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アマルの傷  作者: BIBI
2/19

アマル17歳 NO.2

私は15歳で王立学園へ入学し、今は最終学年になった。

最初の1年は一般課程も騎士課程も一緒に授業を受けるが、2年目からは、それぞれの専門課程に進む。

騎士課程と言っても、剣の鍛錬はもちろんだが、卒業後の進路に応じて、騎士、医務官、事務官など多様な分野がある。

最終学年になるとそれぞれの専門分野に特化する。

騎士課程の令嬢は殆どが医務官か事務官を専門とするが、私はただ一人騎士を目指してる。


「キャー アマル様よ! 素敵!」

「今日も一段と麗しいわ!」

「こっちをご覧になったわ。 倒れてしまいそう」


「アマル嬢は相変わらず凄い人気だな」  

「あー 俺もあんなに騒がれてみたいよ」

「お前は無理だろう。容姿端麗、頭脳明晰、リーサ将軍のご令嬢、そして、なによりあの剣の強さじゃ誰も叶わん」

「卒業後は近衛師団に所属するんだから、騒がれるのも無理ないな」


「あ、フランソワ殿下が来たぞ」

「1年の時にアマル嬢からコテンパンにやられてるのに、よくもまあ、毎日飽きもせずに来られるよな」

「まあ、フランソワ殿下だからな」

「おい、聞こえたら大問題だぞ」

「でも、2年生になってからは令嬢達は一緒じゃないよな」

「あー、どうしたんだろうな? どうせ陛下から注意されたんじゃないか?」

「殿下もそろそろ婚約者を決めないとならないだろうから」

「でも、殿下はこの頃変わられたな」

「お前もそう思うか? 俺もそう思うよ」

「何か逞しく優しくなったよな」

「フランソワ殿下もしかしたらアマル嬢、、、 いやなんでもない」



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