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第九話 サバイバル①

みんな大好き錬金術のお時間がやってきた。

この世界の錬金術はとっても扱いやすい。まず起動するための言葉を唱える。

これは起動したいという気持ちが重要なのでどんな言葉でもいい。

「《錬金術》起動」

すると錬金術のスキルが起動状態に入る。使用中はちょっとずつMPを消費するので余裕があればスキルは切っておくのがベスト。

「《物質元素構造理解》起動、分析対象=赤土、分析結果=鉄」

まずは地面の物質構造を確認してみよう。赤土といえばやはり鉄が含有されているのが特徴だが…


《鉄=約10%》


まあ悪くない量の鉄が含まれているらしい。これだけの鉄分があれば一人分には十分である。

「《錬金術》《分離》対象=周囲2mの赤土、結果=鉄、状態=結晶」

《分離》は最も基本的な錬金術の技法であり、スキルレベルがLV1でもあれば誰でも使えるのだが、状態の結晶指定はスキルレベルLV8以上でなければ使えない。

別に状態指定しなくても分離できればいいと思うかもしれないが、この状況で砂鉄を自分の周りに大量に作り出しても加工もできなければ回収もできない。

そして自慢が少し凹み、凹んだ分くらいの鉄の塊が目の前に出現した。

純度100%の鉄なんて使い物にならないので炭素を加えていくわけだが、この時に必要なのは加工できるだけのエネルギー、要するに温度である。

流石の錬金術も物体の温度関係なしに物体同士を結合させることはできない。どれだけ近づけても結合できなかったらなんの意味もないからである。

ここで使うのはもちろん《火魔法》。

この世界の魔法はLVによって使える魔法の型が決まるのではなく、使える規模と一定の技術が変化するだけである。

わかりやすく言うなら某ドラゴンなRPGのように火属性の魔法はこれ!って感じで決まっているのではなく、いくつかの技法を組み合わせて魔法を作ることができる。

今は温度だけが欲しいので半径10cm、縦1mに約2000℃の火柱が立つような呪文を2分かけて詠唱するという効率の悪い技に頼るしかないがこれがないと加工できないので割り切って詠唱する。

そして2分が経過し、鉄の塊に思いっきり直撃する。

流石に2000℃は鉄の融点より高いので割と簡単に溶ける。

そしてここに土壌にある炭素とクロムを入れるわけだが、本来はクロムは融点ギリギリなので溶けにくい素材である。

だが錬金術の判定は結構ガバガバであり、どれだけ時間がかかってもいずれ加工に成功するなら錬金がが成功するという判定なのでクロムもあっさりと溶ける。

今回の鉄は3塊に分けておく。全ての塊は炭素の分量だけを変更して、残りは全て同じものにしておく。まあ残りといってもクロムしか入っていない鋼鉄なのだが。

そして出来上がったのは、それなりの大きさの鉄の塊であった。

最後まで小説を読んでいただきありがとうございました。

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この世界の錬金術

錬金術は基本的にポーションの作成や合成分解などを行うことができるファンタジー世界あるあるの錬金術だが、《科学に基づいた錬金術》のような元素に対する理解が深まるスキルを修得していると元素の分解や高度な物を練金釜無しで作成できる。

元素の分解にはMP以外のエネルギーは必要ないが、分子の合成には物体を液体化したり元素が結びつきやすい形にしてあげた上で強引に分子化合するための熱エネルギーや大量のMPが必要。

元素自体を変更するようなもの、つまり古代の錬金術みたいに鉛を金にしたりするには1g作成するのに今の主人公の全MPくらいが必要なので国家レベルのリソースが必須。

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