周辺の盗賊狩り
すみません。
間に合いませんでした。
盗賊狩りはライフワークです。
翌日、俺達は盗賊の情報を手に入れる為に、冒険者ギルドに向かった。
俺はリーナとリンとランで冒険者ギルドに入った。
全員だと多すぎるからな。
周りの視線に辟易しながら、順番を守りながら自分達の順番が廻って来た。
「ここ最近の盗賊に関する情報を頼む。」
受付嬢さんが、俺達の外見を見て怪しんでいる為に、俺はギルドカードを提示した。
「ギルドカードを確認致します。……確認致しました。」
俺はギルドカードを仕舞い受付嬢さんがの話を聞く。
「先程は失礼致しました。盗賊の討伐が出来る実力の持ち主で有る事が確認出来ましたので、お話致します。」
俺は受付嬢さんから盗賊の情報を聞き出し、恒例の「あの」質問をした。
「ギルド内での私闘は、どういう扱いになりますか?」
「はい。ギルド内での私闘は、経過は何であれ、先に武器を抜くか攻撃体勢を取った者が責任を負います。また、死亡者が発生した場合は、ギルドが介入致します。」
「分かりました。ありがとうございます。」
「いえ。コレも仕事なので。」
俺達は冒険者ギルドを出ようと数M進むと4人の酔っ払いが絡んで来た。
「おや~、ガキが1人前に冒険者の真似事をしているぞ? ヒックっ!」
「おい! ガキ、金と身に付けている装備と女共を置いて行けば、命だけは助けてやらんでもないぞ。」
「まあ、女共にはたっぷりと『色々』やらせるけどな。」
「違えーね~。」
馬鹿4人組は、リーナ達を下衆な眼で上から下を舐め回すかの様に見ていた。
俺はこの馬鹿4人と長く付き合うつもりも無い為にいつも通りに煽ってみる。
「何故かギルド内にボブゴブリンが居るぞ。」
「何だと~!」
「しかも、人族に近い言語を理解して使えるなんて、大発見だな。いや、捕獲しているギルドが羨ましいな。」
「ガキが、いい加減に黙れや!」
「ボブゴブリンでは無ければ、単なる盗賊ですね。いや、冒険者ギルド内に居る時点で、町や都市の敷地内に入って来ないだけ、まだ外に居る盗賊の方が遥かに賢いよな。」
「死にてぇのか?」
「あっ!? そうか。そんな頭を持っていないから、冒険者ギルドで盗賊行為が出来るのか。」
「「「「コロス!!!!」」」」
「全員が武器を先に抜きました!」
俺達、臨時収入確保の為に動いた。
「私達にとって大切な存在に向かって、何を勝手に言っているのかな?」
リーナが、笑顔だけど、笑顔では無い顔をしながら一瞬で間合いを詰めて、相手の顔面に向けて掌を見せて気を反らした瞬間に、馬鹿の1人の股関へ目掛けて全力で蹴り上げる。
「うぐぅぅ!?」
リンがまた、馬鹿の息子に刃を向け人質に取り脅迫と言う名のお願いをした。
「なっ!?」
「息子を死なせたく無ければ、所持金とアイテムを全て差し出しなさい。」
馬鹿が洗いざらい出した後、用済みと言わんばかりに剣の柄で馬鹿の鳩尾を深く抉り込む様に叩きつけた。
「ぐふっ!」
ランが普通に馬鹿をボコボコにしている。しかも、より痛みを感じる所ばかりをえげつなく何度も攻めている。
足の小指や脛や股関や脇腹等を何度も……
「がっ! ぐ! ぎぁ……」
俺は残った1人の前に立ち挑発する。
「こんな美少女に手も足も出ないなんて底辺な冒険者なんですね。」
「セツナ君。美少女だなんて恥ずかしいよ。」
「セツナ様。本当の事とは言え、場所を考えて下さい。」
「セツナ。ランも流石に少し恥ずかしいー。」
「すまん。つい本音が出た。」
「ガキがイチャイチャしてんじゃねえ!」
馬鹿が降り下ろした剣を両拳を少しずらして叩きつけて剣を折り、折った剣を素早く掴み馬鹿の右腕に刺す。
「がぁっ!」
俺は怯んだ隙に瞬間的に魔法で身体強化して、左右3発ずつ胴体の胸と鳩尾と脇腹に十字に打ち込み、止めに上下からの両拳を打ち込み顎の骨を砕く。
「がががっ!」
「ぐはっ!」
「受付嬢さーん。ギルド内に盗賊が居ました。処理をお願いします。」
俺は皆が集めた所持金から合計の4割を渡す。
「畏まりました。ギルド内に潜り込んだ盗賊の討伐に感謝します。」
俺達はギルドを出ると、8人程のチンピラや出世が出来そうに無い冒険者が身ぐるみ剥がされ晒し者にされていた。
「ソレ、どうしたんだ?」
「オレの女になれとか寝言以下の事をほざいたからお灸を据えた所なのじゃ。」
良く見たら、自力では脱出出来ない様に縛り上げて、胸には、「身の程を弁えぬ、メスのゴブリンにすらフラレる阿呆」と書いた紙を付けていた。
「オレ達を解放しろ。今ならまだ夜の奉仕をオレ達が飽きる迄で許してやる。」
「誰が解放するか、阿呆!」
「行くよー。」
「分かった。皆、行こう。」
「はい。」×8
俺達はギルドから聞いた情報を頼りに街道を歩いていると、悲鳴が聞こえた。
「きゃあああああ!!」
駆け付けると10人の盗賊に囲まれた仕立ての良い馬車が有り、5人の護衛に護られたお嬢様が居た。
「全て差し出せば命だけは助けてやらんでもないぞ。」
「誰が盗賊の言葉なんぞ信じるものか!」
「頑張って下さい。」
「オレ達は護衛だ! 守り徹すぞ!」
「おう!!」
「なら、死ね!」
俺達は声を掛けた。
「助けは要るか?」
「頼む。」
俺達は救援要請に応じ、動いた。
「風乃弾丸!」
俺は盗賊6人の右肩に魔法を撃ち込む。
「ぎがゃ!」×6
「雷乃矢!」×4
レイカが雷乃矢を4人に撃ち込み、気絶させた。
俺達は盗賊を捕縛して、アジトを聞き出す。
何時もの流れで聞いたら素直に吐いてくれた。
俺がアジトを聞いている間に、皆は負傷者を治療していた。
「危ない所を助けて頂いてありがとうございます。」
「別に気にしないでくれ。偶然だよ。」
「そういう訳にはいきません。助けて頂いて何もしないでは帰った後、父に叱られます。是非、当家でお礼をさせて下さい。」
「俺達は盗賊のアジトのお宝が有るから別に良いんだがな。」
「ソレとコレとは別です。お願いします。」
「分かった。」
「ありがとうございます。」
「助けてくれてありがとな。」
「こういう時は助け合わないとな。」
「オレはリーダーのダザンだ。」
「リーダーのセツナだ。」
「此方が護衛を依頼した……」
「北の大国クロツバキで伯爵のセドリック=アルフォードの次女セシリア=アルフォードです。」
俺達は互いの自己紹介を終わらせ、冒険者ギルドで色々と手続きを終了し、護衛をしていたダザン達と別れてセシリアさんの屋敷に向かった。
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