ヒロイン……達と決闘。
シリアスにおふざけいれるのは結構勇気いるね。
「冒険者セツナ殿、いざ!尋常に勝負!!」
「冒険者セレン、いざ!尋常に勝負!!」
なんか前世の時代劇の1シーンのようなノリだな。言い方から古風なタイプかな?
後、竜人族は物理攻撃が得意で、魔法攻撃が苦手。物理防御が高く、魔法防御が低い。
となると、定石なら魔法攻撃だが、だが断る。
敢えて物理戦闘だな。
「セツナ殿、魔法は使わないのか?」
「そんな、つまらない事はしない。」
「セツナ殿は、馬鹿なのだな。」
「決闘中にそれ言う?」
「いや、感謝しているのだよ。」
「それじゃあ、回転上げるよ。」
「くっ!やるなセツナ殿。」
「まだまだ回転を上がるぞ。」
俺との戦いは長時間続き、セレンは肩で息をしていた。セレンは疲れが足に来ているのか、鈍くなって来た。そのスキを突いて俺はセレンの首元に剣を当てた。
「吾の敗けだ。くっ、殺せ!」
「!?……俺の勝ち。」
俺は意外な台詞に一瞬驚きながら、契約魔法が動く前に睡眠魔法を掛けた。邪魔や例外を警戒して、勝負がついた瞬間を狙わして貰いました。
契約魔法は、本人が寝ているか意識を失っていると発動しないからね。後、契約魔法は契約主が死亡すると自動解除される便利機能付き。
(クッコロを頂きましたー。)
(まだ後半戦が残っているのにチャチャ入れないの。)
(は~い。)
暇なのか?いや、本命はサボり。……だな。創造神がシリアスに水を刺してきた。何か悔しいので。
(天上の誰か、創造神に罰ゲームを!)
(お任せ下さい。)
(何故貴女が居るのー?)
何か天上でコントが始まったけど、こっちは後半戦に集中。
「さて、ミヤ……さんだったね。決闘する?」
「ミヤで良い。すまぬがわがままを聞いて貰えんか?」
「何?」
「アチシは、魔法を知らぬ者に負けとう無い。
だから、すまぬが、魔法戦闘のみで戦ってくれぬか?」
「良いよ。じゃあ、お互いに距離を空けて……、この硬貨が落ちた時に決闘を開始な。」
「感謝する。」
俺は硬貨を上に弾いた。
……キィン
俺はミヤが詠唱している中で待っているとミヤは魔法を放つ。
『紅蓮火炎槍』
俺は無詠唱で炎耐性の魔法障壁を展開した。
ミヤの魔法を軽々と防ぎ、無詠唱で放った『炎乃矢』はミヤの横を通り過ぎ、ある程度の後方で樹木に当たり爆発!
慌てて水魔法で消火して爆鎮完了!
「アチシの敗け。」
「俺の勝ち。」
俺は直ぐ様、ミヤに睡眠魔法を掛ける。
リンとランはその間に外に出ている盗賊を殺処分していく。
「リンとランは、セレンとミヤを守っていてくれ。」
「「はい。」」
俺は2人にセレンとミヤの護衛を頼み、盗賊のアジトに乗り込む。
探知魔法を使いながらサクサクと出てくる盗賊を殺処分しながら奥に進み、盗賊の親分と取り巻きと対面する。
「お前強いじゃないか。表の用の無い女共を処分しておれの下に就かないか?」
阿保な提案をしてくる馬鹿親分の言葉に呆れながら答える。
「はあ?何故ゴブリン以下の価値しか無いヤツの下に就かないといけないんだ。俺は生物を辞めた記憶はないぞ。」
「てめぇ。下手に出ていれば付け上がりやがって!
