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7話

 洞窟の入り口薄暗く、明かりがないと入りたくないような場所だ。たいまつを付ける。

「これで明るくしながらゆっくり行こう」

 振り向くとエヴァが自分の周囲に火の玉を生み出し明かりを生み出していた・・・

「暗いから明かり付けたわよ。へぇ~そんな道具もあるのね」

「うん・・まぁエヴァの方が両手が自由にできるから便利だと思うよ。はぁ、これはもしはぐれた時に使うことにするよ・・・」

 僕はたいまつを本に戻し、エヴァにそう言うとすぐに僕の周りにも火を生み出してくれた!


「これすごいね!僕の動きの邪魔にならないように自動で追尾してくれるよ!」

 常に一定の範囲を照らし、邪魔にならない位置取りを勝手にしてくれるからたいまつなんかよりよっぽど便利だ。

「ふふん!魔王ともなればこれくらいの魔法は朝飯前よ!」

 これならピッケルで掘り出すときも周りを明るく照らしておけるから、掘り逃しが少なくなりそうで効率が上がりそうだね。


 僕たちは洞窟の中を歩いていく。

「エヴァはなにか作って欲しい物とかない?」

「ん~特に思いつかないけどなんで?」

「やっぱり長く住みそうなここを快適にしたいでしょ。だからエヴァはなにがあったら快適に過ごせるか考えてみてよ」

 今あるのは家、畑しかないからね。

後作ろうとしてるのは動物を飼うための小屋。一応僕たちが過ごしてる島には多少動物も住んでるから、お肉のためにも作らないとね!


「そうね、1つ・・欲しい物があるわ」

 お?やっぱ人に聞いてみるもんだね。

「なになに?なにが欲しいの?」

「お風呂が欲しいわ。水で体を拭いたりはしているけれど、やっぱり湯舟にゆっくりつかりたい!」

「お風呂か!いいね、ちょっと調べてみる」

 本を出し調べる。

 

 木造のお風呂・木と鉄と魔石が必要。魔石はなくても作れる。


 現実的なのはこれかな。鉄のお風呂とかもあったけど、鉄だとお風呂の枠が熱くなりすぎるからダメだよね。

「うん、木と鉄と魔石が必要みたいだね。木と鉄はいいんだけど、魔石って何かわかる?」

「ふむ魔石か、魔物を倒したら手に入るはずだな。魔物の強さによって大きさが変わるんだ。お、ちょうどいいところにコボルトが来たな。こういう時はこれだ」

 浮いていた明かり代わりの火の玉がコボルトに飛んでいき・・・絶命した。

「この玉攻撃にも使えるんだ・・・・」

「そりゃ元々攻撃魔法だからな。ほら倒したから魔物の中に魔石があるはずだから取り込んで解体してくれ」

 そっか、それだけで一瞬で解体できるんだった。

 コボルトを取り込み、何が手に入ったか見てみるとちゃんと魔石が手に入っていた。

 とりだしてみてみる。


「これが魔石かぁ、結構小さいね」

「コボルトは弱い魔物だから小さいんだよ。強いやつほど大きいはずよ」

 これだと数を集めないと使えないな、一応合成して1つ上の大きさにも出来るみたいだから魔物はエヴァに頑張って倒してもらおう!


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