管理者の新居と8人の乙女達
投稿が遅れて申し訳ありません。
主人公達が大きな節目を迎えました。
俺は以前買った指輪を皆に渡していった。
「セツナ様、この小箱は?」
「これを買ったのは本当に偶然だけど、渡すのは今日が1番良いかなと思ってね。」
「セツナ、開けて良いのじゃな?」
「どうぞ。」
皆、小箱を開けると指輪が有り、驚いた後、涙を流していた。
「セツナ君、この指輪は?」
「今となっては俺の覚悟であり心を示す物だよ。」
「セツナ君から1人1人に指輪を填めて欲しいな。」
「分かったよ。」
俺は、順番に指輪を填めていった。
皆、指輪を填めて行くと涙を更に流しながら抱き締めてくれた。
そして、全員に指輪を填め終わると心を込めて伝えた。
「皆の人生を、俺と共に歩いて欲しい。」
「はい!」×8
俺は1人1人にキスをした後、朝食を始めた。
「……セツナ様、あ~ん。」
「……リン!?」
「セツナ様、あ~んです。」
「……分かったよ。あ~ん。」
俺は覚悟を決めてリンから差し出されたモノを食べた。正直、緊張感や恥ずかしさで味がしない。
食べ終わると、俺の前には7つの料理が迫っていた。
「あ~ん。」×7
赤面の者や悪戯成功者の様な顔や普通に笑顔の者と様々な顔を見せながら、俺の口が開くのを待っていた。
「「ゴホン。」」
ユリアさんとアデルさんの声が重なり、朝食の中で漂う桃色な空気は消えた。
そして、周りの笑いを堪える声や肩を震わせる者の視線に耐えながらの朝食が終了した。
暫く経つと領主のガイルさんが訪れた。
「おはよう、セツナ君。」
「おはようございます。ガイルさん。」
「ん? 何かセツナ君達の雰囲気が違う様だが?」
「ガイルさん。それはですね……」
「ああ!セツナ君達、おめでとう。」
「ガイルさん、ありがとうございます。」×9
「今日はお目出度い日だったんだね。」
「はい。今朝、皆に渡しました。」
「あれ? その指輪はもしかして、宝飾店のでは?」
「ガイルさん、良く判りましたね。」
「いや、買うか買わないかで迷っていたからね。 で、幾つ買ったのかな?」
「全部買いました。」
「全部!? 総額白金貨9枚だよ!!」
「白金貨9枚!?」×14
「まあ、確かに安く無い買い物だけど、後悔は微塵も無いよ。後、指輪には一応は『保護』の魔法付与を掛けているけど大切にして欲しい。」
「はい!」×8
「全く、君と人は……」
「ガイルさん、今日は何の用事で?」
「そうだったね。今日は、管理者の新居が完成したから、その為に来たんだよ。」
俺はガイルさんが用意した書類に記入して手続きを終了した。
「因みに、ガイルさん。費用はどれくらい掛かりました?」
「大金貨5枚だよ。」
「分かりました。はい。大金貨5枚。」
「相変わらず、こんな大金をホイホイだせるね?」
「いや~。流石に手持ちが不安になって来たので、この後にでもギルドに行って降ろそうかと思います。」
「そうかい。セツナ君、新居の鍵だよ。」
「はい、確かに受け取りました。」
「案内するよ。」
「お願いします。……!? ちょっと待ってて貰えませんか?」
「なんだい?」
「そのまま、引っ越しを終わらせようかと。」
「別に良いよ。」
「ありがとうございます。ユリアさんとアデルさん、コレを。」
「コレは?」×2
「それなりの容量のマジックバッグです。これに荷物や私物を入れて来て下さい。」
「では、お借りしますね。」
「いえ、そのまま差し上げます。」
「……は!?」
「ユリアさん、そのマジックバッグを差し上げますと言ったのです。」
「幾ら何でもこの様な高価で貴重な物を頂けません。」
「大丈夫ですよ。原価は銀貨1枚程度ですから。」
「銀貨1枚程度?」
「そうです。だから受け取って下さい。」
「ユリア、大丈夫だから受け取って。」
「リーナ様。分かりました。有り難く頂きます。」
「使い方はリーナに聞いて下さい。アデルさんは分かりますよね?」
「問題有りません。」
「アデルさん、良く平静を保つ事が出来ましたね?」
「はい。セツナ様の暴走は幼少の頃から長い間、良く耳にしましたので。」
「……そうですか。」
こうして、1名が精神的疲労を受けながら、新居の手続きと引っ越しは終了した。
「セツナ君、また何か有れば、……いや、何も無くても家に来て欲しい。」
「分かりました。折を見て遊びに行きます。」
「ああ。そうしてくれ。ミリス達も喜ぶ。では、失礼するよ。」
ガイルさんが去った後
「アデルさん、セツナ様の幼少の頃をご存知でしたか?」
「ええ。詳しくは話せませんが、とある理由からセツナ様の幼少の頃の日常は良く耳に入りますので。」
「……そうですか。」
この後、俺はギルドに行きお金を降ろした。
白金貨10枚。残金白金貨50枚以上。
仮にもアルスランの冒険者ギルドに入金禁止を受けたのは伊達ではない!!
そんな誰に対しての自慢か判らない事を考えながら、屋敷に戻り管理者の新居完成祝いと引っ越し祝いで豪華な夕食を済ませて風呂に入り、部屋で魔力操作と魔力制御の鍛練が終わった頃にノックがした。
因みに、夕食に「あ~ん。」は無かった。
無ければ無いで若干寂しかった。
「妾じゃ。」
「どうぞ。どうしたんだ、シャオ……!?」
「分かっておろうに。新妻を10日以上を待たせるつもりか?」
「分かったよ。おいでシャオ。」
「優しくするのじゃ。」
俺は部屋に遮音の魔法を掛けた。
次の朝、皆に大小様々な変化が有った。
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