おい、お前らヤってしまえ!」
「ん?お前らというのは、お前の周りに居る首の無い盗賊の事か?」
俺は既に会話の中で、取り巻き共を無詠唱の『風乃裂刃』で仕留めていた。
「な!?」
俺は盗賊の馬鹿親分を仕留め、各首とお宝と、セレンとミヤの私物を回収して、洞窟を出るついでにモブの盗賊の首を回収して、洞窟内に問題無い事を確認して洞窟を破壊した。
俺は既に起きているセレンとミヤの前に行き、マジックバックから2人の私物を出した。
運良く下着類は、どれかの袋に入っているみたいで、リンとランからの攻撃を喰らわずに済みそうだ。
セレンとミヤは私物をそれぞれ片付け荷袋に背負い、姿勢を正し感謝の言葉を紡いだ。
「冒険者セツナ殿、助けて頂いて感謝します。」
「セツナはん、助けてくれて感謝するで。」
「それで2人はどうするの?」
「もし、3人が良ければパーティーに入れて欲しい、セツナ殿。特に吾らは行く宛ても無い放浪者なのでな。」
「リン、ラン。どう思う?」
「セツナ様が宜しければ反対しません。」
「ランも、リンが反対しないなら良いよー。」
「そういう訳だ。ただ、俺には余り周りに言い触らして欲しく無い事情を抱えている。だから、その辺に関してだけ契約魔法で縛らせて欲しい。」
セレンとミヤは、俺から契約魔法の内容を聞き、更にリンとランに契約魔法の内容を聞いて、2人で話し合い結論が出たようだ。
「「お願いします。」」
俺は契約魔法を発動する。
『契約に基づき魂に誓約を受諾せよ。誓約乃義魂』
俺達はセレンとミヤに改めて自己紹介を始めた。
「俺はセツナ。アルスランの冒険者ギルド出身でアルスランでCランクに昇級した。」
「私はリン。南の大国バイコウに属する町の冒険者ギルドの出身でDランクよ。訳が有ってセツナ様と旅を同行しているわ。」
「ランはランだよ。リンと同じ南の大国バイコウに属する町の冒険者ギルドの出身でDランクだよ。リンと同じ理由で3人で旅をしているー。」
次にセレン達も自己紹介を始めた。
「吾はセレン。東の大国オウカに属する都市ミズナヤから北上する事約2ヶ月先の霊峰エンバレスタの麓に有る竜人族の国エンバレスタ出身でそこで冒険者になり、Dランクだ。」
「アチシはミヤ。同じく東の大国オウカに属する都市ミズナヤから南下する事約3ヶ月先の深森の町キョウラク出身でそこで冒険者になり、同じくDランクよ。後、獣人族は大抵南の大国バイコウに属する町の出身だけど、アチシの町は1番東側だからリンやランとの面識は無いわ。」
「それじゃあ、自己紹介も終わったし都市ミズナヤに戻ろうか?」
「「「「賛成。」」」」
俺達5人は都市ミズナヤに戻り、冒険者ギルドに寄って盗賊討伐48人分の報酬と賞金首もいたのでそれも貰い、セレンとミヤの俺達のパーティー入りの手続きを取りギルドを後にした。
セレンとミヤはお世話になっていた宿屋を引き払い、俺達と同じ宿屋を選び、リン達女性陣が4人部屋を俺が1人部屋になった。
リンとランが若干残念そうな顔をしていたので安心感が込み上げた。
とりあえず5人で夕食を取り、彼女達の部屋に入り今後の話をした。
俺達の目的地が指名依頼された東の大国オウカの第3王女の誕生会に参加する事だと伝えた。
その後、やっぱり顔を近つけて食い付かれ、セレンとミヤに第3王女との関係を色々聞かれたが、リンとランと同じ説明をして鎮火させた。
後、セレンとミヤに腕輪とポーチを渡して所有者登録をして貰った。勿論、騒がれたが何とか落ち着きを取り戻し、説明をしてセレンとミヤはそれぞれを受け取った。
話は終わり、俺は部屋に戻り就寝した。
しかし、この都市に迫る脅威はまだ終わっていなかった。
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