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鬼っ娘、随行!!

鬼っ娘、頑張る。


懐かしいアレを使う主人公。


22時におかわり有ります。


「おはよ。セツナさ、リン達。」


「……、これから、ヒュドラ討伐に向かうから、案内は要らないぞ。」

「アタイも、ヒュドラ討伐に連れて行って欲しいんだ。アタイは村を出て世界を知りたい。だから、その為にはアタイは強くないといけないんだ。」

「……。リン、何も言わないって事は?」

「はい、レイカは昨日の内に実家と私達に話を通して許可を得ています。」

「他の皆もか?」

「「「「「はい。」」」」なのじゃ。」

「私も同じ気持ちだったからね。」

「分かったよ。リン達、レイカを頼むよ。」

「「「「「「はい。」」」」」なのじゃ。」


 俺達とレイカは密林を進む。

 流石にこれ程の密度では視認からの対応は遅れるので、最初から探索魔法を常時展開で、ヒュドラの居る沼地を目指して移動を続ける。

 どうやらレイカは、許可を貰えるだけの能力と知識が有る様だな。

 俺達は何時もより進み方が遅いのだが、それでも通常の冒険者よりかは移動速度が速い。

 レイカは付いて来ている。


 少しずつだが、出現する魔物の特徴が単一化に成りつつ有る。

 魔物の毒性持ちが次第に増えて、それ以外は減って来ている。

 魔物が毒性持ちだけに成ると、毒性が強くなっていく。

 これは近いかな?

 問題の沼地も近い。

 俺達は適当な開けた場所に結界を張り、休憩に入った。


「皆、復習だ。聞いた話では、ヒュドラの毒は確かに強力だが、致死に至るモノでも無く、即効性も無いらしい。なら、要注意は『毒』よりも『酸』の方だ。『酸』の方が『毒』以上に動きを阻害され、身に付けている武具一式を痛め付けられる。武器も同様だ。だから、皆も『酸』には、注意して欲しい。」

「「「「「「「はい。」」」」」なのじゃ。」さ。」


 俺達とレイカは結界により、安全に休憩を取る事が出来た。


「さて、休憩を終了しますか。

 ラン。今、ランの探索はどれくらい伸びた?」

「誉めて。今、半径800Mくらいだー。」

「おお!?それは凄い!」


 俺は思わずランの頭を撫で回した。

 気付けば、リン達の視線が冷気を漂いながら痛い。


「えへへへ。セツナに誉められたー。」

「ラン。じゃあ、ヒュドラの位置が判るか?」

「セツナ。やってみるー。」



「密林や魔物の匂いやヒュドラの毒性の息とかで、分かり難いけど意外と近いぞ。後、東南に100Mくらいだー。」

「へー。思った以上に近いな。これは、さっき言った事は予定変更だな。」

「……セツナ様。お顔が黒くて悪役になっています。」

「ヒュドラ討伐には、ある程度の開けた場所が必要だし。魔法攻撃に因るヒュドラの耐久力と、噂の再生能力を確かめる方法が有る。かなり、楽にな。」

「ラン。楽なのは嬉しいー。」

「動き難いのが解消されるのは嬉しいのだが。」

「密林が鬱陶しいやな。」

「後で怒られないかな?」

「やってしまうのじゃ。」

「何するのさ?」

「こうする。リン達。一応は周りの警戒と魔法攻撃後の衝撃に備えてくれ、いくぞ!」


「黄昏の刻限、鮮血に染まりし紅き宝玉、悠久の中、封印されし偉大なる御名に誓う、眩き光を放て。

 吹き荒れろ!『竜滅閃光覇(ドラゴン・ノヴァ)』!!」



 辺り一面を赤い光に包まれ、その後に来る衝撃。

 落ち着いた時、前方には、密林は無く、荒野になっていた。

 その先には、元は沼地の跡地と、ヒュドラの身体は焼け(ただ)れて、5つの首の3つが消滅して残り2つも無事では無く、1つは力無く垂れていた。


「おし!上手くいった!!」

「セツナ様。帰ったら説教です。」

「……セツナ君。だから言ったのに。」

「そんな事より、ヒュドラにかなりのダメージを与えているみたいだ。畳掛けよう。」


 俺達は、走って近寄りながら、魔法で追撃を開始した。


「砕け散りなさい『凍獄葬儀(ブリザード・コフィン)』!」

「噛み砕け『疾風狼牙(エアロファング)』!」

「穿き貫け『岩炎魔槍(ブレイズランス)』!」

「燃え尽きろ『紅蓮炎葬(クリムゾン・ロータス)』!」

「討ち払え『烈光乃槍(ノヴァ・ランス)』!」

「ふれ伏せ『重力弾(グラビティ・ボール)』!」


「「「「「グシャーーー!」」」」」


「喰らえ!『瞬光閃斬』覇っ!!」


 俺は、シャオの重力弾(グラビティ・ボール)でヒュドラが地面に押し付けている間に接近して、一撃を放った。


 ヒュドラは、声も無く、静かに沈んだと思った時、ヒュドラの身体から白い煙りを出し、ヒュドラの身体を包んだ。

 白い煙りが晴れた時、ヒュドラの身体は5つの頭も合わせ回復していた。


「うはぁ!?本当に回復力が凄いな。」

「あそこまでダメージを与えたのに……。」

「ヒュドラは、凄いなー。」

「噂以上の回復力です。」

「アレは気持ち悪いやな。」

「どうする、アレ?」

「気持ち悪いのじゃ。」

「どうするのさ?」


 うーみゅ。

 予想外の回復力!!

