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おっさん百面相

「それで?何でオメェあんなとこに転がってた?」

「知らねえよ…目が覚めたらあそこだったんだ」

「何を訳の分かんネェ事を…そもそもどこに住んでンだよ」

「…多分、ここじゃない世界」

「アン?別の国って事か?」

「いや、違う世界。それ以外になんて言えばいいんだよ…時空とか、次元とか多分そういう、あの、異世界だ多分!!」

「ダーハッハッハ!!いい、いい、言いたくない事もあるよな!そうか!剣と魔法の世界から来たか!!そうかそうか!」


 可哀想なものを見るような目でこちらを見据えた後に大爆笑された。

くっそ。

 でも確かに普通の感覚なら信じられねぇよな。

というかコッチでも異世界っちゃ剣と魔法なのか…

 しかし否定はしなければ。

このまま行くとただの残念な異邦人だ。

感情が先立って少し早口で捲し立ててしまったのは仕方ない事かもしれない。


「ねーよ。むしろ異世界に来たのにそれがなくて絶望してるけどロボット動いてたわ!それはそれで燃えるよクソ!!俺たちの世界にはあんなロボットは存在しない!!!」


 爆笑から驚きの顔だ。

何だってんだ。顔芸大会か。


「じゃあ何だ。お前はES乗ったのも初めてか!本当にか?

あん?待てよ。じゃあなンでヤタガラスシステム入れてンだよ…いや、それにしたってES見るの初めてっつってたよな??」

「だからそう言ってんじゃねぇか…つかなんだよヤタガラスって」

「システムなしに2JZを全開なんてありえねぇだンだよ!!」


おっさんの声は荒野に響き渡る…

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