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北の大国クロツバキへ

セツナ達の答えは?

 話し合った結果は、やはり「北の大国クロツバキ」へ行く事になった。

 行く理由が満場一致で、ランの出生をはっきりしたいというモノだった。

 決して、セレンが(こぼ)した「女性が美しくなるアイテムが、北の大国クロツバキに有る。」と言う噂を皆が鵜呑みにして無い事を祈る。



 ……という事で、屋敷のユリアさん達とガイルさん達に遠出の挨拶を済ませて、北の大国クロツバキに向かった爆走中。

 因みに今回も4頭の馬には身体強化を掛けているが、名前が名前なんで不安なんだよな。此処が異世界のファンタジーで、無ければ杞憂なんだけどね。

 馬の名前を確認しよう。

「アンスラ」「ラーズ」「カール」「ネーイ」

 ……気になる方々は周りの35歳以上から48歳以下のお兄さんに聞いてくれ!


「セツナ君。誰に何を話しているの?」

「いや、気分で。」

「でも、この季節で良かったよね。」

「まあな。約半年後なら寒くて行けたもんじゃあ無かっただろうしな。」

「そうね。」


 皆の話し合いの結果、ランの身分証が有ることから、最初から途中の町等で時間を使わずに王都を目指している。

 と言っても途中の村や町での情報収集は欠かさずして、無駄な危険を避けれる様にしている。


「セツナ、前方に止まっている馬車が有るからゆっくり行くのじゃ。」

「了解。」


 俺達の馬車がゆっくり進むと、前方の馬車から冒険者らしき男性が4人出て来た。


「すまない。」


 俺とシャオとリーナが馬車から降り対応した。


「あんたがリーダーか? 」

「オレがリーダーだ。」

「どうした?」

「仲間が怪我をしていて、オレ達のポーションは切らしているんだ。金を払うから融通して貰えないだろうか?」

「う~ん。出しても良いが多分治らないぞ。」

「何故だ!」

「お前ら盗賊の頭の悪さはポーションでも治らないからな。」

「なっ!?」

「バレバレだよ。馬車の中に後2人に、周りの隠れている連中が6人。」

「たかが3人でオレ達に勝てると思っているのか?」

「当然だろ。」

「おい!女は捕まえてガキを殺せ! ……いや、ガキも捕まえて、ガキの前で女を犯せ!」

「俺達3人でも勝てるが、そうなると後が怖いんでな。 お~い。皆、出番だ!」

「は~い。」×6

「なにぃ!?」


 3分後、最初の4人以外の所持金を没収して火葬中。


「さて、アジトは何処かな?」

「誰が話すかよ!」

「別に話したく無いなら話さなくて良いよ。」

「……!?」

「ただ、此処に4人生き残っている理由は考えると判るよね?」

「……! 分かった。話す!だから、殺さないでくれ!!」

「それは良かった。 で、何処?」


 俺達は所持金が無くなった4人の追加の火葬中を利用して、俺はリンとランを連れて盗賊のアジトに向かった。

 

 10分後


「セツナ君達、お帰り。」

「ただいま。」

「手ぶらという事は捕まった人は居なかったんだね。」

「ああ。居なかったし、お宝も大した事は無かったよ。」


 俺達はきちんとゴミを焼却して魔法で開けた穴にゴミを入れて埋めた後、今日の目的地の町を目指した。



 都市ミズナヤと北の大国クロツバキの中間辺りに有る町「オウバイ」に到着した。


 俺達は門番から馬車も泊まれる宿屋を聞き出し向かう。


「多分此処だわ。」

「すみません。馬車で9人ですけど泊まれますか?」

「ああ。問題無い。どう分ける?」

「大部屋有りますか?」

「10人部屋なら有るぞ。」

「じゃあ、それで。」

「馬車は何頭だ?」

「4頭です。」

「馬車と4頭と9人で、1泊大銀貨4枚にまけてやる。」

「じゃあ、金貨2枚で5日お願いします。」

「この宿屋は朝食と夕食は料金に入っているが、それ以外は別料金だ。風呂に入りたかったら魔石に魔力を入れたら使える。」

「分かりました。」

「部屋は3階だ。鍵がこれで、最後の1人が出る時に鍵を預けてくれ。」

「よし。皆、部屋に行こう。」

「おい、坊主。」

「何ですか?」

「下働きの下男は大変だろうが挫けず頑張れよ!」

「……!? 俺はリーダーだよ!」

「あ! これだけ女が居るんだ。男の肩書きなんざ関係無い。下働きの下男と大して変わらん。」

「彼女達はそんな扱いをしませんよ。」

「そんなもん、分かって言っているんだ。その上で応援しているんだよ。同じ男として。」

「……!? そういう事ですか。ありがとうございます。」

「おう。頑張れよ!」

「はい。」


「セツナ様、何を話していたのですか?」

「只の雑談だよ。」

「そうですか。」


 俺達は部屋に入りこの町での予定を話した。

 とりあえず、ギルドに行って盗賊の討伐報酬を貰い、今日は町の散策をする事にして、皆で冒険者ギルドに向かい到着した。

 流石に全員で入るのは悪いから、俺とリンとレイカとイリスが入る事になった。

 因みにこういう時は必ずリンは付いて来る。

 本人は頑として譲らない。

 皆も諦めている。

 残りは外で待機だ。


 俺達が入ると一斉に視線が集中して、直ぐに霧散する。

 そんな中で俺達は、受付嬢の窓口に向かう。

 運良く、直ぐに順番が回った。


「ようこそ。オウバイの冒険者ギルドへ。」

「盗賊を討伐した。討伐報酬を頼む。」

「首級か死体はございますか?」

「首級が有る。」

「では、此方のトレーにお願いします。」


 俺はトレーに盗賊の首級を載せると、受付嬢さんがそれを奥に持っていって、10分後に受付嬢さんが帰って来た。


「確認致しました。討伐依頼の出ていた盗賊でしたので依頼料も含まれます。」

「そうですか。なら、事後扱いでお願いします。」

「承知致しました。今回の依頼料は全て合わせて金貨50枚です。」

「それで良いです。」

「では、ギルドカードを出して下さい。」

「はい。」

「セツナ様ですね。……。処理が終了しました。また、宜しければ掲示板から依頼を受けて欲しいです。」

「分かりました。後で見て考えるとします。」

「お願い致します。」

「受付嬢さん。このギルドは、冒険者同士の喧嘩等はどういう対応するのかな?」

「基本的に不干渉です。責任が発生する場合は、先に実際に行動に移す動作や剣等の武器を抜いた場合が該当します。」

「つまり、死体が出るとギルドとして対応する。そして、死体が出なくても、殴ろうとしたり剣等を抜いた方が責任を取らせる訳ですね?」

「そうですね。」

「分かりました。ありがとうございます。」

「どういたしまして。」


 俺が初めて入るギルドで必ずする質問をしてギルドを出ようと移動を開始したとたんに、定番化した「アレ」が来た。


「おい!ガキが女を侍らして来て良い場所じゃあねぇ!」



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

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