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【第二五話】

朝投稿できず、申し訳ございませんでした!

明日は6時に更新するので、よろしくお願いします!

 僕は串焼きを売っているおじさんがいたので、良さそうな宿の場所を聞きつつ、串焼きを一本買った。


 その後紹介された『メコイチ』という名前の宿に泊まった。

 夕食も出されたが、少し塩気が強いものが多かった。

 串焼きおじさんがこの宿を紹介した理由の一つが、風呂があるということだ。

 普通の宿屋には風呂は無く、蒸しタオルで体を拭くくらいしか出来ないとのこと。

 魔法の中には【クリーン】という汚れを落とすものもあると言うが、僕には使えないので言っても詮無きことだ。

 その日は風呂に入って、眠りについた、


 そして現在、僕は宿を出て村に向かって歩いていた。

 今朝も味の濃い朝食を食べ、朝イチで村に向かっているのだった。


 道中、前回は遭遇しなかったようなモンスターと数多く遭遇した。

 村にいた時に聞いた話では、ここら辺に出るモンスターはゴブリンやウルフ、稀にオーガやシャドーファングといったそれぞれの上位種が見られるくらいだった。

 それが今ではエレメンタルモンキーやモンスターペアレンツ、スモールドラゴンといった強力なモンスターがそこら中にいた。


 エレメンタルモンキーは色々な属性の魔法を操る猿で、成長したエレメンタルモンキーは上位魔法をも使うことができると言われる。

 見つけ次第討伐が推奨されているモンスター。


 モンスターペアレンツはその名の通り、モンスターの親だ。

 謎の奇声を上げながら色々なモンスターを生み出すことから、モンスターペアレンツが現れたら大人数での対処が必要とされている。

 モンスターペアレンツの叫び声を聞いたものは体の震えが止まらなくなるとも言われている。


 そして、スモールドラゴンは、名前の通り、小さなドラゴンだ。

 まぁ、ドラゴンと言っても下級ドラゴンよりも更に下にで、トカゲの仲間とされているが……

 それでも、小さな身体に見合わぬ攻撃力で、一般人なら一撃でバラバラになるほどだ。

 竜種というだけあり、繁殖力が低いので珍しいモンスターらしいが……


 村に行くための森の近くで、これだけのモンスターが見つかった。

 前までは確実にいなかったものなので、これも龍脈のエネルギーが関係してるのかもしれない。

 ていうか多分関係してる。


 魔法が使えない僕は、遠距離攻撃が得意なエレメンタルモンキーと、数が多いモンスターペアレンツは逃げつつ、一匹だけのスモールドラゴンを探していた。

 スモールドラゴンならまだ僕でも戦えると思ったからだ。

 村を襲った赤竜を倒そうとしている身としては、最下級ドラゴンであるスモールドラゴンくらいは倒せるようになっていて欲しい。


 そのままモンスター達から隠れながらも村に向かう。

 奇跡的に、モンスターに見つかることも無く、僕は村にたどり着けた。


 僕は変わらない村を見回して、それからみんなのお墓に向かった。


「みんな、ただいま……」


 ホントなら毎日でも来たかったりするが、距離なんかの問題でそれは出来ない。

 今では僕が剣を抜いてしまったせいで森にモンスターが蔓延ってるし。


「挨拶も済んだし、早く剣を戻しに行こう……」


 僕は、早速家の地下に向かった。


 地下への扉を開くと、中から黒い霧が吹き出してきた。

 剣を抜いた時よりは薄かったので、まだ中は見えるが、それでもこの霧を何とかしないと、中に入ることすら困難かもしれない。


 そう思って、どうしようか悩んでいると、腰の剣が光っていることに気がついた。

 本当にうっすらと鞘が光っていただけだから、今まで気が付かなかったけど、確かに光っている。


 僕が剣を手に取ると、剣は光を強くし、周りの霧を吸い取っていった。


 そういえばこの剣に鞘がついたのも、霧を吸い取った結果だったよな……

 もしかしたらこの剣には黒い霧を吸収するような力があるのかもしれない。

 本の内容が間違っていないのなら、この剣は龍脈のエネルギーを吸収する力があるので、この黒い霧が龍脈のエネルギーって可能性がある。


 そうして霧を吸い取っていくと、中に入れるようになったので、僕は地下に下りていく。

 例の空間に来ると、そこは階段よりも一段と濃い霧だった。

 僕がその霧も、剣で吸収すると、剣の光は収まってしまった。


「さて……それじゃあ、刺さってくれよ……!」


 僕はこの剣が刺さっていた穴まで来ると、剣を戻そうとする。


「ぐっ……」


 しかし、剣は何かに弾かれるように、刺さってくれない。

 何度も挑戦するが、上手く刺さらない。


「ッ!」


 仕方ないので諦めて戻ろうとすると、上からとんでもない爆発音が聞こえてきた。

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