ。」

「リンとラン。お休み。」

「セツナ様。お休みなさいませ。」

「セツナ。お休みー。」


 俺は左右を女の子、いや、美少女に挟まれて寝れるのかと思っていたら、いつの間にか眠っていた。

 数日後に、この日の夜にリンの「正座で2時間説教」が無かった事に内心で喜んだ。


 朝、目覚めた時にはリンとランは居なかった。

 朝食を食べる為に移動中にリン達と鉢合わせしたが、リン達の表情や空気は二分していた。

 リンとランは、疲れ切った表情。

「セツナ様。……おはよう……ございます。」

「セツナ。おは……よ……う~。」


 一方、レイカ以外の4人は一瞬だが血に飢えた獣の眼をしていた。

「おはようございます!」

「おはようやな!」

「おはよう!」

「おはようなのじゃ!」

「おはよう。」


「皆。おはよう。リンとラン、どうしたんだ?」

「お気に為さらず。」

「そうだよ。これは、私達の問題だよ、セツナ君。」

「そうなのか?」

「そうなのじゃ。だから、気にせずに朝食にしようなのじゃ。」


 ……俺は何と無く、足を踏み入れてはならないと感じた。


 俺達は朝食が終了して部屋を借り、今後どうするか話し合った。




暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