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少年期~旅立ち前のアレコレと一時の別れ

やっとタイトル回収

本章次から開始

  さて、王女殿下御一行のお見送りも済んだし、龍王様の居る町長の屋敷に向かいますか。


  「龍王様に仕事の件で御報告に参りました。取り次ぎをお願いします。」

  と、門番に話掛ける。

  「少々お待ち下さい。」

 

  門番から許可を貰い、屋敷に入って通された部屋には町長も居た。

  「龍王様、及び町長に御報告申し上げます。

 東の大国オウカの第3王女リーナ=イバス=キリュウ殿下は、その性質に問題は無い。と、判断致しました。」

  「報告ご苦労。龍王様と話していたが、我らも同じ意見だ。後は此方でやっておくから、下がりなさい。」

  「御前失礼致します。」


  良かった、王女様合格で。硬い言い方は疲れる。

 次は、冒険者ギルドだ。


  「受付嬢のサランさ~ん。用事は何?」


  「セツナ君は、指名依頼を受けたでしょ。

 しかも、Cランクの時間制限有りの。」

  「……そうだね。」

  「だから、ギルド一同が最短コースを組んだから、本当は明日からと言いたいけど、今日は疲れているだろうから、明後日から来てね。」

  「本当に良いの?」

  「その代わりに一声で良いから龍王様に私達は頑張っている。

 って、伝えて欲しいの。」

  「わかったよ。みんな、ありがとう。」


 さて、里の家に帰りますか。



  三将のユーリが1人でいるなんて。

  「ユーリ、珍しく1人で居るけどどうしたの?」

  「シャオの心配性が出て、アタイが様子を見に来たんだ。

 セツナが浮気していないかを。」

  「する訳無いだろ。それはいいから、ユーリに相談が有る。」

  「何?」

  「東の大国オウカの第3王女殿下に、友達として誕生会に贈り物がしたいんだけど、何が良いか一緒に考えて欲しい。」


  「う~ん、そうだ!アタイに名案が有るから、贈り物は任せな。

 セツナが、何処に出そうが、誰に渡そうが、恥に成らないヤツを用意してやるよ。」

  「本当か?」

  「ああ、だから2ヶ月後頃にセツナに渡す。」

  「ありがとう。」



  俺はユーリの言葉に安堵しながらも、念の為に最も信頼する女性に話を持ち掛けた。


  「パイリ母さん。女の子のプレゼントって何が良いの?教えて。」



  「はい!?」



  「セツナ、どうゆう事?」

  「実は、東の大国オウカの第3王女殿下に1年後の誕生会に出席する事になったんだけど、友達として贈り物を何にすれば良いかな?」


  「……そうね、やっぱり装飾品が良いかしら。後、王女殿下に渡す物だから、費用はしょうがないとして、外見の綺羅びやかよりも品質に拘った方が良いわね。」

  「わかった。パイリ母さん、ありがとう。」

  (ん?セツナ、こんな相談してくるという事は、シャオリート様に贈り物をしていない可能性があるわね。)

  「セツナ。」

  「何?」

  「シャオリート様に、心を込めた贈り物をするのよ。

 今年は収穫祭に行けれなかったし、病に臥せているのですからね。」

  「わかった。」


  (これでセツナに血の雨が降らないでしょう……。)



  2日後の朝7時の冒険者ギルド


  俺は冒険者ギルドに居るのだが、ギルドが作成したCランク昇級最短コースにかなり自信が有るのか、美人受付嬢が握り拳と視覚化しているんじゃないかと、思える程の荒い鼻息をしている。

  とりあえず、作成されたコースに従い仕事を始めた。

 因みに、一冒険者に依怙贔屓はどうなのか?

 と聞いたら、言い逃れ出来るグレー行為らしい。


  こうして、俺は冒険者仕事をしながら、偶然見つけた高品質な宝石の原石と鉱物を加工し髪飾りにして、元気になったシャオに贈った。


  シャオ、泣いて喜んだよ。

 やっぱり、女の子の笑顔って善いな。


  また違う日に、同じ位の原石と鉱物を見つけたので、これも同じようにデザイン違いの髪飾りにして、王女殿下の贈り物用として準備した。


  またまた違う日に、グレーな正統性の有る金策を思い付き、かなり懐が暖かくなった。

  総額から1割程使い、パイリ母さんに親孝行したら、何故か怒られた。何でも金額が許容範囲外が原因らしい。


  解せぬ。


  そうして、2ヶ月半過ぎた頃に俺は、『アルスラン冒険者ギルドCランク』になった。

  ギルドが作成した最短コースよりも、更に1ヶ月半縮めました。

 俺、頑張ったよ。


  その後、里長に頼みユーリを呼んで貰った。


  次の日、里長の家に龍王様とシャオとユーリが居た。

  「セツナ、約束の品だ。これなら、どんな場所でも、どんな相手でも、堂々と胸を張れる贈り物だと思うぞ。」

  「ありがとう、ユーリ。」




  「セツナ、近日中に東の大国に向かうのだろうが、その前に大事な話が有る。

 セツナは度重なる龍王の血を受けた為、外見は人族のままだが、内側はほぼ龍族になっておる。今後の人生どうする?」


  「最初の百年から二百年位は、人として、地上で過ごしたいと思います。その後は、その時に考えようかと思います。」

  「そうか。ならば、これを受け取れ。」

  「この武具は!」

  「この武具一式は、龍王に即位した時に用意させた式典用の武具だ。1人の武人としての門出だ。受け取れ。」

  「本当に良いのか、こんな素晴らしい武具を貰っても?」

  「もう要らないものだ。埃を被るよりは良い。」

  「ありがとう、龍王様。」

  「セツナ、後、龍王では無く、名前のクランベルの『ベル』と呼ぶ事を許す。」


  「……へ!?」

  「反論は認めん。」

  「分かりました、ベル様。」


  「次は妾なのじゃ。」

  「セツナよ、数百年ずっと妾と逢わぬつもりかや?」

  「まさか、そんなつもり無いよ。たまには、帰るよ。家はこの里にあるのだから。」

  「ならば、良いのじゃ。」


  こうして、4人の会話が深夜まで続いた。

  また、後から気付いたが、この時に、称号

  『龍王の後継者』

  が就いたようだ。



  ふあぁ~。

  眠いが、暫く空けるから挨拶しないとな。

  勿論、パイリ母さんには昨日の内に済ました。結局、俺の両親について話して来る事は無かった。

  まあ、自力で探しましょう。どうしてもって程では無いしね。


  俺は里のみんなに挨拶を済ませ、アルスランの冒険者ギルドにも挨拶を終わらせ、さあ行こうと思った時、何故か受け取った王女殿下の贈り物がどんな物か、確かめたくなり、鑑定した。(物品には、完全鑑定出来るようになった。)


  予感は当たり、慌てて町長の屋敷に向かい、町長に相談した。

  「町長、どうしよう?」

  「先ずは、国王宛てに書状を用意するから、もし謁見する時に、国王に渡せ。内容は、上手く誤魔化して欲しい。と、書いておく。

 後は、宮廷の貴族共の目を逸らす為に、道中にワイバーンの綺麗な死体を3匹位を用意すれば、何とかなるじゃろう。」

  「ありがとう、町長。」


  町長から書状を受け取り、今度こそ、アルスランを出発して、東の大国オウカを目指した。



  「俺の冒険が始まったぜ!!!」

 



暖かい応援メッセージと星の加点お願いします。

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