表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幽霊作家  作者: ふりまじん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/40

心霊捜査


「参考資料…さっきもお宝がどうとか、言ってましたよね?」

文月の不信顔に向井は決心した様に話し始めた。

「ああ…赤本あかぼんが、関わってるかもしてないんだ。」

向井は表面上は冷静を保っていたが、瞳の内側に冒険を楽しむ少年の衝動を隠しきれずにいる。

「あ、赤、ぼん…ですか?」

文月が当惑しているのを感じると、向井は慌てて説明を始める。

「ああ、黒本…グリモワールは西洋ファンタジーでも有名だから知ってつかも知れないけれど、英国には悪魔の赤い本の伝説があるんだ。」

向井は醤油の話でもする様に流すが、文月には黒本なんて知らなかった。

「は、はあ。」

文月は黒本のツッコミをするのはやめた。どうせ魔術関係の本だろうし、それは文月にも乱歩作品にも関係ないと思ったからだ。

「アッピンの赤い本と言われていてね。大魔王バールの本だと言われている。」

「それ、『悪霊』に関係ありますか?」

大魔王の言葉の出現に文月は構える。

「あるよ。まず、この話で乱歩先生は心霊事件を心理学で説明しようと考えている。

殺された人間から犯人を聞くのが1番確かだろ?」

向井は何やら嬉しそうである。

「そうでしょうか…」

芥川作『藪の中』の内容を思い出した文月は、被害者の霊を疑った。それより何より、霊媒師が事件を解決しまくったら、読者に飽きられるに違いない。

「いまは、確かに懐疑的にはなるだろうね、でも、30年後には普通に認知されてるに違いないよ。『心霊捜査』を。」

向井は嬉しそうに話すが、文月は慌てる。心霊捜査?あの、18才の龍ちゃんの思し召しで犯人をあげるのだろうか?

「そんな思し召しで犯人を特定しても、未来人は良くても現代の雑誌の読者は認めませんよ。」

文月はふきげんに向井に言う。すると、向井もそこは同意する。

「ああ、ただ、霊媒師が犯人を名指ししても、それで現代人が納得するわけはない。

霊媒師はあくまで、犯人の特徴や動機を推察するだけで、そこから、近代捜査を始める、と、行かなきゃいけなかったはずなんだ。でも、捜査の段階を表現が無いのは、実在しているはなし、もしくは文献を余り変えずに使ったから、じゃ、無いかと思うんだ。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