盗賊狩りと新たなヒロイン。…………達?
いつもの盗賊狩りが何故か、ヒロイン達と殺し合い?
朝、目覚めると、また肌色な背中が2つ……!?
リンの真っ赤な顔とランの含みを持たせた笑顔が寄って来て、俺の頬から2つの乾いた音が響くという喜劇が終了し、お互いの謝罪を済ませ下に降り朝食を摂る。
「見た俺も悪いが、何故互いの確認をせずに着替えるの?
そして、ビンタ?」
「セツナ様、油断した私も悪いですが、顔を逸らさず見続ける方も悪いと思います。」
「ランもレディの端くれだからー。」
「今回はこっちが悪いでいいから、そっちも気をつけてくれよ。」
「以後、気をつけます。」
「ランも気をつけるー。」
「さて、今日の予定だが先に鍛治屋に向かい武具の引き取りをして、その後に冒険者ギルドに寄って依頼を確認。
特に無いようなら盗賊狩りで良いか?」
「「はい。」」
「店主居るかー?」
「おう。坊主来たな。お嬢ちゃん達の武具、調整は出来ておるぞ。しかし、調整中に気づいたのだが、この武具全てにドラゴンの鱗を使ってないか?」
「あっ!やっぱり解るか?
作った町が、町だからなぁ。」
「坊主、そういう事か。」
「そういう事。調整ありがとうな。」
「坊主、オレから見たらまだまだ粗い所が何ヵ所か有る!
精進しろよ!!」
「あれ?やっぱり解る?」
「これで食ってるオレ等を舐めるなよ。
また、分からない所が有ったらオレの所に来い!指導してやる。」
「そん時は、よろしく!」
「坊主、支払いを忘れとるぞ。銀貨10枚だ。」
「ちぇ。忘れて無かったか。ほい銀貨10枚。
また、来るよ。」
「おう!」
俺達は調整した武具を武装して、冒険者ギルドに向かう途中に質問を受けた。
「この武具も製作されていたのですね。」
「セツナはすごいなー。」
「まあ、最強の武具作成は憧れで有り目標だからな。」
冒険者ギルドに入り依頼ボードを確認していると、妙に魔物の部位回収の依頼が多く貼られていて驚き、受付嬢に聞いてみる。
「受付嬢さん。何か昨日より魔物の部位回収の依頼多くないか?」
「はい。ここ数日は魔物の数が増えていまして、特にオークやオーガにボア系やウルフ系が増えています。その結果、耳が良い商人達が依頼をより出している状態です。」
「ふ~ん。成る程。まあ、いいや。受付嬢さん、最新の盗賊情報を教えてくれるかな?」
俺達は、受付嬢から盗賊の情報を聞き出して昨日レインさん達が居た辺りに来ている。
「情報に因ると昨日討伐した盗賊は、大規模な盗賊集団らしい。噂では30人規模だとか。まあ、人数はどうでも良い。折角俺達の為に、報酬額を吊り上げお宝を貯めてくれていたんだ。しっかり回収をしよう。」
「分かりました。」
「ランも分かったよー。」
俺達は奥の方へ向かう事40分余り、それらしき連中を見つけた。アジトの出入口は洞窟でその周辺はかなり拓けている。
これは恐らく弓矢や魔法に因る不意討ちや強襲を防ぐ為だろう。
それならそれで、真正面から行きますか。まだ明るいしな。
「2人共、真正面から突入する。俺が先頭するからいつもの陣形で行くぞ。」
「セツナ様、私が2番手を担当します。」
「なら、ランが後ろ担当するよー。」
俺達は堂々と真正面から向かった。
「やあ。君たちは盗賊でここがそのアジトで合っているかな?」
「何者だ、てめー?」
「このアジトを知られた以上、おまえら死ねぇ!」
「はい。彼等は盗賊でここが盗賊のアジトだと確認がとれました。此より殲滅します。」
俺は盗賊を剣で20人くらい斬りまくった頃、盗賊達が何か叫び出した。
「アイツらを呼べ!おれ達じゃあ手に負えねぇ。」
俺は時間稼ぎの盗賊を斬りながら待ってみた。すると、竜人族の少女と狐人族の少女がアジトから出て来た。
「冒険者殿には申し訳ないが、契約に基づき死んで貰う。」
「御主達、ここに来たのは運が悪い。契約に基づき死んで貰わねばならん。」
「契約の内容は?」
「契約主の命令に従い来訪者を殺す事だ、冒険者殿。」
「何故、そんな契約を?」
「我等は、元々は冒険者パーティーでな。まあ、組んだのはここ半年前だ。1週間前にこの辺りで夜営していたのだが、スキを突かれミヤを人質に捕られてしまい、互いに契約を強制されてしまったのだ、冒険者殿。」
「冒険者はん。恥ずかしい事だがそういう訳じゃ。」
「ふ~ん。つまり、契約主に2人して協力して敵を殺せとも、1人1人と決闘して殺せと命令されて無い訳ね。」
「……!?そういう事か。冒険者殿、察して頂き感謝する。
先鋒は吾セレンが一対一の決闘を申し込む!」
「お相手するはセツナが受ける!」
リンとランは言わずとも、周りを警戒して貰っている。だから、俺は目の前の相手だけを見る事が出来る。
「冒険者セツナ殿、いざ!尋常に勝負!!」
「冒険者セレン、いざ!尋常に勝負!!」
暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。




