感動的?な再会。
やっと出せました。
セツナの母親。
既に一回出番が有りました。
何話でしょうか?
ありがとうございます。
ブックマークが100になりました。
これからも頑張ります。
「え!? 母親!? 俺の母親は人族では無かったのか!」
「ビックリしたわよね? 私自身もまさか、誰かと結ばれて子を為すとは思わなかったわ。」
「パイリ母さんは何処まで知っているんだ?」
「『パイリ母さん』って呼んでいるのね。」
「当たり前だろ。俺を産んだのは貴女かもしれないが、1から俺を育てたのはパイリ母さんなんだからな。」
「パイリは立派にセツナを育て上げたのね。」
「そうだ。俺はパイリ母さんに育てられた事を誇りに思っている。」
「ごめんなさい。パイリに全てを任せてしまっ……」
「分かっているよ。どんな事情が有ったのかは解らないけど、理由の1つが先程までの『黄金の珠』が、そうなんだろ?」
「その通りよ。私は元々は生物では無いわ。だから、セツナを身籠った時、私は実感したわ。セツナが産まれる頃には、私の魔力を養分にして育つセツナに、私は人形でいられる魔力を喪うと。だから、セツナの事を最も信頼するパイリに任せたのよ。」
「ソレ、パイリ母さんに伝えて欲しい。きっと喜ぶから。」
「ええ。分かったわ。」
「あの~、セツナ様。この方が母君だと理解しましたが、どの様な立場の方なのでしょうか?」
「そういえば聞いて無いな。」
「ミール。自分で言うのも何だか恥ずかしいわ。お願いね。」
「しょうがないわね。」
「頼りにしているわよ、ミール。」
「この方は、セツナ様の母君では有りますが、以前からこう呼ばれています。
『龍宝公主セレス=アウレイム』と。」
「どういう意味だ?」
「今から数千年前に海の底で発見したと聞いています。発見した当時の龍王は海の至宝として大切に扱ったという記録が残っています。」
「そんな事が有ったのじゃな。」
「何故、シャオが知らないんだ?」
「教わっておらんからなのじゃ。」
「それはしかないわ。正直、いつ人形に成れるか判らなかったもの。だから、シャオリート様が知らないのはしかたないわ。」
「そうなんだな。では、話の続きを。」
「其処から先は私が話すわ。」
「貴女は?」
「……!?」
「どうしたんだ、シャオ。」
「まあ、会ったのは一回だし、遠くから見るだけだから仕方無いわ。」
「だから誰だよ、シャオ。」
「まさか、ご本人か?」
「そうよ。改めて自己紹介するわ。
私の名前は『シャスティ=アンティグリーティ』よ。幻想界では、女性の代表『斎王母』の役職に就いているわ。」
「シャオ。どんな立場?」
「この方が頭を下げるのは天帝様だけなのじゃ。」
「正確には、もう1人居るわよ。」
「……まさか?」
「そうよ。龍宝公主セレス=アウレイムがそうよ。」
「理由は?」
「私の教養の先生だからよ。」
「やっぱり。」
「さて、基本的な事は伝えたし、続きを始めるわ。」
「お願いします。」
「人形になった後は、様々な事を吸収し、四則計算からの座学を始め、礼儀作法や裁縫や刺繍、終いには冒険者の真似事を始めて薬草等にも詳しくなったそうよ。」
「それで。」
「10年も経たずに全てを身に付け、更には、より洗練されて素晴らしかったわ。他にも公明正大で有り、弱き者に手を差し伸べる優しさも持っていたわ。」
「それは凄い。」
「だから、何時からかこう言われる様になったわ。外見の美しさを伴って、龍族の至宝にして、公明正大で主に絶対の忠誠を誓う者、龍宝公主と。」
「其処からどう斎王母に繋がるんだ?」
「其処からは簡単よ。私がまだ幼女の頃にアウレイムが私の領地に来られて、その時に私の一目惚れで、泣き脅しで先生になって貰ったのよ。」
「途中から脅迫!?」
「今となっては良い思い出だわ。」
「因みに、セレス=アウレイムが頭を下げるのは『天帝』様以外だと何人居るんだ?」
「私が頭を下げる人物は、儀礼上で天帝。後は、歴代の龍王様達。最後は私の旦那様よ。」
「そうだよ! 俺の父親って誰?」
「知らない。」
「へ!?」
「出逢ったのは、東の大国オウカの近くの入り江よ。初めてだったわ。私を龍宝公主と呼ぶ者達と違い、私自身だけを見る人は。だから、直ぐに番になったわ。」
「あからさまにそういう事は言わない。」
「何故? 次代を残す行為は重要な事よ。」
「分かった、分かった。それで、俺の父親は何処に居る?」
「知らないわ。」
「なら、どんな外見なんだ?」
「黒目黒髪の真っ直ぐな長髪で、いつも穏やかな表情だったわ。それから、………………」
途中から説明になっておらず、ノロケに変わっていた。
「……と、いう外見よ。所でセツナ。」
「どうした?」
「後ろの女の子の顔色が悪いわ。」
「もしかしたら、私の叔父さんかもしれないわ。そうなったら、セツナとは……」
「ああ、成る程ね。大丈夫よ。確かにセツナは産まれた時は人族だったけど、私にも何故かは解らないけど、今のセツナは龍族よ。だから、人族の血の近さは関係無くなるわ。」
「セツナ君。良かったよ~。」
「何と無く察していたけど、セツナの周りに居る子達は全員がお嫁さん?」
「そうだよ。」
「だったら、お嫁さんの笑顔と未来を守るのよ。」
「当然だ!」
こうして、偶然か運命かは判らないが、母親と再会する事が出来た訳だ。
この後、皆を紹介して、和やかに話が進んだ。
話しているうちに、時間が来た様で、全員で移動した。
入ってみるとパーティー会場だった。
しかも、そこにはある意味で居てはいけない人「達」が居た!
暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。




