大切な話
懐かしい出会い。
久しぶりの暑苦し鍛練。
18時におかわり有ります。
後ろを見るとやはり倒れていたのは、セレンだった。
「セレン、大丈夫?」
「セレン、大丈夫かー。」
「セレンはん、気を確かにしいや。」
「セレン。少しは判るよ、……気持ち。」
「セツナ。その者はどうしたのだ?」
「セレンは、竜人族です。」
「……成る程な。」
リン達はセレンを部屋の端に寝かせた。ほっとけば、自分で起きるだろう。
「セツナ。仲間達を紹介してくれぬか?」
「はい。俺の大切な仲間で、左からリン。ラン。ミヤ。そして、ご存知のリーナです。倒れているのがセレンです。」
「龍王様。再び、御尊顔を拝謁叶い望外の極みです。」
「リーナ=イバス=キリュウよ。いや、リーナよ。堅苦しい言い方はせずとも良い。他の者もだ。」
「では、改めて。冒険者リーナよ。また、龍王様に会えて嬉しいわ。」
「うむ。それで良い。」
「冒険者リンです。セツナ様に助けて頂いた事が御縁で一緒に旅を続けています。」
「だから、堅苦しい……」
「龍王様。リンは途中から、俺にもこんな話し方なんだ。俺は諦めたよ。」
「なら、良いか。」
「冒険者ランだよ。宜しくー。」
「うむ。宜しくな。」
「冒険者ミヤや。宜しゅうに。」
「うむ。宜しくな。」
「シャオ。どうしたんだ?大人しいじゃないか。変なものでも食べたのか?」
「セツナのアホーなのじゃ。!」
「う~~ん。今、信じられない名前が出たような気が……。セツナ殿。誰に挨拶をされたのでしょうか?」
「セレン。改めて紹介するよ。この方は、『龍王クランベル=ドラグナスト』様だよ。」
「龍王……様。」
「先に進まぬ。気をしっかり持って儂に挨拶せい。」
「はい!冒険者セレンです。龍王様にお会い出来、嬉しく思い人生最後の幸運を噛み締めています。」
「お主は早く儂になれろ。」
「セツナよ。久しぶりの再会だ。外に出てシャオと話して来たらどうだ?」
「そうだな。シャオ、行こうか。」
「そうじゃな。」
「リン達も……」
「仲間達は残っておれ。」
「え?でも……」
「儂が仲間達に話が有る。」
「分かった。シャオ、行こう。」
俺はシャオを連れて里の散策を始めた。
「シャオ。元気だったか?」
「うむ。元気じゃ。」
「シャオとは、1年以上を会っていないのに、あまり変わってないな。」
「セツナもじゃ。」
「ユハスさんから聞いたよ。シャオに何て言えばいいか分からないんだ。」
「セツナ。それについては大丈夫じゃ。妾にとっては幸運が、手の中に転がって来たようなものじゃ。気にするな。は無理じゃろうが、セツナが責任を感じる必要は無いのじゃ。」
「シャオが未来において必ず手にするモノを奪ったようで苦しかったんだ。本当に良いのか?」
「セツナ。何度も言わすななのじゃ。」
「分かったよ。」
「うむ。それで良いのじゃ。」
「所でシャオは、1年間を何していたんだ?」
「まあ、王家の者としての日々と戦闘訓練をしていたのじゃ。」
「あれ?戦闘訓練は大分先の事だよな?」
「うむ。本来なら200年くらい先じゃ。しかし、ある理由から、3年前から始めていたのじゃ。」
「何故?」
「うむ。1度しか言わぬからきちんと聞くのじゃ。」
「分かった。」
「……セツナと冒険の旅を共にする為じゃ!!」
「え?もう一度。」
「2度も言わないのじゃ。」
「本当なのか?」
「龍王の娘と言えども戦えなければ、足手まといだからなのじゃ。」
「そんなに冒険したかったのか?」
「2度は言わぬと言うたのじゃ。セツナと冒険の旅に出る。決定事項なのじゃ!!」
「了解。じゃあ、シャオ。これから宜しくな。」
「宜しくなのじゃ。」
俺とシャオは何気無い会話をしながら里を散策した。それとシャオが一緒に旅に出るならと腕輪とポーチを説明して渡した。
そろそろと思い、里長の家に戻った。
「皆、どうしたんだ?」
「何でもありません。」
「大丈夫だよー。」
「問題ありません。」
「大丈夫やから。」
「大丈夫よ。ただ、私達はとても大切な事を決めただけよ。」
「決めた事って何?」
「セツナ君だけには内緒だよ。」
「何それ?分からないよ。」
「セツナ君は知らなくていいの。」
「ちぇ。分かったよ。」
「よろしい。」
リン達は最初は沈んでいた様に見えたけど、今はとても綺麗な笑顔になっていた。
「セツナ。明日から4ヶ月くらい暇になるだろうから、鍛練に付き合ってやるぞ。」
「本当ですか?」
「彼女達は明日から4ヶ月くらい、忙しいだろうからな。セツナはそれに参加出来ず助ける事も出来ぬからな。」
「そうだよな。明日から冒険者ランクをCにする日々が始まるしな。」
「うむ。そういう事だ。後、シャオも明日から彼女達と一緒に同じように4ヶ月を過ごす事になる。」
「……シャオ。なら、リン。ラン。セレン。ミヤ。リーナ。シャオ。俺は皆がCランクに成ると信じている。頑張れ!」
「「「「「「はい!」」」」」なのじゃ。」
こうして、リン達はアルスランのCランクに成る為の日々が始まった。
俺は龍王様に指導を受けながら鍛練をしている。どうやら、今までは押さえていたらしい。今までとは比べ物にならないくらいにキツい内容になっている。望む所だ!
それと、1年以上前に伝え忘れたギルドの頑張りを伝えた。サランさん。約束は果たしたよ。
後、龍王様に魔族との出会いと戦闘の事を伝えて、魔族の事を聞いたり魔族に有効な魔法について聞いた。
後、龍王様はずっと蒼い珠(10㎝くらい)を首飾りにして着けている。流石に鍛練中は外しているけど。
「コレは今傷んでいてな。儂が身に付ける事で修復しておるのだ。コレの管理人がうるさいから大変だがな。」
そして、あれから4ヶ月が経ち。
見事にリン達はアルスランのCランク冒険者になった。
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