王城の事後処理と不審者
あの時から出番の無いキャラが再び登場!
もう1本有ります。
翌日
俺達は朝食を済ませ寛いでいると、ユリアさんが訪れて昨日使った応接室に案内された。
「セツナ達よ、待っていたぞ。」
「おはようございます。それで、昨日の件が話の内容?」
「そうじゃ。セツナには、色々聞きたかったんでな。
しかし、先ずはこの国を代表する者として感謝する。公爵の件とスタンビートの件で、2度に渡り国を救ってくれたセツナ達には感謝しきれん。本当にありがとう。」
「当たり前の事ですよ。」
「それでもじゃ!」
「分かったから。感謝の気持ちを受け取りましたから、話を進めよう。」
「そうじゃな。何故、あの時にリーナを拘束していた騎士を残して他の騎士達は殺したのだ?」
「先ずは、殺した騎士達だが。王位簒奪という大罪に加担したのだから、理由が家族を人質に捕られた等が有ったとしても関わった以上は、従来なら死刑が妥当だと考えられるし、無罪だけは不可能だろう。
だから、殺す事で騎士達の家族や関係者の分まで、騎士達が背負った。という事にして欲しいんだ。
次にリーナを拘束していた騎士だが。あの騎士は王族のリーナに許可や理由無く触れている。更に拘束という名の危害を与えていた。だから、あの騎士だけは生かし、国王陛下の判断が必要と思った。……という訳だ。」
「うむ。そういう事だったんじゃな。セツナの気配りに感謝するぞ。
次じゃが。アラバラド公爵から出た『アレ』は何じゃ?セツナよ、知っておるか?」
「魔族だよ。」
「魔族じゃと!?」
「そうだ。そして、魔族に身体を奪われた者は身体を世界に遺す事が出来ない。塵となり散らばって消える。」
「何という事だ!セツナは何故、知っておるのじゃ?」
「今まで何度か戦い、自らを魔族と名乗った者もいたから。」
「……そうか。」
「魔族に関して調べておく必要が有りそうじゃな。」
「次はスタンビードじゃ!」
「何から話せば良い?」
「突撃時の事を聞くのは冒険者間のご法度なのは知っておるから聞けんから……、セツナよ。スタンビードの原因が何なのか解ったか?」
「裏側の理由までは解らないままだが、黒幕はこれまた魔族だったよ。それと、魔族は何らかの計画を立てているみたいだ。残念ながら内容までは解らず仕舞いだが。」
「そうなのか……。」
「後は、魔族は通常の魔法や武器では、ダメージを与える事が出来ないみたいだ。最低でも魔族特攻の効果を含む魔法か、魔力が込められている武器ではないと無理みたいだ。」
「セツナよ。充分な情報じゃ。これで、魔族は倒せない敵では無い事が判った。」
「それは良かった。」
「それとじゃ。セツナ達には、国難を救った褒美を与えたい。……断るのは止めてくれ。儂にも国王という立場が有るからな。」
「分かったよ。リン達もそれで良いか?」
「問題はありません。」
「ランも構わないよー。」
「異存はありません。」
「アチシも良いよ。」
「話は決まったな。では、この後にユリアに案内させるから、宝物庫に行って1品選んでくれ。それが、今回の褒美とする。」
「分かった。」
「ああ。それとリーナよ。セツナ達との戦力が開くから、リーナも一緒に選ぶが良い。名目なら、父から娘への誕生日の贈り物じゃ。」
「ありがとう!お父様。」
俺達は、ユリアさんの案内されて宝物庫に到着した。
複数人の監視の下、色々有る中で質問しながら、俺達は各々が選んだ物を報告して受け取った。いや、監視はお互いに必要だと思うよ。余分に盗んでいない事の証明と証拠になるからね。
俺達は宝物庫を後にして、応接室に向かい国王達と談笑していると昼食の時間になり、国王達と一緒に食事にする事になり、全員で移動となった。
「皆さん。止まって下さい。」
「リン。どうしたんだ?」
「はい。セツナ様、今、僅かに違和感を感じています。」
「他の皆は?」
「ランは無いよー。」
「リン殿、吾にも。」
「リンはん、アチシもや。」
「リン。気のせいじゃないか?」
「セツナ様、気のせいではありません。……!?其処!!
国王陛下の影から出て来なさい!」
「良い勘です。」
国王の影から、人の良さそうな魔導師系冒険者の外見を持つ者が顕れた。外見だけなら人族そのままだな。
「そんな所から出るんだ、魔族だろ?」
「正解です。」
「目的や用事は何だ?」
「それは内緒です。でも、僕を見つけたご褒美に幾つか教えましょう。1つは、今の所、貴方達に関係が有る計画は『2つ』で、どちらも長期の計画です。運が良ければ対処が出来るでしょう。」
「2つ目は?」
「2つ目は、ん~~~。やはり、内緒です。その方が面白可笑しく楽しめますから。」
「おい。それは無いだろ。」
「では、お達者で。」
アイツは、いや、魔族のアイツは、一瞬でその姿が消え、気配も一瞬で霧散した。
「セツナよ。あやつは何者じゃ?」
「俺にも判らない。魔族だろうけどな。それと、良く気付いたなリン!お手柄だぞ。」
「……セツナ様。」
「リン。凄いー!」
「リン殿。流石です。」
「リンはん。お役立ちやな!」
「リン。セツナ君に誉められて羨ましいな。」
「セツナ達よ。多少、心臓に悪い出来事が有ったが、昼食に向かうとしよう。」
「そうだな。皆、行こう。」
「「「「「はい。」」」」」
あの魔族は、あの時の声だけが聞こえた時のアイツだな。
魔族は何を企んでいる?
暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。
やはり、あの形式の悪ふざけは心臓に悪いので辞めます。
だから、本編に邪魔にならないように、空気を読んで出したいと思います。




