本編主要登場人物紹介
空軍
八重島鷹 転移直後16歳 男性
生年月日2018年5月6日
概要
本作の主人公、転移後は独自のカスタムを施したYF23グレイゴーストに搭乗した。異世界に転移以前に両親は亡くなっており、父親の知人である田中弘治の下で生活していた。
性格は衝動的に動くこともあるが、冷静さを身に着ければその真価を発揮できる。
容姿についてはごく普通の日本人である。鳶色の虹彩と、墨のような髪を短く刈り上げている。顔立ちは精悍さが垣間見えるが、幼さが勝る印象だ。
本編完結後の足取りとしては、総帥らの召集と要請に応じ、組織の再結成を行い、数々の戦争に参加した。
白波瀬文 主人公らと合流直後16歳 女性
生年月日2018年9月8日
概要
本作においては、主人公の将来の伴侶として登場。
搭乗機はMIG1,44→F15C。
主人公の所属する組織が転移して本格的に活動する前から、異世界において活動を行っていた。
その理由は本編開始前に自殺(実際には他殺)していたため。
死後に神を自称する存在と出会い、異世界への転生を果たした。
その際、死亡時の肉体で転生できるように交渉したらしい。
本格的に組織と合流したのは、地球における西暦2035年4月ごろからである。合流するために森林内を進んでいた際、魔物の集団と遭遇。
戦闘が発生し、辛くも勝利したものの、体力を使い果たした。
結果、開けた場所で気絶した。その気絶した地点が丁度組織の車列が通り過ぎる進路上であった為、無事に保護されて合流。
大陸の拠点においてひと悶着有ったものの、無事に主人公率いるフェニックス隊に合流する事ができた。
性格は依存傾向が強いものの、昔ほどではなくなった(主人公談)。少しばかり引っ込み思案なところはあるものの、行動力は高い。
容姿については八重島鷹と同様ごく普通の日本人である。
本編終了後は、主人公に遅れて30年後に組織に復帰した。理由は主人公との間に生まれた4人の子供の育児のためである。
復帰後は主人公と共に数々の戦場を駆け抜けた。
紀乃豊作 本編初登場時47歳 男性
生年月日 1998年4月8日
概要
本作においては、主人公が隊長に任命された後に初めてついた部下。
搭乗機はF4EJ改。片足を無くした老人だが、正体は元空自の戦闘機パイロットで、最強とも称されるアグレッサー部隊の隊長も一時期務めていた。しかし、飛行訓練中に使用していた機体が爆発。
運よく脱出に成功するものの、片足を無くし、更に同じ機体に乗っていた部下が行方不明になるという惨事となった。これが29歳の時である。
この事がきっかけで自衛隊を退職し、関西の片田舎でひっそりと暮らしていたが、息子たちのやっていたゲームをやってみると、思いのほか面白かった。
そのゲームをやりこんでいるうちに、主人公らと遠隔ではあるものの協力プレイを行い、この活躍から異世界に転移する組織の傘下に入った。
性格は穏やかそのものだが、いざと言う時は空自時代の知識をフル活用して作戦などを立てる。所謂参謀のような存在。
容姿はごく普通の日本人だが、白髪が目立つため、年齢以上に老けて見える。
本編終了後、再結成された組織に合流するが、地上における座学の講師をしている。
柿沢政教 本編登場時肉体年齢17歳 女性(精神は男性)
生年月日 2000年12月28日
概要
本作においては、主人公が3番目に部下にした人物として登場。
搭乗機はF4EJ改→F15C。
最初は大陸拠点における整備部隊の隊長として着任していた。
しかし、その正体は空自在籍時の紀乃豊作の部下であり、事故により行方不明になっていた人物である。
当人曰く、あれは事故ではなく事件だとのこと。
爆発する寸前、ミサイルのようなものが見えたと証言している。
死後に神を自称する存在に出会ったが、転生した際にこの容姿に変えられてしまったらしい。異世界に転移した後に活動していた期間は比較的長かった。
