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童話です

幸せの種

掲載日:2025/02/28

 寝坊したお父さんが仕事に行こうとすると、玄関で小さな妖精さんが遊んでいました。

「おいおい、どいてくれ」

 お父さんは急いで靴を履き、飛び出して行きました。


 お母さんが洗濯物を干していると、畑で小さな妖精さんがニンジンをかじっていました。

 「こらこら、かじるな」

 お母さんは驚いて手を止め、窓を開けました。


 初めて見る妖精さんですが、何やら様子がおかしい。お腹がすいている様子です。

 お母さんはジャガイモとニンジンのスープを作って、妖精さんに食べさせました。

 喜んだ妖精さんはお礼にヒマワリのような種をくれました。

 そしてエンピツで机に文字を書きました。

「幸せの種です。願いごとをして育ててね」


 その夜、お父さんとお母さんと子供たちが、幸せの種を見て笑顔です。

「何をお願いしようかな?」

 会社での出世や、美味しい食べ物のこと、将来の夢や希望など、いろいろ考えます。

「とりあえず、庭に種をまいてみようよ。幸せの種が増えたら、みんなにもあげよう」

 兄妹が良い提案をしました。


 すぐに、幸せの種は芽を出しました。

 家族は笑顔でその芽を見ています。

「わぁ、芽が出たよ。幸せの種いっぱいなるといいね」

 大切に育てると、幸せの種はぐんぐん育ちます。

「大きくなりすぎじゃないの。何の草なの?」

 ご近所さんも心配です。

「幸せの種だから大丈夫。大きければ大きい程いいんだ」

 家族は笑顔で答えます。

 やがて綺麗な花が咲いて、ヒマワリのような種が出来ました。

 家族は、たくさんの幸せの種をみんなにくばりました。

 友達やご近所さんも喜んでくれました。


「そういえば、願いごとの話はどうなったの?」と兄妹で話しました。

「お母さんと子供たちが笑顔なら幸せだ」とお父さん。

「お父さんと子供たちが健康なら幸せよ」とお母さん。

「みんなが喜んでくれたし、また幸せの種を育てよう」と兄妹。

 大金持ちでなくても、家族はじゅうぶんに幸せでした。



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