嫌疑の掛かった国。
カチコミじゃあ!
「とりあえず、4大国と中央の帝国は多分「白」だな。」
「セツナ君、当然よ。お父様やお母様がそんな事をする筈は無いわ!」
「分かっているよ。」
俺は、根拠を説明した。
先ずは、4大国と帝国は地理的に、移動に半年から1年くらい掛かる事。
だから、滅亡や支配を考えても、メリットは無く、デメリットしかない事を説明した。
「となると、小国だな。」
「そうだね、刹那兄さん。」
「まあ、小国と呼んではいるけど、規模的には都市級なんだよな。」
「セツナ君の言う通りよ。」
「それで、何処の小国かと言うと、本名ジェーン令嬢や、ピンク髪マリーと連絡を取っていた連中を捕らえて、尋問してみたが、途中の街しか洗い出せなかった。」
「その街の名は?」
「カルデロンの街だ。」
俺達は旅の準備をして、周りの挨拶を済ませ、問題の街に向かった。
出発したその日の昼頃に到着した俺達は、宿を取り、部屋に遮音魔法を掛けて、今後を話し合った。
因みに、俺達の馬車だから、この時間に到着したが、普通なら、朝に出て、次の日の朝に到着する。
「さて、今日の所はどうするかだが?」
「セツナ様。とりあえず、冒険者ギルドに行って、何らかの異変が無いかを確認しては如何でしょうか?」
「後、セツナ君。市場はどうかな?」
「そうだな。その2つで情報収集するのが、良さそうだな。」
「では、セツナ様と私。後、シャオ、ミヤ、イリスで、冒険者ギルドに。リーナ、リオン、ラン、セレン、レイカで、市場の情報収集をお願いします。」
「分かったわ。」
俺達は二手に別れて情報収集する事にした。
~セツナのグループ~
俺達は冒険者ギルドに到着して、受付嬢に互いに見えない様に金貨1枚を渡して、受付嬢が受け取ったモノを確認した後に話し掛けた。
「今日、この街に到着したんだが、何か変わった事や注意事項なんか有るか?」
「はい。この街から南東に向かって馬車で3日の小国レオカディオで、人や物資を集めているという噂がございます。」
「なる程。他には?」
「この街の近くに有るダンジョンで3階層に、ある噂が流れています。」
「どんな噂?」
「3階層の何処かの行き止まりには、そこそこ広い場所が有って、其処にはその階層には不自然に強力な魔物が居り、その奥には、その魔物が守る様に台座に刺さった剣が有るみたいです。」
「それは不自然だな。」
「はい。ですが、そんな強力な魔物が守っているのだから、台座に刺さった剣も強力に違いないという噂になっています。」
「他には?」
「申し訳ありませんが以上です。」
「情報、ありがとうございます。助かりました。」
「また、何か有りましたらご利用ください。」
俺達は、依頼ボードの張り出している依頼書を確認した後、ギルドを後にして、宿屋に帰った。
~リーナのグループ~
「おばちゃん。私達は今日、この街に到着したんだけど、何かオススメが有る?」
「そうだねぇ。今日はキャレツやオネオンがオススメだね。」
「なら、キャレツを10個とオネオンを篭3つ頂戴。」
「はいよ。銀貨5枚と銅貨3枚だ。持てるのかい?」
「大丈夫だよ。マジックバッグが有るから。はい。銀貨6枚。後、お釣りはいいよ。」
「そうかい。」
「それで、おばちゃんに聞きたい事が有るんだけど、良いかな?」
「ああ。良いよ。お客様には親切にしないとねぇ。」
「ありがとう。最近、この街で何か変な噂とか、聞かない?」
「そうだねぇ。最近はこの街の荒れくれ者が居なくなっているわね。」
「そうなの?」
「そうなんだよ。何でも、南東の先に有る小国に集まっていると、もっぱらの噂だね。」
「他には何か有るかな?」
「おばちゃんが知っているのはこれだけだよ。」
「ありがとう。おばちゃん。」
「また、買いにおいで。」
私達は他の市場に居る人達に聞いて、序でに、健康を考えて野菜系と果物系は多めに廻った。
ランの勘も打ち止めになった私達は宿屋に帰る事にした。
宿屋に帰った俺達は、夕食を済ました後、集めた情報を互いに報告して話し合った。
「リーナ達が集めた情報と合わせて考えると、小国レオカディオが、悪く見れば、軍事的な行動を起こしているよな。」
「そうなのじゃ。しかし、大国との力の差は歴然なのじゃ。」
「そうだよね。なら、近辺からかき集めても焼け石に水。どうやって埋めるのだろうね?」
「リーナ。確かにどう埋めるかが、問題だよな。」
「セツナ様!?」
「どうした、リン。」
「本名ジェーン令嬢に入っていた魔族と関係が有るかもしれません。」
「……そうか! 確かに繋がりがあるかも。」
「セツナ。ランはもう眠いー。」
「そうだな。これ以上、話し合っても埒があかないな。」
俺達はそれぞれのベッドに入り、就寝した。
翌日
俺達は朝食を食べた後、冒険者ギルドで聞いたダンジョンに向かう事にした。
俺達はダンジョンに侵入して3階層に到着した。
「とりあえず、注意しつつ、その魔物を探そう。」
「はい。」×9
皆で探そうと動き出した瞬間に、ランの野生の勘が目覚める。
「セツナ。あっちかもー。」
「次はこっちー。」
「ここは、左ー。」
「次はあっちー。」
「此処を右に曲がると居るー。」
「分かった。ランの勘が動いたんだ。必ず居るから、慎重に進もう。」
「はい。」×9
俺達がそこで見たモノは?
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