 前世のセオリーを試してみますか。


「皆。俺はこれから、ヒュドラにある事を確かめる為、単身で突っ込む。リン達は、魔法でヒュドラの気を逸らしていて欲しい。」

「危険です。」

「どうするの?」

「やってみないと判らないからなぁ。」

「分かったのじゃ。好きにするのじゃ。」

「お任せ致します。」

「セツナなら大丈夫ー。」

「イケるのかや?」

「大丈夫。上手く行けば、ヒュドラ討伐は簡単に終わるからな。リン達、頼むよ。」


 俺はリン達の返事も待たずにヒュドラに向かう。

 俺は身体強化の付与を2倍にして、自身の刀に「炎熱」の魔法を付与する。


「疾っ!」


 俺はヒュドラの首の1つを切断した。

 予想通りに俺が斬ったヒュドラの首は、再生能力を発揮せずに回復しなかった。


「セツナ様。どうやって?」

「俺はヒュドラの首を切断するのと同時に武器に炎系魔法を付与する事で傷口を焼いて、ヒュドラの首の再生能力を発揮させないようにした。」

「賢いー。」

「リン達、援護を頼む。俺は残りの首を斬る!」


 俺はリン達の援護を受けながら、ヒュドラの残りの首を斬り終わった。


「セツナ殿。これで終わっ……」

「皆、まだだー!」



 俺が全ての首を斬り終わったかに見えたが、首の根元の真ん中辺りに瘤が出来、一気に破けてヒュドラの首が生えた。


「有ると思ったよ。止めだ!!」


 ヒュドラが冷気系の息を吐く中、俺は維持していた身体強化を使い、一瞬で隠れていたヒュドラの首を切断した。


「覇!!」


 ヒュドラは、今度こそ沈黙した。


「知ってたのかや?」

「まさか!何と無くだよ。」

「セツナ君。本当に?」

「本当に。」

「後で説明なのじゃ。」

「まあまあ。ヒュドラを回収して、戻ろう。」

「「「「「「「はい。」」」」」なのじゃ。」さ。」


 俺はヒュドラを回収して、リン達はレイカと共に戻った。



「レイカ達が、帰って来たぞ!」

「帰って来るのが早すぎる。」

「逃げ帰ったのだろうさ。」

「とりあえず、村長に連絡だ。」

「セツナ様方。どうされたした?何か不測の事態でも発生しましたか?」

「いや。ヒュドラ討伐を完了した。」

「……え!?」

「村の中央の広場に行こう。」


 俺達は村の中央広場にヒュドラをマジックバックから出すと見せ掛けてアイテムボックスから出した。


「確かにヒュドラだ。凄い。こんなに早くヒュドラ討伐を果たすとは。」


 俺はヒュドラを収納した。


「では、村長。この書類に記入を。」

「うむ。これで、わが村の脅威は無くなった。感謝する。」

「それでは俺達は失礼します。」

「待ってくだされ。レイカ。早く行ってきなさい。」

「ああ。」

「村長?」

「セツナ様方。少しお待ち下さい。」


 俺達が少し待っていると、大荷物を背負うレイカが走って来た。


「アタイを皆のパーティーに入れて下さい。

 セツナ達の戦いを見て思っただ。もっと強くなりたい。もっと世界を見て廻りたい。」

「私達は異存有りません。」

「はあ。リン達も賛成だし。レイカ。一緒に世界を廻ろう。」

「はいさ!」

「セツナ様方。娘を宜しくお願い致します。」

「一緒に行く以上は大切な仲間です。安心して下さい。」

「父さん。村の皆。行って来るだ。」

「お姉ちゃんの馬鹿ー!さっさと行っちゃえー!!」

「あの声は?」

「儂のもう1人の娘で次女の『ライカ』です。」

「ライカちゃん。必ずお姉ちゃんを守るからな。約束だ!」

「ふんだ!」

「娘は、照れているだけですよ。」

「ライカー!お姉ちゃん、行って来るだー!」

「お姉ちゃん!必ず帰って来てよー!」

「約束するだー!セツナさ、行くだ。」

「分かった。皆、行こう。」

「「「「「「「はい。」」」」」なのじゃ。」さ。」



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― 新着の感想 ―
[気になる点] ここまでセツナセツナと連呼する必要が果たしてあるのでしょうか?(汗)
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