定番化したアレ。
すみません。
私事で、ゴタゴタしていました。
応援されている方々に対して申し訳ありませんでした。
「はあぁ。また、コレか……。」
「何を言っているガキが!」
「いやな、こんな時間に居る馬鹿はどうやって生活しているのか不思議でな。」
「ガキが立場分かっているのか?」
「自分より弱い奴にタカっているゴミの様な屑な生き方をしている奴に答える義務は無いな。」
「おい! 今すぐに全財産と女を差し出せ。
そしたら、命だけ助けてやる!」
「誰が、こんな馬鹿でゴミで屑な奴に渡さなければならないんだ?」
「……殺す!」
「はい。武器を抜いた。」
俺は馬鹿が降り下ろす剣を下から右足で蹴り上げ、剣を手放せる。
「……へ?」
馬鹿が呆けている瞬間に、左拳で右脇腹に深くめり込ませ、右拳で下から深く鳩尾に叩き込む。
俺は落ちて来た馬鹿の剣を左手で掴み、そのまま馬鹿の右腕に刺す。
「ぐ! ……ぁガアぁ!」
馬鹿が片膝を床に着けた時に踵落としの要領で馬鹿の頭に右足を叩き付けそのまま馬鹿の顔面を床にめり込ませた。
「グガァ!」
「さてと、所持金と装備品を没収してと……。」
俺は所持金から4割を受付嬢さんに渡した。
受付嬢さんは笑顔で受け取ってくれたので、問題無いだろう。
「受付嬢さん、後始末宜しく。」
「畏まりました。」
「!?」
「セツナ様、どうされました?」
「いや、何か冷たい視線を感じたが……?」
「気のせいでは?」
「……ああ。」
俺は軽く相槌をうちながら周りを探ったが、先程の冷たい視線は感じなかった。
しかし、イリスがそっと近づいて来た。
「ボクも感じたよ。」
「イリスもか!」
「本当に一瞬で小さなモノだけどね。」
「一応は注意してくれ。」
「了解だよ。」
俺はあの冷たい視線を探したが、見つからず冒険者ギルドを出る事にした。
俺達が町を散策していると、少し出来の良い服を着ている美少女に話し掛けられた。
「ねえねえ、お姉さん達と下男のお兄さん。町を散策するなら、わたしが案内しようか? 勿論、お金は要るよ。」
「ちょっと待て。その『下男』は俺か?」
「そうだよ。他に居るの?」
「俺は下男じゃあねぇ!」
「そんな。見事な下男だと思ったのに。」
「俺達に仕事をしないのか?」
「ごめん。ごめん。つい、からかいたくなって。」
「皆はどうする?」
「ボクは良いと思うよ。」
「セツナ君が良いならいいんじゃないかな。」
皆は、イリスとリーナの意見と同じ様だ。
「分かった。幾らだ?」
「お! 毎度あり。銀貨1枚だよ。」
「ほい。銀貨1枚。」
「じゃあ、案内するよ。」
案内係りの美少女は、何故か名乗らずに案内を始めた。
不思議に思ったが、多分最後に名乗るのだろう。
最初に名乗ると途中で忘れるかもしれないが、最後なら覚え易いからな。……多分。
「ねえ、お姉さん達とお兄さんは、ずっとこの町に居るの?」
「少ししたら北の大国クロツバキに行く予定よ。」
「そうなんだ。でも、町の人達が言ってたけど、最近は北の大国クロツバキを治める女王様の様子がおかしいんだって。」
「どうおかしいの?」
「噂だと、独り言が増えたり、急に怒ったり泣いたりするんだって。」
「何故、知っているんだ?」
「分かんないよ。噂話を聞いてそれをお姉さん達に話しているだけだから。」
「そうか。」
「後ね、最近は普通より強い盗賊が出現するんだって。だから、お姉さん達は特に気をつけた方が良いよ。連れ去られるかもしれないからね。」
「心配するな。そんな盗賊は俺が全て蹴散らせて、シャオ達を守るからな。」
「……セツナ様。」
「……セツナ、嬉しいのじゃ。。」
「……セツナ君。」
「セツナ。ボクは嬉しいよ。」
「……お姉さん達、いきなり桃色の空気出さないで。口から砂糖が流れ落ちるから。」
「そういえば、貴女の名前を聞いていませんね。」
「おっと。そういえば伝えていないね。わたしの名前は『クレア=チス』よ。覚えていてね。」
「分かったわ。『クレア=チス』ね。」
俺は美少女の名前に疑問を持ち、駄目元で創造神に話し掛けた。
(創造神。この世界の草花はもしかして?)