後述する有馬直率いる部隊の使用する地図の詳細な情報は、彼(彼女?)の証言によるところが大きい。集落の名前や出現する魔物の詳細な種類の違いなど、おおよそ16年にわたって集積されたデータは、組織の計画的な探査計画に大きく寄与した。
性格は常に落ち着きを払っているが、想定外の事態になるとテンパり易い。
容姿については相当日本人のそれからかけ離れている。
青色の髪をうなじで纏め、浅葱を思わせる虹彩が特徴である。
背の高さは比較的低く、身体的特徴もそれに準じている。
本編終了後は紀乃豊作とパン屋を経営していたが、組織が再び活動を開始したことを知ると、直に合流した。その際は戦闘機隊ではなく補給部隊の所属となっている。
陸軍
有馬直 本編初登場時28歳 男性
生年月日 2007年10月5日
概要
本作においては、主人公が隊長に就任した後の作戦において、地上部隊を指揮していた人物。
また、組織に所属していた人員としては最も早く異世界に入った人物である。
このため、普段は大陸における諜報活動の指揮を現地から執っている。
魔物の大群が南下してきたときは、山岳地帯からその詳細を本部に報告していた。魔物の大群を退けた後も大陸に残り、現地情勢の報告を行っていた。
しかし、人員交代時に魔物の襲撃を受けて部下を戦死させるという経験をしている。
性格は寡黙だが実行力に優れ、冷静に戦局を見極める観察眼を持つ。
容姿は日本人のそれで黒髪だが、虹彩の色は鬼灯を思わせる赤色である。
本編終了後、特に日本国と国交のない国家に潜入して様々な情報を集積、外務省の知人にその情報を流している。
組織再編後は再び復帰し、特殊部隊育成のために尽力している。
親戚に有馬忠義がいる。
友軍部隊
海軍
篠原大志 本編初登場時49歳 男性
生年月日 1996年9月3日
概要
本編に登場する船乗り。座乗艦は”はるかぜ”。
組織の所属ではなかったものの、組織の人員と接触した際に、友軍戦力として加わった。
後述する鋪野弘作、畠山恵一の3名は知人同士であり、ある事故がきっかけで異世界に転移する事と成る。
その際神に要求したことは、”指定した船舶を一人一隻手配すること”という条件だった。
組織接触時、彼らは異世界に転移後10年が過ぎていた。
その間に駆逐艦蕨、戦艦霧島、空母飛龍を保護して海上を起点に活動を行っていた。この10年間において集積された海底地形や潮流、海水の成分解析、水温などといったデータは組織内で有効活用されている。
性格は物腰柔らかく、穏やかで他人からの意見具申を聞きそれを考慮して作戦などを立てる。戦場にひとたび立てば、豪胆かつ繊細な操艦でもって勝利に導いてきた。
主人公が戦前日本から帰還した際その座乗艦と共に姿を現さなかったのは、座乗艦が戦没、そして彼は戦死していたためである。詳細は別の作品で明かす。
鋪野弘作 本編初登場時33歳 男性
生年月日 2002年5月6日
概要
本編における海軍軍人。座乗艦は”しらね”。
性格は用心深く、常にリスクを警戒する。
本編終了後は、海上自衛隊に入隊した。
また、彼が初めて艦長を拝命した艦も、”はるかぜ”だった。
畠山恵一 本編登場時47歳
生年月日 1998年12月8日
本編における海軍軍人。座乗艦は”わかば”である。職業は海上自衛官。
性格は熟考に熟考を重ねるもので、老練さをうかがわせる。
紀乃豊作とは、防衛大学校時代の同期生である。
本編終了後、自衛隊には復職しなかった。
組織再編後は、正式な隊員として所属した。
山口多聞 本編登場時51歳
概要
史実において日本海軍の第二航空戦隊の指揮を執っていた人物。
しかし、1942年のミッドウェー海戦にて飛龍艦上にて戦死した。
本作においては、その戦死後に異世界に転移。主人公の回収などを務めた。
主人公が帰還する2週間前、南方からの魔獣の襲撃を受け戦死。
その他多くの日本陸海軍の戦闘機搭乗員、及び整備員など後方支援要員。




