転生準備その2~世界情報
初心者です。
誤字脱字は厳しく。で大丈夫ですが、応援は暖かい方が嬉しいです。
今回で、スキル付与以外が終了します。
「時間は大丈夫ですよ。それで、お話しは?」
はい。私、不思議に思ったのです。
何故、態々周りを星空にしたのか、女神様と話しているうちに分かりました。
女神様は、与えられた仕事はきちんと責任を果たされる方なんですね。
だから、女神と言えども目の下のクマが付いているのを隠す為に周りを星空にして、誤魔化したのですね。
女神様、ストレスが貯まっているのなら、私が受け止めますよ。そういうのは、誰かに聞いて貰うのが一番です。
女神様、お手数ですが机や椅子を出していただけますか?
何時間でも付き合いますから。(こういうのは、真剣に聞くのが一番。
それに上手くいけば、チート等を余分に貰えるかもしれないし。
「ありがとう。」
う~ん。二時間くらいかな。真剣に聞いて頷いたり、肯定したり、否定したりしてしっかり聞いたから、女神様大分スッキリしたみたいだな。
「ありがとう。そしてごめんなさい。
貴方があまりにも真剣に聞いてくれるから、貴方の感覚を弄って、既に3日過ぎているの。お陰で、本当にスッキリしたわ。
それに、貴方の打算も聞こえたけど、真剣に聞いてくれたから、目を瞑ってあげる。さて、転生への話に入りましょうか。」
はい。お願いします。
「先ず、転生先の世界は、所謂剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーですね。
そして、存在する神々や精霊や魔物や獣人やエルフ等は、地球の神話等が参考にしていますから、大抵のモノが揃えてあります。
勿論、武具や魔法やスキルも相応に揃えています。
本来ならば、スキルは1人につき3個までなのですが、愚痴を真剣に聞いてくれたお礼に私の権限が許す限りのチートスキルをあげちゃいます。どんな力を欲しますか?」
本当ですか! ありがとうございます。
それでは、と言いたい所ですが、スキル付与の前に転生に関するお願いが有るのですがよろしいでしょうか?
「ええ。どうぞ。」
ありがとうございます。
転生の形なのですが、女神様が、私の器を創造しそれに私という魂を入れるのでしょうか?
それとも、ランダムを含む自然な両親の間に誕生する形なのでしょうか?
スキルの話をする辺り、知性が有り会話等が出来る存在への転生だと思うのですが。
「そうですね、特に希望が無ければ、あちらの世界の人族の両親が存在する転生になります。」
では女神様、私の住む地球の日本という国には、沢山の創作物が存在します。
その中には、このように日本で死亡し、女神様の導きで異世界に転生する話も有ります。
が、場合によっては、転生者の何らかの力が、周りの悪意ある者達に気付かれ、その流れで、最悪両親が殺される場合が有り、可能であるならば、そのような事は避けたいと思います。
女神様、どうかお願い致します。
「私が権限が許す限り。と言ったのはスキル付与だけではありません。
勿論、貴方の御両親にも、権限を使っちゃいます。
既に、運命とか子宝とかの神々に相談して、貴方という転生者が交差しても、そんな不幸の無い天寿を夫婦として全うする。
そんな神々が保障する御両親を用意しました。安心して下さい。」
女神様、ありがとうございます。これで、安心して転生が出来ます。
ちなみに、容姿とかは、どうなるのでしょうか?
出来れば、目の色は兎も角、髪は黒系にして欲しいのですが。
「その辺も大丈夫よ。今までに何度か、勇者召喚されたし、貴方の転生先の国は初代国王が、日本人だし。と、いうかですね、貴方の転生先の国を含む大陸の5つの大国は全て初代国王が日本人よ。だから、貴方が黒髪黒目で転生しても問題無いわ。
さて、いよいよ、本番のスキル付与の話をしましょう。
何か、希望が有りますか?
流石に、存在する全てのスキルとかは駄目ですが……」
あの女神様、話の途中に申し訳ありませんが、何故、何度も勇者召喚が?
「ああ。転生先の世界は、魔王が存在します。それも知性は有るけど、悪意の塊のような奴が。
しかも、初めて勇者召喚され、後の初代国王になった日本人達は魔王を封印するのがやっとで。
その後は、魔王の部下達が、事あるごとに魔王の封印を解こうとして暴れるので、その度に勇者召喚を繰り返し今に至ります。
勿論、魔王を討伐するのが貴方の使命です。
と、言うつもりも無いわ。出来れば、ヤッて欲しいけど。
そこら辺は貴方に任せるわ。
正直に言えば、地上では確かに魔王は最強候補だけど、地球の神話等に出てくる強者達に比べれば、魔王ってば雑魚なのよね。
まあ、その強者達は、基本地上には出て来ないし、出ようともしないわ。今の地上には、彼らの気を引くような英雄は居ないから。
それと、度重なる勇者召喚で、マヨネーズやリバーシや水洗トイレ等による内政や金策は諦めてね。それから、地球謹製の科学道具は禁止ね。
考えるのは良いけど、作成は駄目よ。
もう、良いかしら。では、スキル付与のお話しを始めましょうか。」
はい。女神様。(あ~あ。そっち系はアウトか。まあ、無いなら無いで、別にいっか。)
それでは、私が希望するスキルですが……
暖かい応援と星への加点お願いします。