表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/20

日本書紀

ようやく読み終えた。

ドラマの全領域異常解決室を観てから、すっかり日本の神様に魅了されてしまった。

蛭子なる神様の記述は日本書紀には無かったが、きっと古事記にはあるのだろう。


ここでちょっとおさらい。

全領域異常解決室とは。

つい最近までドラマでやっていた「人知では解明できない異常なる事件」を担当する特務機関の話。

その特務機関で働く職員は皆、人間の形をした八百万の神様である。

ある日、蛭子なる神様が現れて、八百万の神様に反旗を翻す。その蛭子との全面戦争を描いた痛快ドラマだ。と言えば分かりやすいだろうか。

昔、「スペック」というドラマがあったが、それを好きな人は好きなんじゃなかろうか(私は逆パターンで、全領域からスペックにハマった。もしスペック観てない人はアマプラやレンタルで借りて観て下さい)。


そんな神様達の全面戦争話が面白くて、神様について知りたくなった。そこで記紀を読みたくなった。記紀とは、古事記と日本書紀の事である。

とりあえず簡単に読める本をということで家の近くの本屋に向かった。古事記と日本書紀どちらもあったが、先に日本書紀から読もうと思った。何故なら、古事記より若干本の分厚さが薄かったからに他ならない。


で、日本書紀。

藤原不比等が中心となって編纂された天皇家について記述された対外交用の歴史書である。藤原不比等って誰やねん。簡単に言うと中臣鎌足(後の藤原鎌足)の実子である。その為に、藤原一族に都合のよい解釈で書かれていて、古事記とは若干の相違がある。


古事記とは。

稗田阿礼(ひえだのあれい)が各地方に伝わる伝承を聞き込み編纂した歴史書。なので、古事記の方が忖度無しだと思われる。しかし、伝承をまとめたに過ぎず、地方や聞いた人により様々な解釈があったりと、諸説ありということで何が本当なのかやはりよくわからない。


そもそも日本書紀も古事記も天皇の命令で「日本の歴史書を作れ!」と言われて作ったものだ。当時の人々に


「日本ってどう作られたか知ってますか?」


と聞いたところで、「昔々あるところに~」って伝承されてきた話をまとめただけで、その話も伝承の粋を出ない上に、地方によっても伝承の解釈が違う等して、要は、日本の歴史の始まりには諸説あり!ということでしかなく、至極曖昧なのだ。


藤原一族に都合の良い歴史編纂+曖昧=日本書紀


各地方・各人に聞いた昔話の編纂=古事記


簡単にまとめるとこんなイメージか。

結果どちらも曖昧。どちらにも似たような話があるけど、諸説ありと注釈されていて本当のところは分かりませんってなもんである。


曖昧なままにスタートする日本の歴史。

ただ、神様がいたという話とその名前はどちらにも共通している部分がある。


イザナギ

イザナミ

アマテラス

ツクヨミ

スサノオ


この五柱は覚えておいた方が良さそう。

ちなみに神様の数え方は柱というらしい。


イザナギとイザナミが結ばれて、三柱が産まれました。

日の神長女アマテラス

月の神長男ツクヨミ

次男スサノオ


で、長女と長男が喧嘩して昼夜を隔てて住むことになった(まるでワン○ースのイヌアラシとネコマムシみたい)。


スサノオは、あまりにも暴れん坊だったので親から勘当されて天の地から異界の地へ追放処分を受けました。が、姉ちゃんにご挨拶してからって訪ねようとしてました。

姉ちゃんは勘当された次男坊が来るって聞いて、

なに?私に仲介でも頼めとか?もしくはここで住まわせて的なお願い?無理(ヾノ・∀・`)


と思ったので、スサノオの、ただ姉ちゃんに挨拶したいだけ、という真意は本当なのかどうかのテストをする事にしました。

アマテラスの勾玉をスサノオに、スサノオの剣をアマテラスに渡し、アマテラスは言いました。


私の勾玉を噛み潰してプププっと吹いて出して下さいな。私はあなたの剣で同じことをします。男神が出たらその者が正しいってことで。よろしく


スサノオは言われた通りにしました。すると男の神様が五柱産まれました。

アマテラスもすると、女の神様が産まれました。


アマテラスは言いました。

いやいや、勾玉は私の私物。そこから産まれたのが男神。なら、私が正しいわ。


うっそ~


つってスサノオは姉ちゃんに追い出され異界の地に追いやられました。スサノオが降り立ったのは日本でした。



フランクに言うとこんな感じ。


長々と読んで頂きありがとうございますm(__)m

次回はスサノオ編です。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