カードゲーム
目の前にいる奴のことが全部分かるなんてことはない
分からないから推し量るしかない
コミュニケーションなんて結局カードゲームだろ
勝ち負けのないカードゲーム
互いに手札のカードを見せ合い
互いの手札を予想する
同じ数字で驚いたり
違う数字を楽しんだり
大きさを競ったり
泣いたり笑ったりして
だけど本当に大事な
大事な一枚だけは
誰にも見せることなく
ずっと手元に置いたまま
そしていつかいつの日かこいつにはって奴に出会えたら
一枚だけ隠したカードを見せよう
同じ数字はこそばゆい
違う数字は面白い
大きくても小さくても
認め合えれば素晴らしい
そして人生で一番
大事な瞬間が来たら
隠してたこのカードを
そっとフィールドに出すだろう
コミュニケーションなんて結局カードゲームだろ
終わることのないカードゲーム
だから分からなくて当たり前さ
失敗も含めて、所詮はカードゲームだ
なんかピコッと思いついて、それで書いたやつです。
今日はもう一作、小説の方を投稿できるかも。