表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アマルの傷  作者: BIBI
9/19

学園生活 NO.9

それからも、殿下は変わらずに騎士科の稽古を僅かな時間でも見に来ていた。

学園内で会うと挨拶を交わすようになった。

段々と挨拶以外に一言二言話すようにもなった。

それは、他愛もない事ばかりで、天気だったり、剣術の稽古についてだったり、王都で流行りのお菓子だったりしたが、楽しい時間だった。


学園生活も終わりを迎える頃になると、殿下は政務でお忙しらしく、あまり登校しなくなった。

卒業式の後は、恒例の記念パーティーが開催される。

婚約者のいない者は皆慌ただしくパートナー選びを決めなければならない。

騎士科の女性徒もこの時ばかりはドレスを着用するきまりだ。

学園の卒業生のお兄様は私をエスコートするとはりきっているが、私は気が進まない。

夜会用のデコルテの深いドレスは着られないから、本当は騎士科の制服で出席したいくらいだ。

お母様は私のドレス姿を大層期待してるのでそうもいかない。

気が重い。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