第二話 転生直後
気が付くと、そこは見知らぬ天井だった。
明らかに木材でできている。
さらに、自分がしゃべれないこともわかる。
当然のごとく、生まれたての0歳児からのスタートだからだ。
FWW4でも最初は0歳児から始まる。そこからステータスを伸ばしていくのだ。
そして、世界にきて一番最初にやることはたった一つ。
水を探すことである。
そりゃ家にいるんだから水なんてあるということは常識だが、
水を見つめることが重要なのである。
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水の代わりに鏡を発見した。
なぜか天井にぴったりとくっついている。
あんな習性を持つ種族なんていただろうか・・・?
まあ、いい。自分の目を3時間41分7秒間見つめられればそれでよいのだから。
・・・
・・・・・・
こうしていると、自分が人間であることに安堵する。
ついでに性別も変わっていない。
神がご丁寧に選んでくれたのか、それともただの強運かはわからないが。
そして・・・
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《自己ステータス閲覧:LV1》を獲得しました。
《精神統一:LV1》を獲得しました。
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はい、終わり。ここからステータスアップが始まる。
とりあえず、ステータスウィンドウオープンと念じる。
《自己ステータス閲覧》のスキルを所持している場合、
ステータスが表示されるのだが・・・
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名前:ユキノフ
RANK:0
LV:1
HP:10/10
MP:29/30
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まあ、スキルLV:1だとこんなもんだろう。
もちろん熟練度によってスキルレベルは上がるが、
SPを消費しても上げることができる。
そして、FWW4では幼少期の時にMP枯渇を引き起こすことで
MP関連の様々なスキルとより高いMPの最大値を得ることができる。
初心者がこれを怠ると後で物理キャラにしないといけなくなって
生存率がものすごく落ちるのは有名な話だ。
そして、残念なことに後3年はひたすらこのステータスウィンドウを召喚しまくる
だけしかやることがない。
まあ気長にやっていこう。
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