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第二百四十七話 再開と顔合わせで検証

 

「ほわぁー、ここが王都かぁー」


 ジェラード王国、王都。

 身分証を持った住民だけでも十万人を超える、この世界では大都市に分類される場所であるが、現代日本とは異なり、マンションやビルなどの高層建築物が立ち並んでいるわけではないので、人口密度の方はそこまで高いわけではない。


 むしろ、建造物の大きさの割に中にいる人の数はそれほど多くない王城や教会、数人の親子しか住んでいない広い庭付きの豪邸なども多いので、現代日本人からすると建物の密度に対して人が少なく感じるだろう。


 それでも、露店が立ち並ぶ市場などには多くの買い物客が群がり、開館してすぐの冒険者ギルドでは仕事を受注する冒険者が長蛇の列を作るなど、特定の時間帯には近づくのを躊躇いたくなるほどの混雑が発生している場所などもあったりするので、そういった場所では観光名所のような賑やかさが体験できる。


 今まで自分たちがいたダルラン領都でも似たような騒がしさを感じることはあったが、流石に王都と比べるとマシな方であり、こちらの方が視覚的にも多種多様な建物や人の様子を楽しめるので、リヤ殿からすると地元よりも都会な場所に来た感覚になっているかもしれない。


「手前で寄ったアルダートンって街も賑やかだったけど、やっぱり王都は格が違うね」


「うむ、そうだな」


 出発の準備や移動する時間もあり、冬ももうすぐ終わりという頃。

 少しずつ寒さが和らいできたとはいえ、温暖なソメール教国に近い位置にあるダルラン領都とは異なり、ここは日本で例えるならば東北辺りの気候に近いので、まだまだ防寒着が手放せそうにない寒さである。


 まぁ、そうはいっても、寒さ耐性のスキルを持っていたり、単純に防寒具を買うお金が無かったりするのか、街の中にはチラホラと薄着の人もいるようだ。


 リヤ殿は、そんな多種多様な人が行きかう街の中を、どこからどう見てもお上りさんといった様子……珍しい景色に一喜一憂しながら、周囲をキョロキョロと見まわしている。


 自分は彼女と組んで盗賊ギルドの仕事をしている間、比較的ギルド本拠地から近い場所の依頼が多いのだなと思っていたのだが、実際の理由は、本拠地から離れた場所の依頼は難易度が高いことが多く、ボスやリーダーがあえて回してこなかったからだ。


 そんな状況でギルドの近場しか巡っていなかった彼女を、ジャン殿に頼まれてこうして王都へ連れてくることになったわけだが、訪れただけでここまで喜んでくれるのであれば、今回のような用事がなくとも彼女を王都へ連れてきても良かったかもしれないな。


「しかし、本当に冒険者学科だけでよかったのであるか?」


「うん、っていうか、それ以外の選択肢が無いでしょ」


「ふむ……」


 リヤ殿を王都へと連れてきた今回の目的は、彼女の王立学校への入学だ。

 入学試験の期間としてはもう始まっており、申し込みは既に閉め切られているのだが、彼女が事前に申請したのは冒険者学科への入学試験だけだったので、本当にそれでよかったのか改めて聞いてしまった。


 確かに、王族でも貴族でもないリヤ殿は、王族・貴族学科に関しては自動的に選択肢から外されることになるが、他の学科であれば入学資格が無いわけではない。


 ……いや、錬金術研究学科、魔道具研究学科、魔法研究学科に関しても、入学試験の前に魔力測定をするので、彼女の魔力量だと厳しいか。


 まぁ、書類審査や最初の測定で落とされること前提であれば、申請すること自体は自由なので、別に受けるだけ受けてみてもいいのだろうが、合格しないことが分かっているのにも関わらずわざわざ受験する物好きはいないかもしれないな。


 それでもまだ、冒険者学科以外にも、職人学科という道も残ってはいるが……。


「建築家とか鍛冶師とか革職人とか、ぼくに似合わなすぎでしょ」


 ……とのことだ。


「器用さは高いので、ステータス的には向いていそうではあるが……」


「ステータスってのが何なのかよく分からないけど、いくら器用でも、やる気が無いと無理だよ。ぼくは物を作るより使う方が性に合ってる」


 ふむ……。


 彼女の言う通り、盗賊の本分は物を作ることではなく、様々な道具を使いこなすことだろう。


 そしてギルドに入った様々な依頼を受注して、たくさんの人から発注された異なる系統の仕事をこなすことになるという点でも、冒険者ギルドと盗賊ギルドは似た業務形態である。


