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12・騎士さんも特訓。

騎士さんは神官さんの親戚なんだそうだ。

骨ドラゴン退治が済んだので特別休暇をもらったとかで

実は神殿に一緒に付いて来ていた。


子供や大人に魔法の特訓初級コースをさせてるのを見て

自分もやってみたいと言い出した。

あんまり魔力は無いみたいなんだけど。

というか神殿の子達の足元にも及ばない。


なんとか発動にこぎつけたもののホントに火種程度だ。

う~ん、困ったね。

これでも継続していけばもっと使えるようになるだろうけど

魔法使いを名乗れるほどの威力にはならないだろう。

手品程度とでも言うべきか……


ん? 手品? 

なんか〔手品〕って言葉にひっかかりがある気がするが……


彼は騎士だから魔法が使えなくても恥じゃあない。

なので〔身体強化〕の魔法を教えた。

以前はあったので聞いたことが有るらしいけど戦争でできる人も教えられる人も

ココには居なくなったそうだ。


コレは魔力はさほど要らないし上達すれば必要な一瞬だけ

力と体を強化したりもできる。


魔力は少なくてもカンのいい人だった。

あっという間にマスターしてしまった。

なのでアイテムボックスの刃引きの剣を渡してみる。

コレは刃引きで練習用みたいだけど実は魔剣の類だ。

魔力を上手く纏わせられれば別格の威力がある。


あー……ずいぶんとカンタンにこなしたねぇ。

まあ、この騎士さんには色々お世話になったことだしあげることにした。


刃引きとはいえ魔剣なんぞもらうとは思ってなかったらしい。

オレはもうじきこの街をでてまた元のフロルの街に帰る。

また魔獣がでてもあの魔剣が使いこなせていれば倒すのが少しは楽かもしれない。


騎士さんは

「そういえば名乗ってなかった。オレはロブだ。

神官はイージス。従兄弟なんだ。でも似てないだろ?」

と自己紹介と神官さんの紹介をした。


オレ、自分が誰かわからないので仮の名前としてクローバーって名乗ってます。

持ち物に四葉のクローバーが描いてあったので。


「クローバーってなんなんだ?」


だいたい家畜の飼料になってましたね。

普通は三枚の葉っぱなんですけど時々四枚の葉っぱのものが見つかるんです。

見つかるとちょっとした幸運が来るということになってます。

アイテムボックスのチタンカップの底裏を見せた。


「そんなのは見たことも聞いたことも無いな。

お前が忘れてる過去の中にある幸運を招く草……だな」


神官さんはソレは手掛かりになるかもしれないと言った。

聞いたことのない珍しい草なら図書館のある街に行けば

調べられるかもしれないと言う。


一番近い図書館のある町は領主の住んでいるブランという街だそうだ。

ココからは少し遠くてフロルの街の向こうで馬車なら三週間ほどかかると言う。


一度フロルに帰ってから出かけてみようか。

この街にはオレの情報は無かった。

でも、手がかりになりそうな図書館のある街が分かった。


図書館か……

なんかあんまり縁がなかったような気もするけど。

ともかく次に行くところは決まった。

商人さんが帰路につくまであと少し。

神殿の子供たちともうちょっと遊んでてもイイよね。



 騎士のロブさんは身体強化の魔法を同僚や兵士にも教えました。

教えまくりました。

おかげで訓練のケガも減って皆の技量も上がったそうです。


魔獣は又出ましたが今度は前回より余裕で倒せたそうです。

よかったね。

技術を伝えるって大変ですよね。

教える方も教わる方も。

昔は見て盗め! つまりそれくらい真剣に観察することから

ということだったんですが最近は効率よく教えるために

懇切丁寧な指導というのが多いそうです。


でもまあ、集中力と観察力、あとは根気が必須なのは

変わらないでしょうね。


この騎士さんみたいにカンが良くて器用な人は

そういません。

まあ、羨ましい人かもしれません。魔力は少ないですけどね。

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