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6・アタリなダンさん。

情報を持ってきたのはダンさんの知り合いだった。

以前はギルドの冒険者をしていたという。


街はずれの安宿に一人で滞在していたらしい。

名前とかは分からないそうだ。

ともかくその宿に行ってみることにした。


胡散臭そうな目で見られたけどお礼にちょっと銅貨を支払ったら話してくれた。


今日で三日・・戻っていない。

宿代は日毎に支払っていた。

フードをあまりとらなかったので断言はできないが多分オレだと思うそうだ。


いつからこの宿にいたのかと聞いたら今日で一週間だという。

う~ん、、違うね。


一日目に草原で目覚めてギルド登録。

二日目は薬草採取と金色イノシシ。

三日目に商人さんに返金。

四日目に岩熊退治。

今日は四日目なので一日ズレている。

でも、情報料はちゃんと払うことにした。


ちゃんと払うって分かればもっと他の人からの情報が入るかもしれないからな。


宿の人と情報を持ってきてくれた元冒険者さんにお礼を言って

ギルドに帰って来た。

一応受付さんに違ってたことだけ報告。


また何か来たらお願いしますと挨拶して帰った。

なんだか疲れちゃったけどまだ第一歩だと思うことにした。


宿に帰ったら護衛のダンさんが来ていた。

あすからまた護衛の旅に出ると言う。

前とは違う街へだけど一月ほどで戻ってくるそうだ。


オレの方は情報はあったけど違ってたことを報告。


それなら明日からの旅についてこないか? と聞かれた。

一カ月で戻ってくるので情報も少しは溜まってるだろうし

ココには無いのかもしれないから別の街で聞いてみるのも

悪くは無いように思える。


ギルドのお姉さんに留守の間の事をお願いしてダンさんに

付いて行ってみることにした。


そういえばこの街以外はアノ目の覚めた草原とか街道、採取にでかけた森

くらいしか知らない。


少し動いて今いるココがどういう処なのか知ってもイイかもしれない。

ベテランのダンさんが付いてるんなら迷子にもならないだろう。


情報はハズレだったけどダンさんはアタリだったかもと内心で思ってしまった。

ダンさんって人がよさそうだもんねえ。

面倒見もよさそうだし……


他の街で彼の情報ってあるのかねぇ。

まあ、無くても生きるのには困りそうもないね。

ギルドでちゃんと仕事ができてるようだから。


さて、ちゃんと帰って来られますかね? 

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