 盗賊ギルドとは違って、スニーキングが必要となる依頼は少ないかもしれないが、魔物や盗賊の討伐依頼で敵に気づかれることなく敵勢力や地形の情報を収集する際にその能力が大いに役立つであろうことは想像に容易い。


 そう考えると、彼女の中で既に将来的に盗賊ギルドに戻ることが決まっている上に、今彼女が身に着けている能力が最大限に活かせるということで、職人学科ではなく冒険者学科を選ぶのが最適なのだろう。


「表で生活してほしいって言っていたボスには悪いけど、ぼくの中ではもう学校を卒業したら盗賊ギルドに戻るってのは確定事項だからね。本当は学校にすら行きたいとは思ってないくらいだし、せめて学科くらい自分で選ぶよ」


 本人が興味がある分野以外でも、やってみれば意外とハマるという可能性も無くはないが、人から勧められた道で花を開かせることが出来る人間は少ない。

 子育てなどで、親は良かれと思って我が子に様々な習い事をさせるが、大抵の子供は面倒くさがるだけでその道に進もうとはしないのだ。


 知識や技術が広がり、人生の選択肢や将来的に役立つこともある能力が増えるという点では無駄にはならないことも多いのだろうが、実際のところ大幅なプラスに働くことも少なければ、それが楽しく煌びやかな過去の思い出となる者も少ないだろう。


 盗賊ギルドを完全に引退して表で生活してほしいと言っていたジャン殿の望みからは離れることになるが、彼女自身がそれを望まないなら、その意思を捻じ曲げさせるのは可哀そうだ。


 ……リヤ殿には引き続き盗賊ギルドの検証を進めてもらいたいしな。


「冒険者学科で学んでみて、冒険者の仕事に興味が出たらどうするのだ?」


「そしたら、盗賊と冒険者を両立すればいいさ。オースだって盗賊の仕事をしながら、身分証のために加入しただけの商人の仕事も律儀にこなしてただろ?」


「まぁ、得た売り上げを全て次の交易品購入につぎ込んでいるので、利益は今のところゼロであるがな」


「……なんで?」


 もちろん検証のためだ。


 ちなみに、レイザー盗賊団の壊滅に協力したことでジャン殿から分配された報酬も全て交易品の購入につぎ込んである。


 彼には思ったよりも稼げなかったから報酬が少なくて悪いなと謝られたが、自分が検証済みの区画にあったアイテムや、自分が気絶させた盗賊団員の所持していたアイテムは、既に金銭を含めて全て自分がいただいていたため、総合的にはそれほど気になる少なさではなかった。


 おそらくこのイベントの報酬は、総合報酬から事前にプレイヤーが収集した金銭分が引かれた額となる仕様なのだろう。であれば、二周目以降は宝物庫やもっと奥の区画にあったアイテムまで全て自分で回収してしまった方が美味しいかもしれないな。


 まぁ、流石にそこまですると他の盗賊ギルドメンバーへ分配する報酬がレイザー盗賊団を国に引き渡すことで得た報奨金分くらいしかなくなるので、ジャン殿から何か言われるかもしれないが……それも検証となるので試してみたい。


 ……と、思考が逸れたな。


 そんなわけで、行商人の検証などを勝手に進めているのもそうだが、直近の課題、入学試験の検証に関しても、去年の内に自分が思いついたものは全て済ませてある。


 既に全学科の試験を検証しているし、あれから特に新しい学科が増えたりもしていないようなので、その点でも、無理してリヤ殿に他の学科を受験してもらう必要はないのだ。


 王族や貴族でないと入学できない王族・貴族学科にそれ以外の身分で受験しようとする検証も、当時は学園側に同一人物と知られていなかった冒険者オースとして申請することで遂行できたし……。

