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西の大国サザンクロス

セツナ達に待ち受ける運命は!?


今回、少し短いです。

「セツナ様、及びパーティーメンバーの皆様。改めてご挨拶を。」

「「「ようこそ、サザンクロスに。」」」

「なら、此方も。冒険者セツナです。後ろにいる皆は俺のパーティーメンバーで、左からリン、ラン、セレン、ミヤ、リーナ、シャオ、レイカ、イリスです。」

「私は皆様の御世話させて頂く、担当の『ソレイユ=ルナ=カスパール』です。ソレイユとお呼び下さい。」

「宜しくお願いします。」

「先ずは、お部屋にご案内させて頂きます。」


 俺達はソレイユさんの案内で、一際大きな部屋に案内された。

 認めたくないが、俺達が一定以上「仲」が良い事がバレている様だ。

 普通なら、団体客なんだから、同じ部屋ならベッドが人数分が無ければ可笑しいのに、この部屋のベッドは1つ。

 キングだとかクィーンだとかのサイズじゃないわコレ!

 兎に角、デカい!!

 15人くらいが仲良く寝れる大きさです。

 後ろを振り向くと全員が首から上を赤くして俯いている。


「ソレイユさん?」

「お気に為さらずに御ゆっくりどうぞ。夕食の準備が整いましたら、お呼びに参ります。それまではこの部屋に居る様にお願い致します。」

「分かりました。」


 ソレイユさんが退室して、とりあえずは各々がのんびりと過ごしていると、部屋をノックする音が響いた。


「どうぞ。」

「先程振りです。リオンです。」


 俺は万が一の可能性を心の奥に仕舞い、「リオン」に話し掛けた。


「リオンさん、何か有りましたか?」

「いえ、問題が起こった訳では有りません。今後の事を話したくて、お伺いしました。」

「分かりました。」

「先ずは今日の予定ですが、後、2時間後に夕食が有ります。明日になりますと、王宮に喚ばれてある事をして頂きます。」

「ある事?」

「ご安心下さい。内容は、一切皆様の御迷惑に成る事は御座いません。」

「そこまで言ってもまだ秘密なのか?」

「申し訳ありません。」

「分かったよ。」

「ありがとうございます。」

「いいよ。進めて。」

「はい。ある事が終了後は休憩を挟み、王宮の主な人達との歓談が有ります。」

「服とか用意してないよ。」

「大丈夫です。そのままで構いません。」

「分かったけど。本当に何故喚ばれたんだろうか?」

「この場では話せませんが、ある事が終了すれば納得して頂けると確信しております。」

「ふ~ん。」

「まあ、楽しみは後でという事でお願いします。」

「何か怪しいなぁ。」

「それでは寛ぎの途中失礼致しました。また、明日にお会いしましょう。」


 伝える事を伝えたリオンさんは退室した。

 その後、夕食の時間になり、食堂に案内され食事を済ませて部屋でのんびりしていた。

 夕食時に、特に深い関係者の紹介が有るかと思ったが、特に無く、無難に夕食は終了した。

 俺達は部屋に戻り、周りの期待を敢えて無視してデカいベッドで皆で大人しく寝た。


 翌日


 俺達は、朝食を済ませて部屋で待っていると、王宮に招待を受けた。

 服装はそのままで良いと言われたので、そのままで行った。

 流石に武器は全員がマジックバッグに仕舞った。


 俺達は王宮の客室に居る。

 前のソファに座っている女王陛下が合図を送る。


「例の物を。」


 リオンが豪華な箱を持って来た。


「セツナ様。箱を開けて下さい。」

「俺が開けて良いのか?」

「問題有りません。」


 箱を開けてみると、見覚えの有る黄金の珠が有った。


「この『珠』は?」

「今は何も聞かずに黄金の珠に魔力を注いで下さい。」

「分かりました。」


 俺は様子を見ながら黄金の珠に魔力を注いでいった。

 暫く続けて魔力が半分くらい流した時、黄金の珠は光り出した。


 黄金の珠は少しずつ変化している。

 珠から人形(ひとがた)へと……。


「やっと人形に成れたわ。ミール、ありがとう。」

「約16年振りですね。セレス。」

「所で、ミール。この者達は?」

「セレスに魔力を注いで人形にした者です。」

「へぇ。この私を人形にするなんて、かなり優秀な土系魔法の使い手なのね。」

「いいえ。特に優れた土系魔法の使い手という訳では有りません。」

「どういう事かしら?」

「……もう、引っ張るのは辞めましょう。この者の魔力でセレスを人形に出来たのは有る意味では当然です。何故なら『親子』なのですから。」

「え!?」

「出身地と名を言って下さい。」

「俺の名はセツナ。出身地は龍の里だ。」

「貴方がセツナなのね。」

「そうだが……」

「16年以上、放っていてごめんなさい。私はセツナの母よ。」

「ええ!?」



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