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魔族、来襲!

魔族、再び登場


そして、訪れる悪夢


更にもう1つおかわりあります。

 アラバラド公爵だった魔族との戦いは始まった!


 魔族は赤い炎の様な魔法攻撃を仕掛けて来た。

 その種類は大小様々であり緩急自在に射ち放った。その中で本命の一撃が混じっていて、防いだり、避けるのが難しかった。

 何とか反撃の隙を伺っていたが、不謹慎だが、後方からの破壊音に気にする義理は無いが我慢出来ず、


「リン!ラン!セレン!ミヤ!時間を稼いでくれ!!」

「おやおや、時間を稼いでくれ!と言いながら、逃げ出すのですかな?」

「セツナ様は、そんな事はしない!皆、時間を稼ぎます!!」


 リン達が魔族の相手をしている間に、俺は武器を出し、居合いの構えを取り詠唱を始めた。


永遠(とこしえ)の闇、暁つきの日差しの中、悠久に佇む者よ。眩ゆき光を集め、我が剣に宿し、虚ろき者を討て。撃ち斬る!『瞬光閃斬』」


「皆、離れろ!」


 俺はリン達に声を掛けながら、飛び出し、リン達が自分達の魔法で目眩まししながら魔族から離れると同時に俺は、魔族を自身の間合いに入れ、光属性と魔族特攻効果付きの一撃を居合いで放つ。


「覇っ!!!」


 魔族は死の叫びを上げる事無く、その身体が灰色にくすみ、その身体が灰となり散りながら、俺に話し掛けた。


「わたしに勝利した貴方にご褒美をあげましょう。今回の件は私1人ではありません。もう1人います。」

「何!?何処にいる?」

「何処かまでは分かりませんが、そろそろ、あの方が用意した貴方達の遊び相手が見つかる頃でしょう。」



 ドアから、騎士が慌てた様子で飛び込んで来た。


「国王陛下に申し上げます。南東部大森林にスタンピードの恐れ有り。推定数は5000匹!内訳は、オークやオーガにその亜種で、奥には支配者級が予想されます!!」


 俺は魔族を見ると、


「そうです。その顔が見たかった!後、ご安心下さい。皆さんの苦痛と絶望の顔が見たかったので、行動は夜明け頃でしょう。」


 魔族は満足そうに塵になり散っていった。


 俺は国王に話し掛けた。


「国王陛下。呆けている暇はありません。直ぐに対応出来るように行動しないと対処が遅れます。

 俺達は明日のスタンピードに備え、休息を取ります。国王陛下も御判断を!」

「はっ!!お前達、貴族達に触れを廻し対応策を練る。行動に移せ!」

「「「はっ!!」」」

「セツナ達よ、明日はどのように動く積もりじゃ?」

「俺達は、明日スタンピートが始まり次第、中央突破して奥に居るオーガの亜種や支配者級の相手をするよ。他の人達は、俺達が中央突破した後の浮き足たったオークを討伐して欲しい。

 運良くいけば支配者級を討伐する事で、集まった魔物が瓦解するかもしれない。そして、リーナは、防衛専守で家族を守って欲しい。付いて行きたい気持ちは判るが、俺達との連携が取れるとは思えない。我慢してくれ。」

「セツナ君、大丈夫?」

「大丈夫だよ。最悪、魔法一発で全滅させるから。」

「……!?セツナ君ったら、冗談が上手いんだから。」

「リーナ。セツナ様の言葉は本当です。」

「ランもびっくりしたけど、本当だよー。」

「リーナ殿、真実です。」

「リーナはん、ほんまの事や。」

「セツナ君、本当?」

「都市ミズナヤのスタンピードで、ゴブリンを8000匹程を、……ね。」

「!?」

「そういう事で宜しく!後、都市ミズナヤの件は秘密でお願いします。」



 俺達は休息を取り、ユリアから睡眠が深くなり疲れが取れるという薬湯を貰い就寝した。



 俺達は、夜明け前に準備を済ませ、南東部に最も近い外周部の門の上から見下ろした。


「大森林の奥が、何か蠢いているな~。」

「セツナ様、今回の作戦……。作戦といえませんが、どのようにお考えで?」

「リンも何か段々と言葉が……」

「セツナ様っ!」

「とりあえず、俺とリン達に防御力と敏捷性を上げる支援魔法を限界まで付与して、俺は突貫用の武器で突撃するから、リン達はその後を付いて来て。」

「セツナ様。まさか、その武器はネタ系ですか?」

「……(ギクッ!?)」

「セ、ツ、ナ、様?」

「いや、武器その物は真面目に考えた物だよ。」

「セツナ様。正直に!」

「俺が先頭で武器を構えながらの皆での突撃に憧れていましたっ!!」

「まったくセツナ様は。沢山の命が掛かっているのに……。」

「大丈夫だよ。昨日言っただろ。最悪、魔法一発で全滅させるからって。オークぐらいなら、あの時の魔法で充分だから。」

「はい。分かりました。しかし、セツナ様も悪ふざけは時と場合を考えて下さい。」

「分かったよ。」

「リンはセツナと仲良いなー。」

「リン殿、羨ましいですな。」

「リンはん、ほんま仲良いやね。」

「もう、皆して。」

「おや?楽しい時間は終わった様だぞ。

 スタンピードが始まった!」



 俺達は、既に防衛戦の先頭に立ち、王宮騎士団団長に話し掛けた。


「団長さん。国王陛下からお話を聞いていますか?」

「伝令は来ている。本当にお前達だけで、行くつもりか?」

「アルスランのCランク冒険者は伊達ではありませんよ。それに、団長さんも、参加したでしょ。訓練所での模擬戦を。」

「そうで有ったな。では、この国の未來が掛かっている一戦、頼むぞ。」

「任せてよ。じゃあ。リン達、行こうか!」




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