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スタンピード中編~其の二

スタンピード中編~其の二です。

とりあえず、一段落

……からの?


後、呪文詠唱については、地球ではアンテナが届かない場所と知っているのに関わらず、スマホを使おうとすればイタいですが、アンテナが立っている場所でスマホを使うのは普通ですよね。

だから、地球での厨二はイタいですが、呪文詠唱が普通の異世界なら、呪文詠唱は常識だと思います。

だからこそ、異世界の現地で呪文詠唱がイタいと思う人は異世界転生故の弊害だと思いますよ。

「さあ、出荷の時間だ。オーク共!」


 俺は背後をリン達に任せ、ジェネラル4匹に集中した。先ずは4匹は煩わしかったから、その内2匹を『風乃裂刃(エアブレイド)』で仕止めた。

 残り2匹を剣で軽く遊びながら、背後を見ると、数が数なので攻めきれずリン達は苦戦中だった。

 俺は『風乃弾丸(エアバレット)』を放ち、弓や魔法攻撃をしてくる上位種のゴブリンの残数を1匹にして、残りの上位種ゴブリン10匹を使ってパーティーでの戦闘の練習台にした。まあ、これで大丈夫だろう。


 俺は2匹の内1匹を土系魔法で閉じ込めた後、スキル「武具召喚」で先程まで使っていた剣と自信作の刀を入れ替え、残ったジェネラルを使って色々遊んでみた。

 ジェネラルの攻撃を防御せず、全てを避けながら斬撃を浴びせた。止めは、少し距離を取り、其処から突進し間合いに入った瞬間強く踏み込み、その流れのまま抜刀した。ジェネラルは、少し間を置きジェネラルの左横腹から右肩を両断され倒れた。因みに俺は左利きです。


 俺は残ったジェネラルを片付ける為、土系魔法を解いた。

 うゎ~。ジェネラルさん、かなりお怒りのようだ。

 俺はジェネラルの武器を魔力強化した刀で破壊した後、刀を仕舞って今度は肉弾戦を始めた。

 ジェネラルの攻撃を防御したり避けたりしながら、前世の「修羅を内に飼う最後の後継者」の真似をしてみた。流石は、異世界だ。身体強化等の助けで色々再現する事が出来た。ジェネラルに感謝の気持ちを込めながら、最後は魔力強化した拳一撃でジェネラルの胸部に穴を開け倒した。ジェネラル、ありがとう。


 と、俺は不謹慎な理由で清々しい気持ちで振り返ると、リン達の冷たいジト目に晒される。

「途中、助けて頂いたのは感謝しますが、遊び過ぎです。」

「ランも良くないと思うー。」

「仮にも生死が関わる戦場での行為にしては傲慢が過ぎるのでは。」

「やり過ぎやよ。」

「ごめんごめん。前からの夢だったんで、つい。

 悪ふざけはこれぐらいにして、あちらにふんぞり返っている『オークロード』を片付けますか。」


 俺は武器をスキルで入れ替え、いつもの剣で振るい、魔力の刃を飛ばし少し離れた位置に居るオークロードに先制攻撃した。

(一応言っとくけど、この攻撃はオレンジ頭の「アレ」じゃあ無いからね。真似は出来るけど……。)

(あの作品は、私も好きです。)

(だから、サボりは駄目ですってば、創造神エルドロード様。)

(創造神様、御仕事しましょうねぇ。)

(まだ見るのー。)

(天上ではまたコントが……。)


 俺が無駄話している間に、俺の先制攻撃を皮切りに、リン達も攻撃に参加した。

 しかし、残念ながらまだリン達には荷が重かったようで、危ない所が何度か有って俺はリン達を下がらした。


「皆、下がれ。俺が倒す。」


 オークロードが口を開いた。

「オレノコマヲツブシ、ジャマヲスルオロカモノヨ。トシノイキルモノヲ、カリトルマエニキサマラヲ、ホウムルトシヨウ。」


「オークロードが喋った!?」


「オレハ、エラバレタソンザイナノダカラトウゼンダ。」


「まあ、喋ったとしても、討伐する事には変わりないから、倒すか。」

「オロカナジャクシャヨ、ヤレルモノナラ、ヤッテミルガイイ!」

「覚悟しな!」


 俺はオークロードの戦闘力を確認しながら戦い、調べる所が無くなったと判断した時、オークロードの渾身の一撃が来たが、軽々と避けて接近してオークロードの首を斬り、止めをさした。


 俺はオークロードとジェネラルの死体を回収して、オークロードの号令により正気を失っているゴブリン共を、俺達は皆殺しにするべく移動した。途中、オークロードが居た場所から更に後方に気配の様なモノを感じたが、一瞬だったので気のせいと思い無視した。


 俺達は、スタンビードの最後尾に追い付き、ゴブリン共の皆殺しを始めた。先ずは、数を大幅に削る為に俺は広範囲殲滅魔法を放った。(リスペクトからのオリジナルです。)


「黄昏の刻限、鮮血に染まりし紅き宝玉、悠久の中、封印されし偉大なる御名に誓う。眩き光を放て。竜すら滅ぼせ!!『竜滅閃光覇(ドラゴン・ノヴァ)』!!!」



 俺の放った魔法は、自分でもビックリする程、広範囲に殲滅を果たし、8割くらい消滅した。

 ゴブリン共の残数は大体1000匹くらいになった。

 俺達は周りにサボりと思われない程度に動き、都市防衛戦に参加した。



 後、残り500匹くらいになった時、遥か後方のオークロードが居た辺りから、禍々しい気配が生まれた。

 俺は即座にリン達では無理と判断し、リン達にはこのまま防衛戦に参加し、終了した後はギルドで待つように指示した。

 指示した後、俺は禍々しい気配が生まれた場所に向かって走った。



 オークロードが居た所より後方に洞窟が有り、その中から気配が感じた俺は洞窟の中を進んだ。

 洞窟を進むと次第に明るくなり、洞窟を抜けると、そこはまるで闘技場やコロッセオの様に天井が開けていた。

 その広々とした学校のグランドの様な場所の真ん中で、黒い球体が浮かんでいた。大体直径2M位の大きさだ。

 観察していると、突然弾けた。

 中から人型が現れた。外見は、肌の色が青で目の色が赤で牛のような角を生やし、体型は高身長のマッチョ。顔はワイルド系だな。手と足の爪が肉食獣系の爪になっている。


 俺が観察していると、正体不明が話掛けて来た。


「うむ。久しぶりに地上に出ると眩しいな。所で人族の少年よ、君からは、オークの血の匂いがするが、後ろの洞窟を抜けた所に居る筈のオークロードやオークジェネラルはどうしたのかな?」


 こりゃ、ヤバい空気だな。でも、返事も無しはもっとヤバくなりそう。


「俺が倒した。」


 うわぁ。ヤバい空気から、命の危険が有る空気になったよ。


「そうか。先程から反応も無く、都市が無事なのは、貴様が原因か。

 我が計画を邪魔した貴様には死を以て、賄って貰おうか!!」


 いきなり、黒幕との戦闘かよ!


「なら、俺はお前を倒して計画とやらを吐いてもらうぜ!」

「オークロード程度の雑魚を倒して粋がっている貴様に出来るものか!」

「やってみないと分からないぜ。」

「ほざけ!」



 こうして俺は強制的に黒幕との戦闘が始まった。



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