プロローグ
脳内にあったものの先に書いたのを仕上げないと、と思ったりで脳内が大渋滞起こしまして睡眠を妨げてます。完結出来ないのもヤだけど書けずに終わるのも嫌なのでもう片っ端からだしてみようかと。日記みたいに毎日どれか書けたら良いな。と思ってますm(__)m
なんか作品タイトルの間にあるPRのようなタイトルだな と思いつつ思いつくまま書きます(笑)
「おっはよー、ルディア。今日は呼び出し?」
「いいえ、単に図書館通い。て事はサティは呼び出しなの?」
「うー…ん、もしかしたら?喚ばれるかも」
「そっか。…良いとこだといいね」
ここは世界と世界の狭間にある。
老若男女問わず人々は普通に生活し、普通に老いて死んで行く。
ただ一つだけ違うのは、この世界の女性の職業の殆どが〝聖女〟であること。
幼い聖女もいれば、そこそこ老獪な聖女もいる。
年齢制限はない。
年頃になったら引退して結婚するも良し、生涯現役を通すもよし……引退してからも次代の教育という職種もあるし聖女以外の職業もなくはない。
数は少ないが。
何故なら基本この世界には魔力の強い者しかいないからだ。
幼い頃から教会に通い、聖女となるべくして教育を受ける彼女達にとってはそれが当たり前。
だからわざわざ聖女に資格は必要ない。
髪や目の色や年格好、神官の指名、、そんなものは不要なのだ。
条件を付けるのは喚ぶ側だ。
聖女の力を欲する癖に、〝聖女とはこうでなければいけない〟などと条件を付ける。
「そんなモン付けるなら自分達で何とかしろや」
というなかれ、ヒトとはそういうものである。
だからこの国は様々な人種、髪や目の色に富んだ人々で構築されている。
出来るだけ召喚した側の条件に沿う聖女を送りこみはするが、もしそこでの扱いが酷かったり聖女の名を借りた生贄だったりすれば即彼女らは回収され、二度とその世界に召喚の輪は開かない。
尚、当の聖女がその世界に留まりたいと願ったならばそれは可能だ。
逆に聖女自身がそう願わなければいくら周りが妃にする決まりだ などと言って囲いこもうとも無駄である。
聖女の派遣は期間限定。
派遣された聖女の身の安全は教会が保証する。
収めなければいけない災害が甚大であるほど多大な魔力と日数を消費する。
だから報酬も高いが危険も伴う。
だが、世界が一つ滅べば磁場に狂いが生じまた別の世界に異変が生じる。
その天秤を保つためにこの世界は構築された。
この世界、引いては国の名前を〝聖女派遣協会〟という。
次話は0時頃アップする予定です(多分)。