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不穏な歓迎会~其の3

戦いの決着は!?

「決着を着けよう!」


俺は更に身体強化を施し、武具召喚で龍王様の武具一式と装備を変えて武器「龍鱗刀」を居合いの構えで持ち付与を付けた。

俺は龍力を使った新しい武器付与を施す。


「天空を轟かせ、万物を支配する者、(いにし)えより連なる者、始源の力を束ね、虚ろき者を討つ、覇者とならん。

斬り払え。天鳴龍閃!!」


俺は龍鱗刀に天鳴龍閃を付与して、スベジャに突進する。


「討ち払え、烈光乃槍(ノヴァランス)!」

「ひれ伏せ、重力弾(グラヴティボール)!」

「ぐぁ!」

「くたばれ、覇っ!!!」

「ぐっぎゃあああぁぁぁ!!」


スベジャが滅びる姿を見ていると、だめ押し、いや、死者に鞭を打つが如く、スベジャは暗い紅色の槍に貫かれていた。


「ぐああぁ……」


俺は何故か、この紅色の槍を放った者の居場所を察知して跳び、接近して斬り裂く。

しかし、頬に一筋の赤い線が出来ただけだった。


「へえ。やるじゃない。私に一撃を与えるなんて。褒美を与えるわ。今回は貴方達、いえ、お姉さん達と下男のお兄さんに手を出さずに退散してあげるわ。」

「え!?」


俺が攻撃したのは、盗賊の襲撃で死んだ筈のクレア=チスだった。


「あの時、脈が無いって……」

「そんなの当たり前よ。吸血姫の祖たる私に動く脈なんて有る訳無いじゃない。」

「その視線。そうか、あの時に感じたのはお前か!」

「そうよ。」

「あの時から目を付けていたのか。目的は何だ?」

「言われて答える訳無いでしょ。でも、気分良いから1つ教えてあげるわ。撒き餌ご苦労様。お陰で邪魔者を排除出来たわ。」

(てのひら)の上って事か。」

「そういう事よ。魔王様の配下も一枚岩では無いって事よ。はい。ご褒美は終わり。そこのゴミは任せるわ。」


クレア=チスは言うだけ言って消えた。


「……そうだ。シャオ、頼む。」

龍紋白夜(ドラグラシャナ)

「ありがとう、シャオ。」

「セツナ、もう自分自身で解放と封印が出来るのじゃ。」

「どういう事だ?」

「訳はまた後で話すのじゃ。」

「分かったよ、シャオ。」


「凄い攻撃だったー。」

「ありがとう、ラン。」

「大丈夫ですか?」

「大丈夫だ、リン。」

「セツナ君、凄い力だったね。」

「俺も驚いた。」


皆と話していると、女王が近づいて来た。


「とんでもない戦いだった。色々聞きたい事が有るが、充分にランを守れる力を見せて貰った。ランを頼むぞ。」

「はい。」

「所で、『コレ』をどうする?」

「私、死にたく無いの。戦いも苦手なの。だから、お願い見逃して。」

「見逃してやれないし、だからといって、殺すのは忍びないしなぁ。」

「何でもしますから、お願いしますの。」

「う~ん。ヒルドさん、コレ貰ってもいいですか?」

「被害が出ないなら構わないがどうする?」

「大陸で2番目に礼儀作法等に厳しい所に放り込んで、そこで働いて貰います。」

「危なくないか?」

「そこは誓約の魔法が使えるので、それで、縛ります。」

「分かった。」


こうして、棄てられた吸血姫、もとい、「コリネ」に「誓約乃義魂(ソウルリング)」を施した。


「所で、大陸で2番目に礼儀作法に厳しい所とは何処の誰だ?」

「ちょっとした知り合いですよ。」

「そうか。リーナ=イバス=キリュウの関係者か?」

「何故それを!?」

「おいおい。私は北の大国クロツバキの女王だぞ。各大国の王族はくたばりかけた老害から、産まれたての無垢な赤ん坊まで調べて知っておるわ!」

「アリア=アレスターさんの妹が俺の屋敷を管理しているので、そこに放り込みます。」

「確かに其処なら、『大陸で2番目に礼儀作法に厳しい所』と言えるな。」

「其処なら問題無いでしょう。」

「確かにな。という事は、この8人は全員が嫁か?」

「そうです。大切で愛する妻達です。」

「セツナー。」

「セツナ君。」

「セツナ。」


皆が俺に抱き着き、揉みくちゃになった。

俺が皆の頭を撫でていると、女王が叫ぶ。


「私の前でイチャつくんじゃなーーーーーーいっ!!」


俺は我に帰り、皆はバッと離れた。


「ハァハァ。」

「大丈夫ですか?」

「誰のせいだ? 誰の?」

「すみません。」

「まあ、良い。この後、どうする?」

「暫くは、王都を散策して、王都を出ます。」

「分かった。その間は客人として歓迎しよう。実際はランの里帰りだがな。」

「ありがとうございます。」

「とりあえず、闘技場を出るぞ。」



こうして、俺は武具召喚で装備を変えて、俺達は10人以上がゆったり出来る部屋で寛いでいた。

そして、俺はシャオに先程の気になる事を聞いた。


「なあ、シャオ。」

「なんじゃ。」

「俺の解放と封印が自分で出来るってどういう意味だ?」

「それはじゃな。そもそもセツナが龍力を制御出来なかったのは、セツナが子供だったからなのじゃ。

龍族の雌は、ある一定以上の年齢になると龍族だけが掛かる病が有るのじゃがな。これに掛かり自然治癒しないと、子孫を残せない身体になってしまうのじゃ。この病に掛かり自然治癒して初めて龍族の雌は大人になり、大人扱いになるのじゃ。」

「じゃあ、龍族の雄は?」

「番と結ばれた時なのじゃ。」


シャオが頭から湯気が出そうな程に赤面しながら話した。


「そうか! だから、あの朝にあんな事を言ったのか!」

「そうなのじゃ。父様から聞いていたのじゃ。」

「だから、俺自身が解放と封印が出来るのか。」

「そういう事なのじゃ。鳥が自身の翼で翔べる様に、魚が産まれて直ぐに泳げる様に、大人になった龍族が自身の力を制御出来ぬ理由は無いのじゃ。」

「セツナ君。話が変わるけど、別室で待機中のコリネを、ユリアに本当に預けるの?」

「ああ。コリネは誓約の魔法で縛られているし、争い事は苦手みたいだしな。それに、洗脳を使っての解放は、悩み事が多い令嬢達に良いじゃないかと思ってな。」

「なる程。確かにそうね。」

「セツナ様、この後の予定は?」

「とりあえず、今日1日は皆でのんびり過ごして、明日からは、クロツバキの王都を散策しようと思う。」

「賛成。」×8

「あっ、ランはヒルドさんと離れていた時間を埋める為に別行動してくるのも良いかもな。」

「それだったら今から行ってくるー。だから、明日はランも皆と散策するー。」

「分かったよ。行ってくると良いよ。」

「行って来ますー。」


ランが母親であるヒルドさんの所に向かった。


「所で明日はどうする? 全員で散策する? それとも、別れて廻る?」

「せっかくの初めての北の大国の王都ですから、皆で廻りたいです。」

「分かった。皆で廻ろう。」

「はい。」×9

「ん? 2人多い!?」

「一緒に行きたいですの。」

「皆さんとお友達に成りたい。勿論、案内します。」

「「邪魔しませんから。」ですの。」

「どうする?」


皆が首を縦に降って頷いた。


「分かったよ。一緒に行こう。」

「「ありがとうございます。」の。」




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