(セツナの想像通りです。)
(……何故、異世界で地球産の草花が有るんだ?)
(私が! 持ち込み! ました! 面白いと思って。)
(天上の人達、此処にサボりが居ますよ~。)
(え!?)
(はい。創造神様。帰って人族の王家が3日完徹しても、無くならないと思える書類が溜まってますよ。)
(イヤだー。アレは私じゃなくても良いヤツじゃない。)
(たがらこそ、良いじゃないですか。私達がゆっくり出来るのですから。)
(え~~。そんな理由だったの。尚更、イヤだー。)
(はい。創造神様。帰りましょう。)
(イヤだぁあああー~ー。)
俺が呼び出したので、僅かに可哀想な感じがしたが此処は毅然とした態度で……。
(創造神様、お疲れ様です。書類仕事を頑張って下さい。)
まだ、頭の中ではコントが聞こえるが無視して次に入ろうか。
「なあ、皆。草花について知っている事を教えて欲しい。」
「セツナ君、私が知っているのは、名前や外見くらいよ。何か他に有るの?」
「いや、特に無いよ。」
「……セツナ様。何か有るのですね。」
「リン。ごめん。まだ言える状況じゃあ無いんだ。」
「分かりました。言える様になったらお話下さい。」
後ろを振り向くと、皆が頷いていた。
「分かった。言える様になったら話す。」
「……お姉さん達とお兄さん。どうしたの?」
「何でも無い。それと、案内ありがとう。楽しく過ごす事が出来た。」
「どういたしまして。また、雇ってね。」
「ああ。また頼む。」
「じゃあまたね。」
俺達は『クレア=チス』と別れた後、宿屋に戻り夕食を済ませて寝た。
勿論、部屋に遮音の魔法を掛けて「俺」対「皆」という今まで体験した事の無い闘いが繰り広がれた。
俺としては、皆が同じ部屋ならおとなしく寝るかなぁと思っていたら、こんな感じになった。
結果は俺の「辛勝」だった。
翌日の早朝は賑やか……、いや、騒然としていた。
どうやら、遮音の魔法のお陰で聞こえ無かったが、町の中に盗賊が侵入して、破壊と略奪を繰り返したらしい。
今は、盗賊共は町の外に逃げ出し、町の中は復旧作業に入っていた。
未だに被害者が出てくる様だ。
俺はその盗賊共の行動に違和感を持ちながらも皆で辺りを見回した。
……すると、少し瓦礫の下敷きになって血溜まりの中で倒れていた人物は昨日、俺達を案内した「クレア=チス」だった。
「脈も動いて無いよ。」
「あんたは?」
「こいつの雇い主だ。」
「そうか。コレで手向けてやってくれ。」
俺はその雇い主に銀貨4枚渡して、宿屋に皆で戻った。
俺は部屋の中で皆に聞いた。
「今回の出来事は、噂になっている盗賊共らしい。奴等を潰そうかと思う。皆はどうだ?」
「勿論なのじゃ。」
「セツナ君、潰そう。」
「セツナ様。私も賛成です。」
「ボクも賛成だよ。」
他の皆も賛成みたいだ。
「分かった。朝食を食べたら、『盗賊狩り』だ!」
「はい!」×8
暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。