 各研究学科の魔力測定器で規定値に満たない数値を叩きだすという項目も、魔力制御スキルで出力を抑え込むことで検証済み。


 あの時は、魔力出力を完全に抑えたことで、逆に機器の故障や魔力制御の才能を疑われたが、再計測の際にうまく調整してネズミ一匹分の魔力出力量にしたことで、類い稀なる非才だと褒められ、無事に不合格の結果を得ることが出来ている。


 ジャン殿には悪いが、リヤ殿にはこのまま冒険者学科へと進んでもらい、盗賊ギルドにまっすぐ戻ってもらうとしよう。


「試験は明日だっけ。だったら今日は宿を取って解散で良い? オースは確か自分の家があるんだよね」


「うむ、宿を取るのはリヤ殿だけで良いが……その前に一緒に冒険者ギルドに寄ってもらえるか?」


「冒険者ギルドに? ギルドカードなら、もうダルラン領都で作ってあるけど?」


「いや、リヤ殿に会わせたい者たちがいるのだ」


「ぼくに会わせたい人?」


 自分はまだ首を傾げているリヤ殿の前を先導して歩き、過去に何度も来たことのあるその大きな建物の中へと入っていった。


 王都の冒険者ギルドは、アルダートンを含め、他のどの街の冒険者ギルドよりも大きく、広い。


 それは土地が余っているから無駄に広いというわけではなく、その分だけ冒険者も多く、依頼者も多く、そしてギルド職員も多いということ。


 なので、ここで特定の人物と待ち合わせをするのは、本来であれば少し難しいのであるが……。


「あ、来たっすね。オースさん、こっちっすよー」


 昼であればそれほど混雑していない時間帯であるし、待ち人の方が入口を見張っているのであれば、あちら側から訪れた人物を探すのはそう難しくない。事前に魔道具で呼び出しておいたのであれば尚更だ。


 自分が学校に戻ることは少し前に手紙で伝えてあったし、二つで一つの通信魔道具となる〈音信のイヤリング〉の片割れをグリィ殿がまだ持っている状況だったので、待ち合わせには特に問題は無かった……いや、問題はあったか。


 自分はグリィ殿も〈音信のイヤリング〉を持っていることを認識しているだろうと思って使ったのだが、彼女の方はその魔道具の存在をさっぱり忘れていたようで、呼び出し音に大層驚いて、それを咄嗟に遠くへ放り捨てようとしたらしい。


 その時ちょうど一緒に食事をしていたらしいカヤ殿が出てくれなければ、そのイヤリングは今頃、隣の町の知らない誰かに拾われていたかもしれないな……。


「グリィ殿、皆、久しぶりである」


「お久しぶりっすー!」


「で、その子が例の被害者?」


「被害者? というのはよく分からないが。新しい仲間のリヤ殿である」


「え、あ……ど、どうも」


 無事に連絡がつながったことで冒険者ギルドに集合してくれていたのは、グリィ殿、アーリー殿、カヤ殿、ロシー殿、カイ殿の五人。


 アーリー殿がリヤ殿のことを被害者と表現しているのはよく分からないが、こうして集まってくれている様子を見る限り、新たな仲間の加入についてはネガティブな印象は持っていないようだ。


 リヤ殿の方も、事前の相談もなくいきなり多人数に紹介されたことで少し気後れしているようではあるが、自分が冒険者パーティーのリーダーとして活動していることは共有済みなので、すぐに状況を飲み込んで、挨拶をしてくれた。


「ふむ。ヴィーコ殿が来ていないようだが……」


「ヴィーコ兄ちゃんは今日もだけど、『公爵家の長男であるこのボクを、お前たち暇人の集まりと一緒にするなっ。冒険者の身分は必要に迫られて取っただけで、別にお前たちの仲間になったつもりはないっ』とか言って、王都で別れてからずっと一緒に遊んでくれないんだ」


「まぁ、『……だが、何か困ったことがあれば言いに来い。話くらいは聞いてやろう』とも言ってたけどねー、まったく、素直じゃないんだから」


 カイ殿とロシー殿がそうヴィーコ殿の口調を真似ると、他のメンバーが笑った。


 声真似の技量はともかく、セリフとしては、まさにヴィーコ殿が言いそうなことだな。


 ソメール教国の問題が片付いて以降、冒険者パーティーとしての関りが無くなってしまったらしいのは残念だが、彼らの反応を見る限り、別に疎遠になったり仲が悪くなったりしているわけではないのだろう。


