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【第四八話】

すいません!投稿されてなかったので投稿します!

毎日投稿するって言って、昨日投稿されてなくて本当にすいません!

 ウナさんにああ言って出てきたはいいけど、大陸を渡らなきゃ行けないから、どこかで船に乗らないとなんだよね。

 確かマレガストから他大陸に行くための船が出ていたはずだから、まずはマレガストに行くべきか。

 となると馬車で行くか走っていくか、迷うところではあるけど、あいにく僕はマレガストの場所が分からないんだよね。

 多少の遅さは我慢して馬車で行った方が確実だな。


「ここら辺の馬車停ってどこにあるんだろう?」


 前に来た時は宿と図書館を往復してただけだから、この王都全部を知ってる訳じゃないし、迷いそうだなぁ。


「あっ、そういえば、エリカとミリカの様子も気になるし、一回あの子たちが働いてたレストランに行こうかな」


 時間ももうすぐ昼になるし、そこで腹ごしらえしてから近くの馬車停で馬車に乗って行こう。

 さて、どうするかは決まったけど……ここどこ?



 ***



 あれから適当に歩き回って、大通りに出れた。

 あれって迷って出れなくなったらどうするんだろう?

 死ぬまでずっと裏道をさまよい続けることになるのかな?

 都会……恐ろしいとこ……!


 と、そんなことを考えつつ歩いていると、見慣れた場所があった。

 約ひと月ほど通いつめた図書館だ。

 色々とまた調べたいこともあるし、時間があれば寄りたいな。


「ここが図書館ってことは……レストランはあっちかな」


 前の時の記憶を頼りに、レストランに向かう。

 図書館の場所から数分歩いて、ついに目的のレストランにたどり着いた。

 開店中となっていたので、早速中に入ると、「いらっしゃいませー」という声が聞こえてきて、女性の店員さんがやってきた。


「何名様でしょうか?」


「あ、一人です」


「かしこまりました。ご案内しますね」


 そう言って、先を進んでいく店員さん。

 案内された席に座ると、メニューを渡してきてた。


「こちら、メニューになります。お決まりになりましたらそちらのボタンを押してください。それでは失礼します」


「あっ……」


 エリカ達のことを聞きたかったのに、さっさと奥に行ってしまった。

 なんか前回に比べてすごく忙しそうだな。

 まぁ今なんてちょうど混む時間帯だし、そのせいかもしれない。


 僕はメニューを見て、結局前回と同じパスタとサラダ、それと何かよく分からない生き物? を模したゼリーを頼んだ。

 注文を聞きに来てくれた人に、エリカ達のことを聞いてみると、そんな人はいないと言われてしまった。

 二人はどこへ行ってしまったんだろう?

 店長さんとかなら知っているかもしれないけど、わざわざ聞くのも……。

 少し心配ではあるけど、たった一ヶ月同じ宿に泊まっただけの僕がそこまで気にすることでもないのかな。

 そう考えているうちに料理が届いた。


 どこかで会えたら話そう、くらいに落ち着き届いた料理を食べる。

 パスタは相変わらずの美味しさで、サラダもドレッシングとの相性がよく、サッパリしていて美味しい。

 問題のゼリーなんだが、モチーフとなったのは『チャチュアップリ』という謎の生物らしい。

 小さい体で二足歩行をする目が飛び出た生物だった。

 僕はこいつがモンスターだと言われても納得するぞ。


 見た目はアレだが、味はしっかり美味しかったチャチュアップリのゼリーを食べ終わり、お会計をして店を出る。

 それから馬車停に向かい、マレガスト行きの馬車が無いかを確認。

 もうすぐ来る馬車がちょうどマレガストに向かうものだったので僕はベンチに座って馬車が来るのを待った。


 数分で、馬車がやってきて何人かのお客さんが降りていった。

 それと入れ違いに僕は馬車に乗り込む。

 中にはもう数人しか人がおらず、僕は空いていた端の方に腰を下ろした。

 御者の人は出発の時間になると、「アィヤー!」と声をあげると、馬車はゆっくりとした速度で進み始めた。


「おう、兄ちゃん、冒険者か?」


 馬車の速度が上がってすぐ、僕の隣側に座っていた男性が話しかけてきた。

 男性はだいたい三十代くらいで、重そうな鎧を纏っており、腰には剣が下げられていた。

 赤い髪をオールバックにしており、左目の下に古い傷跡がある。


「いえ、ただの旅人です」


 冒険者ね。

 なろうかな、とは思ってるんだけど身分証明が簡単になるってこと以外そこまで魅力を感じなかったから今のところ放置してるんだよね。

 お金は冒険者にならなくてもモンスターを倒して持ってけば換金してもらえるし。


「ただの旅人、ね? 随分と強そうな旅人か居たもんだな?」


「いえいえ、あなたの方が強そうじゃないですか」


「ふはは、見た目が強そうじゃなかったら馬車の護衛なんてできねぇからな!」


 なんだ、この人はお客さんじゃなくてこの馬車の護衛だったのか。

 初対面で強そうとか言われたこと無かったから、なんて返したらいいか分からなかったけど、あの返しで良かったっぽいかな。


「いきなり話しかけてすまねぇな。俺の名前はガルド。冒険者だ」


「僕はルイス。さっきも言った通り旅人です。暇してたので、全然問題なかったですよ」


「この馬車に乗ったってこたぁ、マレガストの乗船場が目的か?」


「よく分かりましたね」


「仕事柄勘は鋭くなるんだ。ルイスが強そうだと思ったのもそれだな。一目見て、こいつはつえぇと分かったぜ」


「そう言って貰えると嬉しいですけどね」


「まぁ、もしモンスターや盗賊がでたら俺らでやるから、ルイスは客として中で待っててくれや」


 俺ら?

 ガルドだけじゃなくて他にも冒険者の護衛が乗ってるのかな?

 まぁ、確かに馬車の護衛が一人だけってもの考えにくい話ではあったけど、かと言ってそれなりの人数ってことになると僕以外の乗ってる人みんな護衛とか?

 モンスターも増えてるらしいから確実にマレガストに着くまでには戦闘になるだろうし、そこで分かることか。


「手が足りなくなったら言ってください。僕も協力しますから」


 ここで会ったのも何かの縁。

 助けられることは助けよう。


「そうなったらよろしく頼むわ。もし危なくなったら逃げてもらうけどな」


 僕は、それを聞いて「少し寝ますね」と言い、目を瞑った。

 オーダーと心の中で話しつつ、ゆっくりと意識を落としていった。

昨日投稿したつもりで寝たんですけど、今日の分書こうと思って開いたら何故か投稿せずに置かれてて、急いで投稿しました。

本当にすいません!

本日日本投稿するんで許してください!

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