妹璃音の異世界転生~其の2
妹璃音の人生は転生テンプレとしては地味だった。
しかし、兄刹那は?
主人公が知らない筈の情報が誤って載ったいたので、修正しました。
「はい。お茶よ。」
「ありがとう。うん。旨いな。」
「お粗末様。で? どんな人生なの?」
「おいおい、休憩は?」
「良いから!」
「誕生して直ぐに筆頭侍女に預けられ、1年以上の放浪の旅。
そこから、生活の場所が『龍の里』で、数年後にとある事件が発生して、その時にシャオを命懸けで助けた事が切っ掛けで、シャオは幼馴染みで、龍王様は武術の師匠に。
年齢が達して冒険者になって、ある日に王族のリーナが来て仲良くなって、そこから1年後の誕生会に招待された。
数ヶ月後に準備が整い、冒険者として旅立った。
途中、リン達と出会い仲間になった。
冒険の過程でシャオやリーナとも仲間になり、テンプレ宜しく魔族と衝突、欠片とは言え魔王撃破。」
「……刹那兄さん。」
「更にその過程で、装備の向上と強化を考えた結果、行き着いたのが、龍王様の直属の職人だ。」
「ハーレムメンバーにまだ王族居る?」
「全部で、シャオ、リーナ、リン、ランだな。」
「半数!?」
「結果だけ見ればな。」
(エルドロード様。母さんまで会ったのか?)
(最初の時に話した「目印」の付いた云わば『特異点』は何故か、引っ付き易いし、固まり易いのよね~。)
(しかし、璃音相手に良くエルドロード様が「創造神エルドロード」である事を隠し通せたな?)
(その可能性が有ったので、演技派の異世界の女神にお願いして対応して貰いました。彼女も楽しんだみたいなので大丈夫です。)
(……代償は?)
(部下にバレて私のお小遣いから地球産の高級生菓子の盛り合わせ。……泣いて良いですか?)
(感謝と同情の観点から、俺のアイテムボックスから、黄金2㎏を差し上げます。それを換金して、地球に行って美味しい料理を飲み食いして下さい。)
(やったー!!!)
「刹那兄さん、どうしたの?」
「ちょっと考え事。」
「そういえば、刹那兄さんのスキルはどんなのよ?」
「俺も女神様に交渉して、マニュアル型だけど、少年漫画のヒーローの良い所取り。」
「……は!? まさか、『戦闘民族』や『頬に十字傷』や『竜の子』や『古武術の最後の後継者』等のあの世代の?」
「そうだ。」
「……チートよ!正にチート=ズル=反則よ!!」
「……」
「……!? マニュアル型?」
「流石に、『直ぐに使えます。』的なオート型は無理だったから、努力修得のマニュアル型になった。」
「そりゃそうよね。……あっ!? 『欠片とは言え魔王を倒した』って、『戦闘民族』のスキルを持っているという事は……、刹那兄さんの戦闘力は?」
「『あの』戦闘力として、計測した場合は、大体今の現段階では、『戦闘民族の王子様に切り捨てられたオッサン』くらいかな?」
「はあ!? 漫画じゃあ無いんだから、その『戦闘力』は、やり過ぎなんじゃあ……」
「いや、今、魔王軍と敵対中だから、正直まだ足りないな。」
「まさか、漫画や小説の話を体現する人が居るとは思ってもいなかったわ。」
「俺もそう思うわ。」
「本当に、『まさしくテンプレ』ね。」
「そうだ! 現世の家族は誰?」
「私も刹那兄さんの事は言えないわね。」
「誰?」
「斎王母よ。」
「え!?」
「斎王母よ!」
「璃音。俺の事、言えないな。」
「『独立したから、家族は関係無い。』と言うつもりだったのに……。」
「序でに言うが、俺は『龍王の後継者』だ。」
「え~~~!?」
「互いに派手な現世だな。」
「……何か疲れたわ。前世では兄妹とは言え、現世では他人だから、個室に2人っきりは良く無いわ。今回はお開きにしましょう。」
「そうだな。」
「また、聞きたい事が有ったら聞くから。」
「分かった。俺も頼み事が有ったら宜しくな。」
「分かったわ。刹那兄さん。いえ、セツナ様、お休みなさいませ。」
「ああ。お休みリオン。」
予想通りにリオンは前世の妹璃音だったのは良かったが、やはり、我が妹は「我が道を進む」だな。
スッキリした所で寝るとするか。
俺は気配を殺して皆の居る部屋に戻った。
(あれ? 静か過ぎる。)
「お帰りなさいませ。セツナ様。」
「あれ? 皆、起きてたの?」
「はい。私が目が覚めた時には、セツナ様が居なかったので、トイレかと思いましたが、余りにも遅かったので、全員起きて貰い帰りを待っておりました。」
「え~と……」
「さあ、セツナ様。『正座』。」
「あの、リンさん!?」
「セツナ様。『何処』で『何』をしていたか、話して頂けますよね?」
周りを見ると、リン以外はリンから3歩下がって離れている。
心なしか、青くなり震えている様な?
震えていると言えば、周りの気温が下がっているよな。
「さあ、セツナ様。『説明』をお願い致します。」
こうして、俺の長い夜は続いた。
何とか、前世云々は秘密にする事は出来た。
まあ、いつかは話すだろうけどな。
翌日
「おはようございます。龍宝公主、ミール女王様、リオン。」
「おはよう。セツナ、シャオ、リーナ、リン、ラン、セレン、ミヤ、レイカ、イリス。」
「おはようございます。」×8
「セツナ。昨日、今日だから仕方無いけど、いつかは私の事を『母』と呼んでね。」
「分かった。いつかは。」
「言うつもりが無い様に聞こえるわ。」
「そんな事は無いよ。」
「なら、良いけど。」
「セツナ達は、今日はどうする予定かしら?」
「今日は、1日色々な場所に行きたいと思います。」
「分かったわ。リオン。」
「はい。ミール女王陛下。」
「貴女は今日、セツナ達に付いて行き、案内をしなさい。」
「畏まりました。ミール女王陛下。」
「宜しく、リオン。」
「此方こそ、宜しくお願い致します。」
俺達は朝食を終わらせ、小休止してリオンと共に移動を開始した。
行き先は、図書館や鍜治工房等だ。
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