 パーティー加入当時は一番仲が悪かったように見えたロシー殿とカイ殿が今も連絡を取っているのだから、人間関係というのは本当によく分からないものだ。


「まぁ、そういうことなら仕方がない。ここにいるメンバーだけで紹介を済ませよう」


 自分はそういって、新しく仲間に加わったリヤ殿と、グリィ殿をはじめとする今までの仲間たちの紹介を始めた。


 改めて並べてみると、冒険者を本業としているのはグリィ殿だけで、アーリー殿は錬金術師、カヤ殿は魔法研究家、ロシー殿とカイ殿は鍛冶師と、全然バラバラな職業構成になっているのだな。


 戦士、魔法使い、僧侶など、パーティー内に様々な役職の人物が存在するのは、いかにもRPGのパーティーらしい構成だと言えなくもないが、この世界では珍しいかもしれない。


 研究者や職人は、素材収集を冒険者に依頼したり、危険地帯へ出かける際の護衛にすることがあっても、自らが冒険者になったり、魔物と戦ったりすることは殆どないからな。


「へぇー、盗賊ギルド出身ねぇ」


 全員の紹介を一通り終えると、アーリー殿が、リヤ殿を物珍しそうな、感心したような表情で見つめる。


 確かに、誰にも正体を悟られることなく仕事を遂行するのが盗賊ギルドなので、彼らの仲間がこうして正体を明かして表舞台に出てくるのは珍しいだろう。


 自分はリヤ殿を皆へ紹介する際に、検証の過程で出会ったとしか紹介しなかったのだが、彼女はそう紹介されると前に出て、自身が盗賊ギルド出身であることを自ら明かした。


 将来的に盗賊ギルドに戻るなら正体は隠しておいた方がいいような気もするが、彼女は盗賊ギルドに対してネガティブなイメージを持っていないからな……世間でも似たような印象だと思っているのかもしれない。


 いや、アクセル殿も入学の際にソメール教国の密偵任務のために訪れたことを堂々と話していたし、この世界では正体を隠さないことが一般的なのだろうか……?


「っていうか、そんなギルドあったんすね」


「え? グリィさん、ご存じなかったんですか?」


「オレも知らなかったけど」


「アタシもー」


 まぁ、グリィ殿、カイ殿、ロシー殿がそう言っているように、普通に生活をしている人の中には、盗賊ギルドの存在自体を知らない人もいる。


 なので、盗賊ギルドの者だと明かしたところで、それが全て悪い印象に変わることも少ないかもしれないが……逆に、良い印象になることも無いのが事実。


 アーリー殿のように、一般人の中でもその存在を噂などで認知している者はいれば、グリィ殿に疑問の声を投げかけたカヤ殿のように、盗賊ギルドへの依頼人や被害者となりえる貴族の中では知名度は高かったりするからな。


 そして、表社会で盗賊ギルドの存在を知っているということは、彼らがどんな悪行を働いているかを耳にしているということ……。


 命を盗らないとは言っても、犯罪者集団であることには変わりない。

 そんな集団に加担していると知って、マイナスな印象を抱くなという方が無理だろう。


「うーん、そうですね……。主な依頼人や被害者という意味で、どちらかというとわたしのような貴族や、王族の方々のほうが詳しいかもしれません。わたしの家は貧乏なので被害にあったことはありませんが、知人で彼らの被害にあったという話はよく聞きます」


「ほへー、貴族や王族の人の間だと有名なんすねー」


「あんたもその貴族でしょうが」


 アーリー殿が突っ込みを入れた通り、グリィ殿も貴族なのだが、貴族だからと言って全員が全員その存在を知っているというわけではなさそうだ。

 まぁ、彼女の場合は、実家からも離れた土地で冒険者として活動しているという点で、そういった知識に触れる機会が少なかったのだろうが。


 なんにせよ、そんな表社会では珍しい盗賊ギルドのリヤ殿が、こうして自己紹介で身分を明かしてパーティーに加入してくれたのだ。これからの検証の幅が今までよりもさらに広がることだろう。


「えっと……冒険者って、貴族の人も多い仕事なの?」


「うむ。そうだな」


「いやいや、違うから。今来てない奴も含めてパーティーに三人も貴族がいるのは、ここくらいだから。しかも、リーダーに至っては王族だし」


「え? リーダーって……」


「自分であるな」


「えぇ!? オースって、実際に王族だったの!? どこかで何かの手違いで王子って呼ばれてるだけじゃなくて?」


「そうであるが」


「……はぁ。あんたも改めて自己紹介した方がいいんじゃない?」


「ふむ……」


 リヤ殿とは既に知り合いなので必要ないものと思っていたが、自分はアーリー殿に勧められて改めて自己紹介をした。


「自分はオース。この検証チームのリーダーで、超一流のデバッガーだ」


「……」


「……」


「えっと……本人から何も新しい情報が得られないんだけど」


「……うーん……まぁ……必要ないか」


 そう言ってため息をつき、呆れ顔で肩をすくめているアーリー殿の言う通り、自分の自己紹介に必要なのは、自分がデバッガーであるという真実だけだ。


 周りを見ると他の仲間も彼女と同様の反応なので、間違いないだろう。


「というわけで……リヤ殿。この世界で一番優秀なデバッガーチーム、〈世界の探究者(ワールドデバッガー)〉へようこそ」


「……冒険者パーティーですらなくなってるし」


「別名、オースさんの被害者の会、とも言うっすね」


「えっと……よく分からないけど……よろしく!」


 こうして我が検証チームと、リヤ殿の顔合わせが終わった。


 明日はリヤ殿の試験、年が明ければ新たな学級でまた授業の検証だ。


「そういえばオースさん、進級に必要な単位って、足りてるんでしょうか?」


「……進級に必要な単位?」


「……」


「……」


 ふむ……チームメンバーであるカヤ殿に新たな検証項目を指摘されるとは、自分もリーダーとして、今一度気を引き締めていかねばならないな。


「では皆、リヤ殿のこと、あとは任せたぞ」


 自分はそう言ってリヤ殿を仲間たちに託すと、背中に仲間のため息を受けながら、冒険者ギルドの受付へと向かっていった。


 うーむ……今から足りない単位を埋めるほど依頼が残っているだろうか……。


▼スキル一覧

【輪廻の勇者】:不明。勇者によって効果は異なる。

【魔王】:人知を超える魔法を操り、魔物を従える。

【超観測】:任意の空間の全ての状況や性質を把握できる。

【言語理解】:様々な言語を読み、書き、話すことが出来る。


▼称号一覧

【魔王】:勇者の枠を超え、魔王としての役割を果たした。


▼アイテム一覧

〈水×999,999+〉〈土×999,999+〉〈石×199,460〉〈木×18〉〈薪×1,350〉〈布×190〉

〈食料、飲料、調味料、香辛料など×1,845日分〉〈保存食×19,995〉〈飼料×1,700〉

〈獣生肉(下)×1750〉〈獣生肉(中)×394〉〈獣生肉(上)×396〉

〈獣の骨×700〉〈獣の爪×250〉〈獣の牙×240〉〈羽毛×30〉〈魔石(極小)×66〉

〈革×270〉〈毛皮×90〉〈スライム草×90〉〈抑制の首輪×5〉

〈着替え×980〉〈本×90〉〈遺物×10〉〈宝石・鉱石×1,098〉

〈冒険者道具×1〉〈調理器具×1〉〈錬金器具×1〉〈変装道具×8〉〈盗賊道具×1〉

〈掃除道具×1〉〈茶道具×1〉〈絵画道具×1〉〈手持ち楽器×4〉〈採掘道具×1〉

〈木刀×1〉〈ミスリル合金の軽鎧×1〉〈ミスリル合金の短剣×1〉

〈音信のイヤリング×1〉〈交易品×300〉〈錬金炉×1〉

〈教国軍の消耗品×199,200〉〈教国軍の装備品×19,990〉〈教国軍の雑貨×99,180〉

〈盗賊団の消耗品×1,000〉〈盗賊団の装備品×100〉〈盗賊団の雑貨×997〉

〈金貨×517〉〈大銀貨×1,948〉〈銀貨×1,831〉〈大銅貨×116〉〈銅貨×60〉


▼ 商業ギルドからの借金

オース名義:金貨2枚

グリィ名義:金貨2枚


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