49・前の晩。
出発の前の晩に物理ダメージ軽減のお札の事をサトーさん達に相談してみた。
神官さんの言った
「身体強化のできる兵士や冒険者ばかりじゃあない」
と言う言葉がとっても気になったからだ。
旅をするのは兵士や冒険者だけじゃあないからお守り代わりにでも
皆に持ってもらえれば地味でも効果はあると思う。
モチロン造れるのは神官だけじゃあないけど神殿とギルドで手頃な値段で
売ることができれば普及させるのはそれほど難しくないだろう。
現役の神官さん達は全員できたからあの人たちに他の街の神官さん達に
指導してもらうのはどうだろう?
魔法の発動法を王都の神官さん達がアチコチの領地へ出張して
指導するのになってたように。
ガイ様は神殿側と相談してみてくれることになった。
神殿の資金を確保するのにも領民の安全を守る事にもなると賛成してくれた。
まあ、お値段とかどこで売るかとか色々あるだろうけどね。
観光旅行(?)のお供はオレと騎士さんと兵士さんが一人づつ、
あと冒険者が2人……なんとダンさん兄弟だった。
「万が一のことがあっても秘密を守ってもらえそうだからね。
彼の手指のことも聞いている。
まあ、お互い秘密は厳守ということで納得済みなんだよ。
よろしく頼むよ」
ダンさん達は領主のガイ様からの依頼ということでコチコチに緊張してた。
大丈夫ですよ。普通の護衛の仕事と同じなハズですから。
あー、危なそうなところに行きたがってるアブナイ客だけど。
どうも領地の東側のほうが西側より魔獣の出現が多いらしい。
東にはフロルやダートの街が有るんだよね。
トロルや二股の尾のサーベルタイガーが出た所は真ん中辺りだけど
あのあたりから西側は出てないそうだ。
う~ん、東側になにかあるのかね?
領都は真ん中より少し西側にある。
旅は東に向かって行くことになる。
久しぶりにダートの街にも寄れるかもしれない。
ノンキにそんなことを考えてたんだけどねぇ。
やっかいごとが山程な旅になっちゃったんだよね、コレが。
戦争の後遺症もまだまだ残ってるのに魔獣や魔物の出現が増えてるんですね。
少しでも改善できることはなんでもやって置きたいと
ガイ様はお考えなんでしょう。
クローバー君がしてるのはどっちかといえばちっちゃいことですが
ガイ様はバカにするでもなくちゃんと聞いてくださってます。
さて、これで観光旅行に出発ですね。
そういえばココって温泉あるのかなぁ?




