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アマルの傷  作者: BIBI
15/19

フランソワの日常 NO.15

僕たちが卒業して半年が過ぎた。


今も卒業パーティーのことを思い出すと浮かれてしまう。

僕はアマルと呼ぶことを許してもらった。

そして、馬車の中で僕の名前を呼んでもらった。


「今、二人だけだよ? フランソワだ」


「えっ! フ・ラ・ン・ソ・ワ さま、、、」


アマルの赤く染まった顔が可愛らしくてどうにかなりそうだった。


父上や母上からは無理強いするなと強く言われてるけれど、気持ちを抑えるのが難しい。


それなのに、、、

あれから、一度も呼んでもらって無い。


アマルは近衛騎士として王族の警護をしてる。

随分と評判は良い。

女性騎士として、今はイリア王太子妃の警護に重点をおいてる。

僕は時間がある時はアマルに話しかけたり、王城内ですれ違うと挨拶するが、殆ど会釈で終わってしまう。

アマルは僕を見ない様にしてるのか?少しぎこちない気がする。

公務での視察等で僕の警護を、たまにするときがある。

その時は良いところを見せようと力が入る。


エイドリアン兄上は昨年公爵令嬢のオリヴィア嬢との婚姻を機にドマーニ公爵なった。

変わらず、セドリック兄上の片腕として、そして、将来の宰相として活躍してる。

僕も視察先の改善点など、自分なりに提言して、アマルに認めて貰えるように努力し続けてる。


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